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2019年11月21日 

現代社会の不健康な点は、大なるストレスがあることです。小学生もストレスを持っている、との言葉を耳にしたときは、子どもがおふざけではございませんよ、なんてわたしは思ったものですが、大人社会のストレスが、子どもたちの生活にも深く浸透しつつあるのだろうな、と近頃は思い始めています。

ストレスでズタ切れになった神経を持ったままでは、それを解消しないことには、当然長生きは無理です。そのストレス解消法ですが、わたしの場合は数年前にこんなことを決心しました。すなわち、日常生活のなかでは「意に沿わないことはしない」です。

仕事をしているとそれは通りませんが、幸いにして自分が好きにできる教室です、たまにわがままな生徒もいますが、こちらは年の功、そういうのを相手にやり過ごすことができます。

自宅で日本語教室。これは教わる側も教える私も楽しみでやっています。何が楽しみかと言うと、日本語を教えながら母国についての新しい発見があったり、それを通して新たに興味の対象を広げることができたりするという点です。

猫たちの世話も、近頃は老年でボケ猫ちゃんも出てきたので少し手がかかりますが、可愛い仕草は気持ちを癒してくれますし、たまに頭にきて大声で怒鳴るのもストレス発散になっています。

こうしてみると、わたしは結構好きなように、あまりストレスのたまらないような生活に入っていると思えます。

人間家業を半世紀+20年以上もやってきてきますと、欲が出て来て、できるものなら長生きしてこの世の中が一体どんな風に変わっていくのか、その変貌をこの目でみたい。

33年に一度めぐってくる最大級のリーオ二ド流星群も、もう一度みてみたいし、その死後70数年にXファイルから取り出すことができると言う、JFK暗殺の真実も長生きして、この目で読んでみたいと、自分で言うのもなんですが、まぁ、可愛い欲ではありませんか。

思考エネルギー、別名「前向き姿勢」とわたしは置き換えているのですが、そのエネルギーだけでは、人生、足りないのですね。同時に体内エネルギーが要ります。
わたしの場合、日本への帰国で体内エネルギーを補足し、ポルトで思考エネルギーを培っていると思います。

日本に住んだ31年より10年も長くポルトに在するというのに、未だ、我が体内がエネルギーを摂取するのに欲するのは、ポルトガル料理よりも遥かに日本料理です。これはもうどうにもできないです。

では、思考エネルギーはというと、世界中の人間が持つ時間は同じなのにどうして日本にいるとこうもせわしく感じられるのだろうか、あまりのせわしなさに、思考が堰止められてしまうような錯覚に陥ったりします。

それに比べて、ポルトでの生活は確かなリズム感があり、なんと落ち着いたものだろうか。この環境で時間が持てることが、幸いな思考エネルギーを養うのではないか。

日本とポルトガルの二つの文化を往来しながら、十二支を6周して思ったことではあります。

もちろん、思考しているだけではいけません。思考に基づく行動も要りますよね。というので、本日はこれから、晴れ間を縫ってちょいと出かけて参りますれば(雨が続いているのです)。

ではみなさま、また!
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2019年11月20日

先週土曜日から日本語教室、自宅での個人授業も始まり、我が生活は通常にもどりつつあります。
が、昨日、食材を買いに隣町のデパートEl Corte Englêsまで車で出かけ帰宅すると、背中にゾクゾクと悪寒を感じ、危ない!長期の休みの直後の今だ、風邪などひいておられるか、と即、ベッドに入りました。

そのまま寝て起きること早朝4時。寝すぎて背中が痛いくらいです。帰宅した夫の夕食も作らず、ごめんあそばせと、彼には面目ない。でき損ないの妻ではあります。

さて、土曜日の仕事は午後1時に終わるので、帰宅し昼食を作るには時間も体力もなし。それで長年土曜日の昼食は夫と外食です。
わたしたちがよく出かけるのは、Campo AlegreにあるCervejaria Galizaです。Cervejariaというのは、4時ころにはいったん閉店し夜8時ころに再開するレストランと違い、いつでも食事と生ビールのサービスが受けられる食事処、ビアレストランとでも言えましょうか。
わたしと夫は単にGalizaと呼ぶのですが、わたしがポルトに来て以来40年間、よく利用しており、市内ではここの生ビールが一番おいしいとわたしは評価しています。ウエイターさんたちも年配者が多く、顔見知りです。先週土曜日も4週間ぶりに行ってきました。

bacalhau_1.jpg
写真はポルトガル料理を代表するバカリヤウの一品。これを食しながら生ビールを飲んで、つくづくポルトガルに帰ってきたとの実感がわきますね。

さて、食べていたところ、我らのテーブルの後ろにいるカメラを構えたグループ、どうやらジャーナリストのようでした。夫の話によると、どうも経営がうまく行っていないらしく負債を抱えた所有者は売る方向にもっていきたいようだとのこと。

しばらく前の夜には厨房機器がいくつか持ち出され、トラックに積まれているのを偶然見たウエイターが驚いて仲間に連絡し、労組も絡んで結束しているようです。

給料の支払いも遅延で昨年は夏冬のボーナスもでなかったとはウエイターの言。使用人に黙ってことを運ぶというのは、こちらではありがちなこと。これはいけません。

かつては多少値段は高くてもおいしいのとサービスがいいのとで、ポルトでも評判だったセルヴェジャリーアです。新聞社の記者がなんとか店を続けて欲しいと願うウエイターたちにインタビューをしていましたが、翌日には某政党の党首が話を聞きつけて店にやってきてました。

観光客が多い近年のポルトです、1972年開店、わたしたちの40年の行きつけの店、なんとか今を切り抜けて続いてほしいと思うばかりです。

こちらの過去ブログで案内しています。
ビアレストランGaliza
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-2094.html

ではみなさま、また。
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2019年11月17日

眠れずに目が覚めた夜半には、よくベランダから星空を見上げる。

夜空の星を見上げることは過去を見ることである。何十光年、何百光年、果ては何千何億光年もの長い宇宙の旅を経て、銀河系宇宙の端にある我らが太陽系の、その中の地球という惑星に住む私たちの目に入る星たちの光。何気なく見上げる夜空の星星には人類の想像を超える旅の物語があるに違いない。

この月の17日から19日には、しし座流星群の極大日と言われ毎年たくさんの流星が見られます。もちろん、条件にめぐまれたらの話です。 残念ながら今日のポルトは雨。晴れていたとしても今年は月が明るくて流星を見るのは難しいようですが、今日はそれに因んだ思い出エッセイに手を入れて「ブックマーク」を載せてみたいと思う。

今年もしし座流星群が見られる時期になった。 ピークは11月17日とある。
数年前の真夜中、午前2時ころ、わたしは古い家の表通りに面したベランダに座り込み、ひとり星空を見上げること1時間ほど、生まれて初めて目にした数十の流れ星に、言葉もなくただただ感嘆のため息をつき、こんな素敵な贈りものはない、と密かに自分の誕生日に祝杯を挙げたのであった。
    
この流星群をわたしが仰ぐことになったのには、ちょっとしたいきさつがある。

わたしが補習校で中学1年のK.T.君と国語を勉強していたころのことだ。その時、アメリカの児童文学作家、E・L・カニングスバーグの作品、「流星の夜」を一緒に読んだのだった。

それは、ニューヨークの祖母のもとに一時滞在でやってきたルイース少年が11月のある夜、祖母に誘われて、33年に一度しか起こらないと言う、街の夜空いっぱいに輝く、「テンプル・タトル」という彗星の星屑(これをリーオニドと言うのだが)を、セントラル・パークに観に行く、という話である。

壮大な星の夕立を、次にもう一度観れるとしたら、ルイースは43歳になっており、祖母は63足す33、つまり96歳だ。恐らくもうチャンスはないだろう・・・、と少年が気づくまでに至る、二人の愉快な交流が流星群を通して描かれている。
  
彗星テンプル・タトル・・・
当時まだパソコンを持っていなかったわたしは、帰国時に日本から持ち込んだ天文カレンダーの本を調べ、それが俗に「しし座流星群」と呼ばれるものであること、次に流星群が観られるのは、1998年であることを知った。「1998年のリーオニドをきっと観ようね」と、K.T.君と約束したのである。
  
K.T.君との約束だから、と言うより自分の宇宙への興味に惹かれて、それからわたしはカレンダーが新しく変わるたびに、「1998年テンプル・タトル、リーオニド」、と、年初めの、そして12月の暦の上に毎年書き続けていった。それが5、6年も続いただろうか、1998年の11月17日、わたしはついにリーオニドなる流星群を観ることができたのである。 

その夜、真夜中2時から3時の間で数えた流星の数は49個。我が日記にそう綴ってある。
それを確認しようとわたしは1年に一度書くか書かないかの、今では日記とは名ばかりになってしまった、記録の始まりが1978年11月17日の古いノートをひも解いてみた。


ブックマーク
40年前の、我が日記にはさまれた落ち葉。
   
開いたページには数枚の楓の押し葉のブックマークが挟まれていた。この押し葉にどんな思い出があったのか、これらが日記に挟まれて日本から持ってきたと言うことを除いては、もう覚えていない。記録の主であるわたしが、時折手に取ってみる押し葉のブックマークは、色褪せながらも、その乾いてしまった葉脈の中に半世紀近い時の流れを一人じっと湛えてきたのであろう。

あの頃13歳のK.T.君は、その後わたしのようにリーオニドの流星群を夜空に観たのであろうか。

あれから幾年月、K.T.君はどこにどうしているのだろうか。彼は、50に行くか行かないかでポルトで亡くなった我が友の息子でもある。

毎年11月17日の自分の誕生日には、流星群とK.T.君と友のことが思い出される。

今年もひとつ歳をとり、72歳になりました。

テンプル・タトルについて

しし座流星群は毎年11月17・18日ごろをピークに数日間見られるが普段はそれほど多くは見られない。しかし彗星が地球軌道に接近する33年に1度、「流星雨」と呼ばれるほどのたくさんの流星が見られことがあり、その記録は古く、西暦902年に中国の天文学者がしし座流星雨を見たという報告がある。

最近では1966年にアメリカのアリゾナ州キットピークで、突発的に1秒間に40個もの流星観測されたと言う。アリゾナ・ツーソンの大学に短期留学したわたしは、日本で知り合い友人になったロブとグリーンのずっこけ3人組(下記にて案内)でキットピークの天文台を訪れ巨大な天文観測鏡を見てきたのあった。

★アリゾナ留学記・ズッコケ三人組
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-1598.html

本日もお付き合いいただきありがとうございます。ではまた!
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2019年11月14日 

12日夜、成田空港に早めにチェックインして空港内で最後の買い物を済まし、まだ十分に時間があるので、まだ人もまばらな搭乗口の席に腰をかけて文庫本を開いた。

わたしが好きなオックスフォードを舞台にした主任警部モースの事件シリーズ最初の本で、Last Bus to Woodstock(ウッドストック行最終バス)、著者はコリン・デクスターだ。モースシリーズはテレビ化され、イギリスミステリー界ではシャーロックホームズを抜くほどの人気を博したとも聞く。

わたしもテレビドラマの「Inspector Mors」を見て以来のファンで、近年はモース警部の若き日が「エンデバー」として放映され、これもまたなかなかによかった。

おっとっと、話が横道にそれてしまった(爆)後期にて、モース警部については案内しています。
本を読んでいると、スマホのメッセージ音が鳴った。

「I`m returning today. And you?」とは、ポルトの大企業のお偉いさんの我が日本語生徒さん。

名古屋のT自動車へ10日に出発予定だとは聞いていたものの、それだと日本到着が翌日の11日だ。まさか、12日夜半にポルトガル帰国とは、なんぼなんでもあり得へんでしょ、と、自分の聞き間違いだと思っていたのである。

「わたしも今日帰りますよ。日本語レッスン、ここでしましょうか?Haha」
「I´m in the Airport and now at the gate」
「Oh, me, too. I cann´t see you」と、人も少ない搭乗口席を見渡すわたし。
「Haha, infront of you」
「えー!」

と、スマホスクリーンから目を離して、目前を見ると、あっはっは。ほんとにおりました、生徒さん(爆) 

実は8月の夏休み以来、ご本人は仕事やらカー・レースやらでヨーロッパを飛び回り、多忙。そろそろ日本語を始めたいと連絡してきたときは、4週間のわたしの帰国だったので、4か月ぶりの再会だ。

日本語レッスンをしたのかって?いえいえ、それは冗談であって、ジョークを言いながらの授業はしばしばなのである。

フランクフルトではポルトへのフライトまで5時間ほどの待ち時間があるのだが、わたしの年齢に配慮してか、R氏はわたしをビジネス、ファーストクラスが利用できるラウンジに招待してくれた。

が、こんな過密スケジュールでの日本出張だ。恐らくご本人は寝る間もなかったであろう。招待に応じると気を遣わせてしまうと判断し、「帰国時は毎回このスケジュールなので、5時間待ちの時間のつぶし方を心得ていますよ。どうぞご心配なく」と丁重に辞退し、次回月曜日の日本語レッスンの予約を入れられたのであった。

R氏の物静かさ、お偉いさんに見られがちな横柄さがないのにはつくづく感心するのだが、彼が企業のトップに立つ日、どんな手腕が見られるか、期待するのである。
と、エラそうに書いてみた

さて、そんなわけで、無事昨日ポルトに到着しました。日本滞在中にお世話になったみなさま、ありがとうございました。また、お会いできる日を楽しみに、日本語に、ブログに、頑張りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

下記、モース警部等についての過去記事です。宜しかったらどぞ。
「わたしが好きな探偵ものの主人公たち」
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-1922.html
また、こちらではR氏についての記事です。
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-621.html
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2019年11月12日 

あっという間の日本滞在の4週間、子供たちや友人知人との再会に杯をあげたのも束の間で昨日は荷造りを終え、今日夜空港へ、迎い夜間飛行でポルトガルへ飛ぶのみです。

今回は故郷弘前も第二の故郷である大阪へも行けませんでしたが、いつになく、いそいそとよく出歩いた滞在でした。

今日は、忘れないうちにと、自分用の日本滞在メモです。

10月16日 羽田着
    18日 息子、所沢まで会いに来る
10月20日 東京息子、モイケル娘と池袋のいつもの待ち合わせ場所で会いお茶をする
         夫、スカイプで家族チャットをする
10月24日 友人ちゅうさん夫妻と上野で会う。
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10月27日 息子、娘夫婦と池袋で食事&お茶

10月28日 友人I氏と銀座ビアレストン、ライオンで会う
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10月30日 鎌倉行き。明月院、鶴岡八幡宮、東慶寺(別名駆け込み寺)、報国寺
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11月1日  妹夫婦と近所の居酒屋でちょいといっぱい

11月3日  モイケル娘に寄席に誘われ、池袋演芸場へ
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11月5日 日光国立公園。先割の滝、龍頭の滝を見る

11月7日 友人Y夫妻とメトロポリタンホテルにて。
11月8日 帝国ホテルにて妹夫婦とアフターヌーンティー&日本橋散策
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11月9日 帰国のパッキング
11月10日 午前中荷物発送
        午後モイケル娘に会いに千葉へ、その後練馬へ息子に会いに。
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千葉からの帰りに見かけたお茶の水の夕月

ではみなさま、次回の更新はポルトからです。
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