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2019年6月23日 

ジョアキンおじさんについての過去記事書き換えと写真を再掲します。

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元気だった頃のジョアキンおじさんと愛ロバのマリア・リタ嬢

あんなにたくさんいて、毎晩の餌時には二皿三皿運ぶこともあった野良猫たちが、気がつくといつの間にかかなり数が減っており、あれ?と思っていたこの頃。それもそのはず、数十匹という猫が、土地成金の小金持ちジョアキンおじさんの畑に住み着いていたのですが、その畑の真ん中を市道が通ったのでした。

市道と畑を仕切るのに、こんなに高くしなくたって・・と思われるほど高い石塀を建て、聞くところによると、塀の向こうは地面が道路よりずっと低地になっているのだそうな。

それはつまり、ドロボーが塀を乗り越えて入っても、内側から簡単には這い登れないようにしたのだとか。ジョアキンおじさん、これじゃ、猫もそう簡単に出入りできないでしょ・・・

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写真の家畜小屋には、ジョアキンおじさん、今時このあたりでは珍しくブタと鶏を飼っているのです。で、どうやら寒い時は猫たちもそこを宿にするようです。

小金持ちのジョアキンおじさんは、我がフラットの斜め向かいにカフェを持ち、そこを食堂代わりにして食事しているのですが、ちゃんとした大きな家を近所に2、3軒持っております。そのひとつがわたしたちの住む同じ通りの角っこ。写真で言うと家は写していませんが、右側の車が止まっているところであります。

さて、つい先ごろ、夜も11時を過ぎ、いつものように2、3匹になってしまった野良猫たちにご飯を運んでいきました。ねこたちは、ジョアキンおじさんの家の庭の中や家の塀越しの外で食べるのです。

その日はどういうわけか、呼んでも猫たちが現れない。畑からのそこで帰りがけ、ジョアキンおじさんの家の庭をちょいと覗いてみました。

ん?いつの間にか広かった庭が狭くなり、車庫と隣り合わせにアルミサッシとガラスを使った高い小屋のようなものができております。曇りガラスが使われており、「へぇ、なんでまたこんなのを?」と不思議に思い、目を凝らしてみると、ふむ・・中でなにかがたくさん動いているような気がしないでもない。

噂ではお金を出したがらないお方らしい。そんなジョアキンおじさんが、いくらなんでも野良猫たちのためにこんな小屋を自分の家の庭に造ったわけではあるまい。しかし、小屋の中で何かが動いているのは間違いない。

そこで、週に二回我が家に掃除をしに来てくれるベルミーラおばさんをひっ捕まえて聞いてみました。

「ドナ・ベルミーラ、ジョアキンおじさんの庭に新しくできたあの小屋の中、何か生き物が入っているようなのだけど、まさか猫たちじゃないわよね?」

ベルミーラおばさんは、実によくご近所のことを知っており、「ペドローソス新聞(ペドローソス=わたしたちが住む区域)」との異名をとっております(笑)

ベルミーラおばさん、その言葉を聞くや、待ってましたとばかりに手にしていた掃除機のホースを放り投げ、「オ・ドナ・ユーコ!」と言うことにゃ、

つい先だって、あの高いレンガ塀を乗り越えて、ジョアキンおじさんの畑からブタと鶏20羽を盗んだヤツがいたのだそうな。

わたし:  「あら、ブタは騒ぐでしょ?」
ベルミーラおばさん: 「それが ドナ・ユーコ。そのドロボー、ブタをその場で
             見事に始末して、持っていったのですよ。」

ベルミーラおばさん: 「それでね、セニョール・ジョアキン、すっかり怒って、
             自分の家の庭にあの小屋を造って畑からブタと鶏を
             移したんでやんス」

わたし: 「う、移したって・・・だって、あんなとこで飼ってたら畑と違い、匂いが
      ご近所迷惑ではないの?第一ブタはどうしたのよ?

メルミーラおばさん 「ブタはね、車庫なんざんス!」

えーー!車庫にブタってあぁた、聞いたことありませんぜ・・・車庫に入れる車を持たないからってジョアキンおじさん、なんぼなんでもそりゃないぜ。それに、町の家の庭でそういう家畜、飼えないと思うがなぁ、と言うと、ベルミーラおばさん、

「だから外から見えないように曇りガラスでゴマカシテルですよ。ドナ・ユーコ!」

ブタをその場で始末して盗んでいくドロボーもドロボーだけど、ジョアキンおじさんのドロボー対策もなんだかなぁ^^;
ひとつ所に長年住んでいると、中にはトラブルメーカーもいたりするのですが、することが突飛だとは言え、これと言って他に迷惑をかけるわけではないジョアキンおじさん、色々話題を振りまいてくれた元気だった頃が懐かしいです。時代の移り変わりを感じる今日この頃です。

では、みなさま、また明日。
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2019年6月19日 

年に一度の帰国では買って持ち込みきれないのが書物です。
本はわたしの生活から離せないものの一つで、高校3年間は図書館通いをして、英語、国語、音楽の科目を除いてはろくすっぽ勉強もせず、ひたすら外国文学を読み漁った時代でした。

その頃のことは、下記「わたしの蛍雪時代」に綴ってあります。
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-1495.html

わたしの好きな読書ジャンルはと言えば、ジャズ、シャンソン、ポップ、クラシック、流行歌、愛唱歌と、一帯どれが好きやねん?と思われる音楽同様、しっちゃかめっちゃかです。

推理探偵物を読んだかと思えば時代物、かと思えば宇宙考古学、謎追求の秘儀、ダヴィンチまがいの本、歴史本、政治関係の本と、言ってみれば乱読でしょうか。ひとつの本に興味を持つと、しばらくはそのジャンルに没頭してしまいます。本は我が人生の師であるとも言えるような気がします。

さほどの好きな本、評判になるものは読んでみたいと思うのですが、こればかりは先買いができません。そこで、帰国まで待てない、もう読む本があれへんやん、という時は、我がモイケル娘にアマゾンで買って送って~、ということになります。

現在わたしが読み終えつつあるのは「永遠のゼロ」「海賊と呼ばれた男」に続く百田尚樹氏の「日本国紀」。日本古代から平成までの歴史を要点を捉えて分かりやすく書いてあるのですが、この本の面白い点は500ページのうち半分のページが日本の現代史に割かれている点です。特に日本の学校の教科書では知らされないGHQ時代の章は、目からうろこが落ちる思いです。

興味が惹かれる本のみならず、日本語を教えていますので、その関係も帰国の度に書店で手に取り、参考になると思われるものは持ってきます。いい評判の教本をネットで目にしたときなどもモイケル娘に依頼します。

さて、そんなわけで、日本のとある日本語教師が薦めていた中級用のテキストを頼みました。送ったよ~、ちょっだけ食べ物も入れた、と娘がメッセで言ってきたのが、5月9日。

日本から送る際には箱を使うな、必ずクッション封筒で送るべしと、日頃からいってあります。なんとなれば、箱で日本から入ると、リスボンの税関に回される可能性が強いからです。手続きが色々七面倒で、嫌になるのであります。

ところが、待てど暮らせど届きません。二週間たったところで、そろそろわたしのブツブツが始まります。
相手は他ならぬ同居人の夫です。こうなると、長年のポルトガル暮らしでたいがいのことは、まぁいっか!で流せるようになったわたしもさすが眉間にシワ。

ブツブツも頂点に達した3週間過ぎた頃、郵便が来て「ネットサイトのここにアクセスし、必要事項を書き込め」とあります。見ると、「荷物の中身、値段、送り主の住所と名前」

って、おいおい。封筒に書いてあるだろうが!それに、荷物の中身と値段って、こちらが頼んだものだから今回は書き込めるけど、贈り物なら受取人は分からないじゃないの。どうなってんだ、この国!と久しぶりに頭髪逆立ち。

ふと友人のI氏がしばらく前に言っていたことを思い出しました。
「日本の友だちが気を利かして、レトルトの見本を送ってくれたのだが、税金がかけられどうしても欲しいものでもないから、受け取らずに送り返してもらった」

してみたら、先日、日本語の生徒さんも、日本から知人がお茶を贈ってくれたのだけど、50ユーロの関税をとられた、と言っていたのでした。

最近、なんだかんだととにかく国民からお金をふんだくってくれるわね!と、この静かな怒り、我が家だけでは収まらず、つい、ポルトガル語のDias先生にぶちまけてしまいました。

先生曰く、少しでも関税をかけてとろうと言うのもあるが、実はポルトガルはドラッグ密輸が頻繁に行われている国の一つで、EUから厳重に取り締まれと厳命されているのだそうです。どのくらい厳しいかと言うと、国内に入って後、どの職員が担当してどのように扱われたか、経路が全て分かるようにされていて、見つかった場合、処分されるのだとか。

今まででしたら、適当にそれが行われても責任の所在をうやむやにできたものの、今はそうは行きません。それで、特に海外からの郵便物の多くはリスボンに入って税関に廻されるようです。

nimotsu2.jpg

税関サイトにアクセスし 書き込んだ後、更に3週間ほど、やっと手元に届けられました。船便と変わらないジャン!と憤懣やる方ないわたし、顔なじみの配達夫さんについつい、「これ、航空便なのに6週間もかかったのよ」と漏らしたら、おじさん、日付を見て、「えーー、ホンマや!」 ポルトガル人もびっくり(笑)

もう気軽に、送って~とは頼めなくなりました。食料と本の補足で、これじゃ、日本に年2回は帰らなきゃいかんじゃないの。ねぇ、ダンナさま?というオチでございます。
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2016年6月10日

UEFAネーションズリーグ第一回は欧州サッカー連盟の55チームが参加し、昨夜は決勝戦でポルトガルが1:0でオランダを破り、優勝しました。

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Wikiより

先週木曜日に、日本からの教育関係の方のインタビューを受けにダウンタウンへ出かけたのですが、市庁舎通りには昨夜の決勝戦放映の巨大なTVスクリーンが設置されていましたが、上の写真は、市庁舎をバックにして勝利に大歓声を上げている市民の様子です。市庁舎もポルトガル国旗の三色、赤緑黄色にライトアップされています。

我が家は晩御飯を食べながら、夫と二人観戦をしました。

さて、今日は休日です。わたしがポルトに来た当時は「カモインスの日」と呼ばれていましたが、今では「Dia de Portugal, de Camões e das Comunidades Portuguesas(ポルトガルとカモインスとポルトガル人の日)」(長い・・・)と言います。
カモインスとは、ポルトガルを代表する15世紀の詩人で、ポルトガルの大航海時代を謳った大叙事詩「Os Lusíadas」を残しています。

「ここに陸尽き海はじまる(Onde a terra acaba e o mar começa)」は、ポルトガルに興味を持つ人なら、誰でも知っているであろう、「Os Lusíados」の中にある一行なのです。

カモインスについては、下記にて書いておりますので、どうぞ。
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-2012.html

本日はこれにて。
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2019年6月5日 

ポルトガルの6月は果物がふんだんでおいしい。
日本でも年中色々な果物が売られるのですが、高いのなんのってありません。

毎日果物は欠かさないわたしですが、帰国すると手を出しそびれます。妹宅に滞在しますので、自分の分だけ買って隠れて食べると言うわけにはいきません。家族分をポルトガルで食べるように毎日買ってごらんなさい。我慢してその費用は本代に回そっと!となるわけで、帰国中は自然と果物から遠ざかります。

今日はスーパーマーケットで果物を仕入れてきました。

pessego.jpg

マンゴーに大好きなアプリコット、それにこの時期に出る「パラグアイの桃」です。ひしゃげた形が面白くて、一度買って以来ファンになりました。味は桃そのものですが、甘さを少し抑えた感じです。

パラグアイの桃1

そして、春のいちごに続いてこ6月に出回るのがさくらんぼです。大き目のつぶで1キロで5ユーロ(600円ほど)、買って来ました。

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この季節になるとついハミングしてしまうメロディーに「さくらんぼの実る頃」があります。ジブリのアニメ映画「紅の豚」挿入歌で、加藤登紀子さんが歌っていました。フランスのシャンソン「Le Temps des cerises=さくらんぼの季節」が原題です。

6月の季節をロマンチックに歌っていますが、調べてみるとこのシャンソンは1870年代の第3共和政に虐殺された多くのパリコミューン参加者を悼んで市民に歌われ始めたのだそうです。

また、作詞家はパリ・コミューンの一員で、当時、バリケードを築き政府軍に抵抗していたコミューン軍に参加しようと、手にさくらんぼのカゴを抱えてやってき、落命した若い看護婦に捧げられた歌でもあるそうです。

昔、ロンドンを訪れた時にモイケル娘、夫と見たミュージカル「レ・ミゼラブル」で、市民がパリの一画にバリケードを築き、少年ガブローシュが政府軍の撃った弾を拾い集めようとして撃たれ、死ぬ場面がありましたが、ミュージカルと言えども圧巻でした。思わず目が潤んだのでありましたが、あれと重なる時代でしょうか。

あっという間に終わってしまうさくらんぼの短い季節は、夏を目の前にした明るい光の中で、なんだか少し寂しげな気がしないでもありません。

というので、本日は下記にYoutubeの「さくらんぼの実る頃」を。

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2019年6月4日 

40年使ってきた一人がけソファを買い換えました。
義母と同居時代の、私たち夫婦の部屋用でした。最初は革張りだったのが、段々いたんでカバーをかけたり、外張りを張り替えてもらったりしてずっと使ってきましたから、すっかり体に馴染んでいい具合だなぁと思っていたのです。

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モイケル娘の誕生で家族が増え、義母宅のすぐ側の借家時代のソファ。革張りから布張りに変わっています。随分昔で、わたしは40代に入ったばかりです。

小柄なわたしは、横座りするとすっぽり包まれるような感じになり、実に楽なのです。このソファで、二人の子の授乳や、たくさんの編み物、読書をしてきました。で、最近は、夕食の後片付け後、ソファに座り、TVのFox Crime局で好きな警察ドラマを見るのが習慣でした。

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ねこたちもこんな風に。ひとやま、いかが?今はもう旅立ったゴンちゃんもいます。

ところがしばらく前から、スプリングがダメになったのか、座っているとどうもお尻が痛くなります。いよいよ変える時期がきたかと、3月ころから暇を見ては探していたのですが、ななかな気に入ったのがありませんでした。

2週間ほど前に、うちのダンナさん、「デパートでいいのを見つけたんだけど見てみる?」と言います。座ってみて、わたしはちょっと大丈夫かな?とは思ったものの、ダンナさんが背もたれが高くて、自分は後ろにクッションを置かなくて済むんだよね、と言うもので、妥協したのです。

これがいかんかった!
デパートで試し座りをした時は、底高の靴を履いていたんですよね。家ではわたしはペタンコのサブリナシューズです。んで、座ってみたら足が浮くやん!おまけにこのイス、リクライングだというのを知らずに買ってたんです^^;

いやはや、もうガッカリです。ダンナさんとわたしは背丈が大分違います。背丈が違うと脚の長さもちがいますしね。ダンナさんにとって丁度いいものがわたしに合うはずがない。 買った後、こんなに後悔したものってあったかしら?

で、ここ数日、モイケル娘の部屋にある長ソファに座るという状態です。このソファも33年になり、実は昨年買い換えたものをリビングに置いてあるのですが、わたしはやはり新しい長ソファより年期の入った長ソファが体に馴染んで好きなのです。

今密かにもくろんでいるのは、このソファをダンナさんの書斎になんとか押し込んで、自分用にもうひとつ買おうか、と言うもの。
体にしっくりこないソファは、よそ様のリビングにいるようで堅苦しいったらありません。

買ったソファ、これなんですが、何のことはない、ゴロー猫の専用になりそうですわ。グスン

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