2017年8月22日 

盛夏に街の中を歩くのは運動になるどころか疲れるの一言で、自分の年齢も考えて夏場は近年のポルト散策を控えています。

が、昨日の日曜日は、帰省していて来週には日本へ帰る息子が土産物を買いたいというので、昼食をダウンタウンでし、その後、付き合うことにしました。

勿論、息子は普段は一人で行動するのですが、前回のエントリーにあげたチビねこちゃんの術後の経過がよくなく、親子休暇旅行を中止したので、せめてはわたしの賄い負担を軽くしようと、先週はできるだけ3人で外食にした夫でありました。

でもね、わたしにとってレストランでの食事は、賄い負担にはならないけれど、胃に負担がかかるのでありまして、ポルトガル料理。もう、このところ、胃が重いんです^^;

と、贅沢な愚痴を言ってしまいましたが、そんな訳で昨日の午後は、親子3人でツーリストもどきの土産探しでダウンタウンを歩いたところで、さて、本題です。

ほこ天のRua das Floresでは昔から贔屓の店「Memórias」に入ったものの、気に入ったものは今回はなし。もう少し歩くとMemóriasと同じ並びに、おろ?足を止め店内をチョロッと覗いてみると、おお、店全部がクラウス・ポルトの石鹸だらけではないか!いったいいつの間に?と思いながら、とにかく入ってみました。

クラウスポルト
左右のショーウインドーが素敵です。ちょっと見では気づかないのですが、左を拡大してみましょう。

クラウスポルト
レンガの煙突から石鹸の泡が出ているようなディスプレイですが、煙突はクラウスポルトの石鹸で組み合わせられています。

16世紀にポルトガルから日本に伝わったと言われる石鹸ですが、ポルトガル語では、sabão、サバォンと言い、日本語のシャボンはこれが語源になるようです。

ポルトガルには世界でも人気のある高級石鹸がいくつかありますが、今日はその一社「Claus Porto(クラウス・ポルト」を紹介します。

クラウスポルト
ポルト店内

1887年にポルトで創業されましたが、これまでポルトガル国内での販売店はありませんでした。専ら輸出用に生産されてきましたので、ポルトガル国内よりもしろ国外で人気があります。

近年ようやくポルトの一部のブティックでも見かけられるようになっていましたが、種類は限られ、わたしが好きなゲストソープ「Favorito」は一度買ったきりで、以後目にすることがなく残念に思っていたのでした。

それが、まさに創立130年の歴史を記念してか、はたまた、ポルトガルが観光スポットになったためか、2016年9月にリスボン店、そして2017年6月にポルト店がオープンされた高級石鹸販売のクラウス・ポルト。   

クラウスポルト

↓下は今回わたしが買ってみたゲストソープと小さい石鹸。ClausPortoの石鹸は、香りが甘かったりしつこかったりしないので、わたしのような香りに敏感なタイプでもイケます。

クラウスポルト

ゲストソープは薄くて丸型クッキーのような形で、最後まで香りが保てるというので評判を得ています。
クラウスポルト

因みに、お値段は写真のゲストソープは15個入りで20ユーロ(約2600円)、小さい石鹸は6.5ユーロ(約850円)、いずれも税抜きです。


クラウス・ポルト石鹸はハリウッドでも人気があり、ニコラス・ケイジ、ケイト・モス、また元ファーストレディーのナンシー・リーガンや、アメリカの実業家兼女優で、オプラショーの司会者でもあった、オプラ・ウインフリーも愛用すると言われています。   

息子にもガールフレンドにはこれをお土産に持って行けと薦めたのでありました。 

クラウスポルト

↑レトロなデザインをあしらったパッケージが素敵でしょ?大きい石鹸にはそれぞれCarimboと言われる封印が押されてあるのも高級感があります。

かつては見かけなかった男性用のコーナーもあり、店員に階上の博物館を覗いて行ってくれと言われたのですが、今回は時間なく、涼しくなってからもう一度取材がてら、行ってみるつもりです。

本日はこれにて。
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2016年12月15日

本日は、お知らせです。

ペンギン翻訳さんの協力のもと、ポルトガル雑貨のミニ販売会第2弾を開催いたします!

日本ではまだあまり知られていない、ポルトガルの暮らしが垣間見えるようなグッズを、小さなエピソードたちと共にお届けします。お時間のある方、お気軽に立ち寄っていってくださいね。

【東のポルト屋】

日時:12月17日(土)11:00~18:00
(販売アイテムがなくなり次第終了となります。)

●会場:ペンギン翻訳
千葉県市川市真間1-15-21 真間ビル401
 ★JR市川駅から徒歩5分、京成市川真間駅から徒歩1分
和菓子屋「市川ちもと」」のドウロを挟んで向かいのビルになります。
2階に「まつげエクステサロン」のがございます。

前回好評だったポルトガルアイテムプチ販売会を再び開催致します!今回は一部商品が20-30%オフ!クリスマスギフトに是非いかがですか?

商品はどれもポルトガルに行って買いつけてきた一点もの。 日本では手に入らない、ユニークでカラフルなポルトガルならではのデザインは、年末年始を華やかに彩ること間違いなし!前回並んだアイテムに加えて、さらに新しい商品も登場します。

当日はポルトガル生まれポルトガル育ちの買い付け担当スタッフもいますので、商品にまつわるエピソードも詳しく聞くことができますよ。
「ポルトガルに行ってみたい!」
「ポルトガルってどんな国?」
「ポルトガルってそもそもどこ?」

という方…是非お越し下さい!
(ちなみに、主催者はドバイで暮らした経験がありますので、ドバイに興味がある方も是非(笑)

とは、「ペンギン翻訳」の主催者と「東のポルト屋」店主からのメッセージです。

雑貨の一部を紹介します。

portugalgoods

↓【限定2冊】レロ書店のコルクノート
世界遺産に登録されている『レロ書店』のコルク製ノート。レロ書店は、ハリー・ポッターの著者であるJKローリングがよく立ち寄ったお気に入りの本屋だったとか。
portugalgoods

開くと中にはこんな、レロ書店のクラシックなロゴマークのページが含まれています。
portugalgoods

パッケージがかわいいポルトガル石鹸!
Portuguese soap with lovely design.

portugalgoods
portugalgoods

ポルトガル伝統の「恋人たちのハンカチ」モチーフを使ったコーヒーカップ
portugalgoods

portugalgoods
真ん中はコルクを材料に使った万能バック。雨に濡れても大丈夫。

portugalgoods
アソーレス・マデイラ地方のハンドメイド刺繍のクリスマスモチーフ。普段のコスターとしても使える。

冷やかしでも結構、よろしかったら是非お時間を見ておでかけください。

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2013年10月31日 

ダウンタウンへ行くたびに時間があれば必ず足を運ぶ店がある。
サン・ベント駅向かいから始まる細い通り、Rua das Floresも終わる辺り、
ミゼルコルディア教会の真向かいの小さな店「Memorias(メモーリアス=
思い出)」がそれだ。

ちょうど我がモイケル娘が日本へ旅立ったころに見つけて入ったから通い始
めてかれこれ10年近くになる。店の女主人、店員とも顔なじみになった。

Memorias

この店に通い始めたのには、かつてはたくさん見かけたいたのが、いつの間
にか姿を消し、今ではなかなか目にしなくなったポルトガル北部の珍しい伝
統刺繍が置かれているからだ。なかでも手織布のテーブルクロス等は、常に
あるわけではないが、わたしが好きなのを知っている店員さんは、入荷して
いると「今日はこんなのがありますよ」と言って出してくれる。

一旦手にすると、その素朴な暖かみと美しさの抗いきれなくなり、つい奮発
してしまうこともある。下のテーブルクロスはそんな類のひとつで、ここ数
年日本語を教えるので忙しくなり、自宅に人を呼ぶこともなくなったと言う
のに、迷った末に買ってしまったものだ。
Memorias

手織り布は厚みがあり、手ごたえのある重さを感じる。なに、自分が使わなか
ったら息子、娘のEnxoval(結婚準備用の大きな箱)に回すもよし。
Memorias

と言うので、本日はポルトガル伝統工芸ショップ「Memorias」の紹介です。

コルク地をそのまま生かした箱の上に乗るClaus Portoの石鹸。
Memorias

ポルトガルが昔から石鹸で知られるのをご存知だろうか。
Claus Portoはその中でも広く世界に名が知れ、ニコラス・ケージやオプ
ラショーの司会者だったアメリカの実業家兼女優のオプラ・ウインフリーも
愛用すると言われている。

Memorias

石鹸は香りも硬さも人の好みがあり、一概にこれがいいと勧めることはで
きないが、わたしもClaus Portoのゲストソープ「Favorito」は香りが好き
で見つけては買って置く。(ゲストソープは意外と見つからないのだ)

Memorias
↑こちらは北部Viana do Castelo地方の独特の刺繍が施されたリネンの
ハート型の箱。

言うまでもなく、マデイラ島、アソーレス島伝統刺繍も取り扱っている。
Memorias

手刺繍とは思えない繊細な刺繍を施したテープルクロスには必ず保証札が
つけられる。

Memoriasでわたしが気に入っているもうひとつのことは、どんな小さな
商品も店専用のコトンの袋に入れてもらえることだ。
Memorias
この心遣いが嬉しい。機会あらば、是非行って見てください。

Memorias

それでは本日はこれにて。
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2013年8月16日

museu-bilros
博物館入り口

ポルトガル語ではMuseu das Rendas de Bilrosと呼びます。
ボビンレースことRendsa de Bilros(レンダス・デ・ビルロス)は主に
北部のVile de Condeともう一箇所南部の大西洋沿いにあるペニシェ
(Peniche)がよく知られています。
今回はVila de Condeの博物館を紹介します。

museu-bilros
館内はこじんまりとした感じでした。

museu-bilros
通常はここで編み子さんたちはこの仕事で昔から歌い継がれてきた歌を歌
いながらデモンストレーションをしているのだそうです。この日は前々回の
ブログで紹介したFeira(市)に総動員だと受付で説明を受けました。

bobin
糸をつないだ木製のBilro(ビルロ)ことボビン。

museu-5.jpg
ウエディングドレスの長いベールがボビンレースです。

museu_6.jpg
昔はこんな風におしゃれにも使ったのですね。

17世紀初期、Spinola Doria公爵夫人の肖像画、円形のフレーズ(ひだ襟)は
ボビンレースです。気がついたのですが、ひだ襟は南蛮屏風に描かれている
当時のポルトガル人もしていますね。これもボビンレースでしょう。

現代の作品です。
museu-bilros

トレイのガラス板の下にボビンレースが敷いてあります。
museu-bilros

下は以前ブログで紹介しましたが21年間勤続したわたしの補習校退職時に
父母会の皆さんからお礼としていただいたボビンレース入りの木箱です。
museu-bilros


19世紀に入ると機械の発達によりボビンレースも手工レースの完全模倣
ができるようになったとのこと、大量生産で価格も廉価となり手工レースは
廃れ後継者を育てるのに苦労する現在に至るわけですが、こうして目を凝
らして見るにつけ、このような細かい仕事が人の手によってなされることに
ひたすら感心します。実際の話、Renda de Bilrosの場合、機械レースと
人工レースの区別は難しいことでしょう。

アソーレス島やマデイラ島の手刺繍のように、独自の商標をつけるといい
のではないかと思うのですが。

bilros-acores.jpg
↑正真正銘のアソーレス刺繍であることの証明札がついている。下の二つは
今回のフェアで手に入れてきたものです。
 
museu-bilros

museu-bilros

ボビンレース博物館(Museu das Rendas de Bilros)
Rua de S. Bento, 70
4480-781 Vila do Conde Portugal
開館日:火~日曜日 10時~12時、14時~18時

なお、下記ではポルトガルの伝統工芸のひとつ、マデイラ、アソーレス島
の手刺繍の記事が読めます。興味のある方はどうぞ。

ポルトガルの伝統工芸・マデイラ・アソウレス刺繡
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-1194.html


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2013年8月12日 
 
伝統工芸界はいずこでも後継者の問題を抱えています。
ポルトガルもその例に漏れず、かつては街で見かけた北部工芸品の多くが
今ではすっかり店頭から姿を消してしまいました。

ポルト近辺のゴンドマールの金銀細工のフィリグラナ(Filigrana)も伝統
手芸織物も手に入れようと思ったら、今では探さなければならなくなりまし
た。そんな状況の中で、こんな風にしてなんとか伝統工芸を後続させて欲し
いものだと思った今回のフェアの光景をいくつかあげてみます

feira-8-1.jpg

アライオロス・カーペットのブースでは母親が娘に教えていました。話しか
けて撮影許可をもらいました。こうしてひと針ひと針刺して作られたアライ
オロス・カーペットは夏も冬も素足に心地よいのです。下記ではアライオロ
ス・カーペットを案内しています。
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-969.html

さて、嬉しいことに今回のフェアではRenda de Fileのブースがありました。
ポルトガル伝統工芸

Rendaは編み物、File(フィレ)は網目レースのことで、漁師の網のような
台を作りそれに模様を刺していきます。

網目レースもわたしは大好きで、行きつけのお店で仕入れがあるかどうか
必ず聞き、あれば日本へ帰国するときのお土産にするために必ず買い入れ
ておきます。小さなモチーフは手作りだと言うのに手ごろなお値段なのです。
テーブル敷きなどの大きなものは我が子たちの結婚に備えて買い求め
「Enxoval」(嫁入り道具)の大箱に入れて置きます。Enxovalについて
は後記で案内しています。

作品は全て写真の女性が作ったものだそうで、2枚ほど買いました。
丁度自分が網目に模様を編みこんでおり、その様子を写真に撮らせてもら
いました。木枠の中の網目も自分が作るのだそうです。
ポルトガル伝統工芸

こちらはTapete passadeiro listrada (細長い縞模様の敷物)を織っ
ているところです。 壁に掛けてあるのがそれです。
ポルトガル伝統工芸

この手のカーペットは値段も安く遠慮なく洗濯ができるので台所でよく使わ
れます。
ポルトガル伝統工芸
画像はWikiより

我が家も台所の洗い場と調理台の前に2メートルの長さのを敷いています。
はね水、はね油、食べ物の切りくずと意外と水場や調理台の前の床は汚れ
るものですが、これで大丈夫。それに冬場は足元が暖かい。

こちら、かつては飼っていた羊の毛を使い工夫してこのように機織機で作
り実生活に使用したカーペット。
ポルトガル伝統工芸

ポルトガル語ではこれらのような手作りのものを「artesanato」(アルテ
ザナート)と呼びます。アルテザナートの織物や刺繍は糸の切れ端が少し出
ていたり、網目も機械でのようにきちんと揃ってはいませんが、作り手が織
り込んだ時間が伝わってくるようでわたしは堪らない魅力を感じます。

ポルトガルの伝統工芸品については今回のボビンレースをトップに下記の
拙ブログにまとめてありますので興味のある方はご参照ください。

http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-category-25.html

またこちらは昨年のポルトガルのリネン市

http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-1105.html

ポルトガルの嫁入り道具箱「Enxoval」についてはこちら。

http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-449.html
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-451.html

本日も拙ブログを読んでいただきありがとうございます。
次回はボビンレース博物館です。

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