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2018年9月12日 

息子のガールフレンドによると、「Salamanca」はフィリピンの言葉で「Magic=魔法」という意味なのだそうです。
そこで、フィリピンとサラマンカの繋がりを少し調べてみると、フィリピンは19世紀から20世紀にかけての米国の植民地になる前はスペインの植民地でした。ですから、「サラマンカ」がフィリピンの言葉を語源にするというのは、十分考えられると思ったのですが・・・さて、本当は。

こんなことを取り上げたのは、夫の提案でサラマンカにある洞窟「Cueva de Salamanca」なる所を訪れたからです。洞窟と呼ばれる石の建物は、元は聖シプリアン教会の地下室だったようですが、16世紀後半に破壊されました。

聖シプリアンと言うのは、3世紀のカルタゴの主教キプリアヌスで、ローマ帝国の迫害により殉教した聖人です。さて、入り口をくぐってすぐ左にあるのがサラマンカ洞窟で、これには伝説があります。

cave4-1.jpg

昔、この地下室(洞窟)では夜になると、サタンが7人のサラマンカ大学生に7年間、黒魔術を教えたのだそうです。教えが終わったところで、サタンは7人の学生にくじを引かせ、そのうちの一人が7年間の7人の授業料を払う義務を負わせられます。支払えない場合は、一生をこの洞窟で過ごしサタンに使えなければならないのです。その悪運くじを引いてしまったのはMarqués de Villenaです。お金を持たない彼はこの洞窟に住むことになります。

が、ある日のこと、Marqués de Villenaは洞窟のドアから逃亡することに成功します。サタンは彼を捕まえようとするのですが、捕まえることができたのは、Marqués de Villenaの影だけでした。こうして彼は影を持たない者として生きなければならず、それを人に悟られないために常に日陰を歩いたということです。影を持たないというのは、サタンの債務者であることを意味します。

この話はやがてスペインの領土だった中央アメリカ南アメリカに伝わり、それらの国では黒魔術を行う場所や洞窟、暗い場所を「サラマンカ」と呼ぶようになりました。つまり、冒頭にわたしが言った、、「サラマンカ」はフィリピンの言葉を語源にするのでは?とは逆になります。

入場料は無料、夏の間は毎週金曜日土曜日の夜は、この伝説に基づいたミニ芝居が見られるのだそうです。
わたしたちが行った日は洞窟に入れず、かわりにその少し向こうにある塔まで上りました。街の見渡せてきれいでした↓

cave2-1.jpg

本日はこれにて。
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2018年9月2日 

写真は宿泊先の屋上テラスからの展望。中央に見えるのが新旧サラマンカ大聖堂。
サラマンカ

サラマンカ大聖堂は新旧共に隣接しています。旧大聖堂は12世紀から14世紀にかけて建築されたロマネスク・ゴチック・様式で、新大聖堂は16世紀から18世紀間に建築されたゴチック・バロック様式です。

サラマンカ

実は、新旧大寺院が隣接しているとは思わなかったのです。それで最初は写真にある旧大寺院の右横のファサーダを見上げて探していたのですが、ない、ない、ない!と相成り、結局それは新大寺院であって、正面に見えたのが旧だと分かりました。

寺院は高い建物ですから、なにかにつけ見上げるもので首が疲れます。そうして、写真矢印のファサーダ左側の模様の中に見つけました↓

サラマンカ

先にも書いたように、大聖堂のファサーダ(正門)はこの数世紀でかなりの損傷を受け、1992年に修繕作業が入りました。伝統として修繕が入った時代を象徴するシンボルを彫りいれるのだそうですが、20世紀の象徴として「宇宙飛行士」と「アイスクリームコーンを持つ不思議な生き物」とを付け加えたと言われています。

アイスコーンを持つ怪物の下方には、幸運を呼ぶと言われる「うさぎ」の彫り物があり、多くのツーリストに触られてそこだけ真っ黒^^;
rabbit3.jpg

まぁ、タネを明かせばミステリーではないということになり、この手のミステリー好きなわたしとしてはちょいと拍子抜けではあったが、自分の目で事実確認できたことは嬉しい。

さて、サラマンカにはヨーロッパの中世大学のひとつ、スペインでは最古のサラマンカ大学がありますが、現在も32000の学生をかかえる総合大学です。

サラマンカ

13世紀にアフォンソ9世が創立したサラマンカ大学は今もそのまま使われています。その建築の豪華なこと!そして、この大学のファサーダにもうひとつ、面白いシンボルがあります。

サラマンカ
ファサーダ右側上部に髑髏が三つ並んでいますが、一番左側の髑髏にはカエルが乗っているのです。

使ったのがスマホカメラなのと、高所にあるのと、日陰になっているのとで、なかなかうまく写真撮れず、こんな具合で申し訳ない。
サラマンカ

このカエルを頂く髑髏を見つけた学生は成績良好で卒業できるというジンクスがあるのだそうですが、髑髏もカエルも錬金術に関連するシンボルですから、単なるジンクスだけではないような気がします。他にも隠されたメッセージがこの中世の建物にあるかもしれませんね。

サラマンカ
サラマンカ大学構内の一部。

見上げなければならない欧米の教会のシンボルを探すのは、首が疲れるのであります。

ではまた。
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2018年8月31日 

サラマンカ マヨール広場

ポルトガルのアルメイダから国境Vilar Formosoを抜けて車で2時間ほどでサラマンカに入りました。、丁度昼食時間だったので、ホテルにチェックイン後5人で街の中心であるマヨール広場のオープンカフェに一席をとり、タパスとビールの昼食です。広場は昼も夜もテーブルを囲む人でいっぱい。

サラマンカ マヨール広場

↑↓マヨール広場の夜

サラマンカ マヨール広場

ホテルから近かったので2日続けて行ったマヨール広場では夜はサラマンカ大学生のTuna(伝統的な大学生音楽グループ)が歌っており、観客の中から女性を一人参加してもらい「シェリトリンド」共に歌っていました。

正面の市庁舎を除いてはアーケードの内側はほとんどカフェ、タパスレストランになっており、広場をぐるり囲んでのオープンカフェでは、たくさんの人がタパスを楽しんでいました。

スペインゴチック建築スタイルのマヨール広場は、闘牛場を目的として18世紀半ばに訳35年かけて造られたようです。プラザの入り口はの市内の6つの通りにつながっています。88のアーケードの他に、247のバルコニーがあり、マヨール広場の建物の多くは一般の住宅になっているそうです。

さて、昼食後、スペインのビールMahou(マオウ)で、気分も軽く、サラマンカで一番古いカフェ「Café Novelty」の有名なアイスクリームを食べながら、アーケードの中を歩いてみました。

次回は大聖堂の宇宙飛行士についてです。

記事の中にある大学生の音楽グループ「Tuna」ってなに?と言う方には、こちらをご案内します。わたしが撮ったポルト大学のTunaの映像です。
https://www.facebook.com/yukosodebayashisantos/videos/1890768150988007/

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2018年8月29日

3年ほど前に書いた下の記事、題して「サラマンカ大聖堂に宇宙飛行士の彫り物が!」に今日は目を通していただきたい。
  
たまたま目にし、一瞬「ゥワオ!」と飛びついたこの写真。ご覧あれ。
サラマンカ

この彫り物が、スペイン、サラマンカにあるゴシック建築の大聖堂ファシャーダ(正門)に見られるというから、さぁ、大変。思わず身を乗り出したのでした。

ポルトガルのマヌエル建築様式の代表とされ、かつてはテンプル騎士団の町と言われたトマール(Tomar)にあるテンプル騎士団修道院(後にキリスト騎士団修道院と改称)のシンボル解明に挑戦しているわたしとしてはこの手のオーパーツには目がない!

サラマンカはスペインで一番古い大学がある町として知られます。サラマンカ大学は現在も約32000人程の学生を抱える総合大学です。かの有名な「ドン・キホーテ」の著者、セルバンテスも正規の学生ではなかったにしろ、ここで学んだと言われます。

12世紀に建てられた旧大寺院と16世紀から18世紀に建てられたゴチック・バロック様式の新大聖堂のふたつがありますが、上述の宇宙飛行士の彫り物が見られるのは旧大寺院の方。こうなるとわたしなどはウッホッホです。

現代科学の先端を行く宇宙飛行士の姿が中世の大寺院に見られるとはこれいかに?あな、摩訶不思議、と踊る心でこの話を追跡して行くと、件の大寺院ファシャードにこんな彫り物もある。
サラマンカ

サラマンカ
ライオンか,はたまたドラゴンか。しかも、手にコーンに盛り付けられたアイスクリームを持っているではありませんか!え?え? ここまで来ると、いかな乗せられやすいわたしでも、ちょいとお待ちよ、と相成ります。こうなると徹底して調べる作業に駆られます。

大聖堂のファシャード(正門)はこの数世紀でかなりの損傷を受け、1992年に修繕作業が入りました。この時に、彫刻家がその道の許可を得て「宇宙飛行士」と「アイスクリームコーンを持つドラゴン(ライオン?)」とを付け加えたのだそうです。これはどういうことかと言うと、慣習として、大寺院の修繕では度々、修繕する時代の象徴的な物が付け加えられるとのこと。現代の象徴として「宇宙飛行士」が選ばれたとあります。
サラマンカ

サラマンカは、昔、子供達を連れて車でピレネー山脈を越え、アンドラ王国から南フランスに入って家族旅行をしたときに通ったことがありますが、これが1992年に付け足されたのだったら、見られたはずもなし。

しかしながら、別説もあり、修繕以前の写真がないことから、この彫像が後で付け加えられたという確証はない。「宇宙飛行士」は修繕以前にあった可能性もあるとの別説もある。

う~~む。ここで言われる「慣習」ってスペインだけのことだろうか?と、ポルトガルのシンボル追っかけとしてはいささか不安になってきます。

さて、この宇宙飛行士ですが、2010年にバンダリズムこと破壊行為を受けて片方の腕がなくなっていました。
サラマンカ

トップの写真は、見てお分かりのように右腕が修繕されたものです。

「何ゆえ、今更こんなものを歴史ある大聖堂に付け加えるのだ!」との反対意見もあるでしょうし、また、歴史観点からもこれらの彫り物は困惑を招くので、気持ちは分かりますが、バンダリズムはいただけません。

サラマンカには他にも興味深いシンボルがたくさん見られるそうです。そのひとつが下のサラマンカ大学正門にあるもの。蛙を頭上に乗せたドクロ。これを見たものは学業成就するとのジンクスがあるそうです。左横にはユニコーンも見られます。ドクロもカエルも錬金術のシンボルであることを一言付け加えておきます。
サラマンカ

今回、大聖堂とシンボルについても調べてみたところ、意外やサラマンカ大聖堂の彫り物のようなモダンなガーゴイルシンボル(Gargoyle=怪物などをかたどった雨樋の機能をもつ彫刻)が加えられているところが意外や、あるのに驚きました。それら中から面白いものをいくつか拾い上げてみました。

gargois1.jpg

この辺はまだいい。

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フランス、ナントの近くにある小さなベツレヘム礼拝堂のガーゴイルたち。

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エイリアン!

こちらにはダーツ・ヴェーダーが(笑)↓
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ワシントン国立大寺院に

gargois6-1.jpg
んで、こちらは、カマを手にしたヨダ?ET?↓

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グレムリンのギズモじゃん!

ここまで来るとなんか笑っちゃいますよ。人が真面目にシンボルの謎解きに取り組んでいるのに、なんじゃいな、これはw おふざけじゃござんせん^^;本日の画像は全てWikiからです。

という記事をあげたのですが、以来、一度はサラマンカを訪れてみたいと口にしていたのです。 実は息子が帰省していた今年2月に夫は計画を立てたのですが、2月は雨が多い季節です、せっかくサラマンカへ行っても、雨と寒さの中では街の散策もしたくない、とわたしが猛烈に反対し、この旅行は今夏にずれこんだというわけです。

次回はサラマンカ旅行について綴ります。
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