2018年4月6日 

起床7時、窓のブラインドを上げると、うわぁ~、久しぶりの昨日の良い天気とうって変わってまた雨やん!

今日は生徒の弁護士さんが、復活祭の休暇で溜まった仕事を処理するため、夕方の日本語レッスンに来られないとのことで、それならば、日本へのお土産を買いにダウンタウンへ出ようと思っていたのです。残念なり。

我が家の4匹猫も日向ぼっこができなくなって随分長くなります。なにしろ2月からずっと雨天が続いているのですから。黒猫ぺトが近頃以前にも増して悪さをするのはそのせいかもしれないと思っているところです↓
猫カフェ

というので、今日は猫の話です。

ポルトガルで初めての猫カフェは2016年にリスボンで開店されましたが、残念ながら1年ほどで閉店したようです↓

猫カフェ
Wikiより

カフェと猫のスペースは仕切られて別々になっており、人間にも猫にとっても理想的だったと思うのですが、猫のスペースは入室料が3ユーロほどかかったようです。それが不評だったのでしょうか、閉鎖した理由は分かりません。

そして、こちらは3月下旬にオープンしたポルト初の猫カフェO Porto dos Gatosです。

猫カフェ
Wikiより

カフェではフランセズィーニャなど簡単な食事ができますが、基本的にベジタリアン・メニューだそうです。写真は食事スペースで猫はいませんが、別部屋としてソファやおもちゃが置かれてあるCats Roomに続くパテオもあります。

猫カフェ
猫と接触できるのはその二つのスペースになります。

猫カフェ
パテオの右側、白い窓枠のある部屋がそれです。

猫カフェ
トラ猫Jeime

猫カフェ
頭かくしてw 顔が見えません。

O Porto dos Gatosは全てセカンドハンドの家具を再び命を吹き込むように磨きあげ利用しているのだそうです。カフェ責任者の3人の女性はいずれも「捨てられた動物を救う協会」の責任者でもあります。

現在、9匹の猫がいますが、いずれも里親歓迎ですが、申請書に記入後、責任感と同時に猫が飼える条件が求められます。

また、カフェ内でのルールとして、猫を撮影する際はフラッシュを使わないこと、寝ている猫を起こさないこと、猫が自らやってきたのでないかぎり抱かないこと、そして、大声を出さないこと。

猫と食事処を別にして衛生面を考えているいる点や、猫が好きだけど飼えない人のためだとか、猫に触るためだとかが目的でない猫主役のルールがあること、里親の条件が求められることなど、よくできていると思います。 運営の成功を心から望んでやみません。

通常、ブログ記事にあげる場合は、直接現場へ行って撮影するのですが、今回はニュース記事から拝借しました。なにしろ、これまでにいったい何匹の野良ネコ野良犬を拾ってきたか数知れず、現在も我が家には4匹もの猫たちが主顔をしている故、カフェまで行かずとも、ということで今回は書きましたが、ひょっとするとそのうち、行ってみるかもしれません。その時はまたあらためて。

猫カフェ

雨の日の午後をまどろんでいる我が家の4匹ねこ。スピーカーの右の黒い物体がお尻をこちらに向けて寝ている失敬な黒猫ぺトなり。

Info:  O Porto dos Gatos
所在地:Avenida Rodrigues de Freitas, 93-95 (Bonfim) Porto
営業時間:10:00~20:00(月~土) 14:00~23:00(金)
       日曜日、祝日(休み)
にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ blogram投票ボタン
2018年1月2日 

新年 明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
また、皆さまにとってこの1年が良い年になりますよう、願っております。

さて、ポルトガルより9時間先に時を刻む日本ですが、ポルトガルは1月1日だけ休日で勤め人は2日から普通の生活に戻ります。夫の仕事も始まり、わたしも、クリスマス、大晦日、元日と一日中台所に立って料理に酷使した(笑)体を今日一日休めて、明日からは再び日本語教室再開です。

その2018年の最初のトピックは、なんとまぁ、ネコの話であります。

まず、こちらの過去記事を再掲載させてください。

2016年7月18日 

拙ブログ記事で、7月6日に取り上げた、瀕死の保護ねこちゃんの報告です。

「儀を見てせざるは勇なきなり」、で、目の前の行き倒れノラネコちゃんを黙って見過ごすことができず、とうとう拾って持ち帰ったモイケル娘のその後、いや、ネコちゃんのその後であります。

4週間ほど我がモイケル娘のアパートのベランダで獣医に連れて行きながら、面倒をみたようですが、仕事がある身です。残業も多く、ちゃんとした面倒をみるのは、仕事を犠牲にでもしない限り、難しい。外部はこれからどんどん暑くなっていくので、いくら日陰に工夫を凝らしても、ネコにとっては危険です。

動物保護のボランティアなどにも相談してはみたものの、どれも直接的な手助けにはならなかったようです。そこで、娘にクリニック入院を勧めました。その方が、ネコちゃんにとってもどんなにか安全なことでしょう。

また、本人も、帰宅後、自分の3匹猫の世話をした上に、動けないネコちゃんですから、下の世話から食事やり等は大変なことですから、入院することで、かなり気が楽になるはずです。 入院費、治療費とどのくらいの費用になるかは分かりませんが、娘の体調も心配ですしね。

そこで、彼女、近くの獣医さんに相談したところ、なんとまぁ、その獣医さん、入院費は要らない、治療費と食費だけでいい、と言ってくれたとこのとでした。これはとても嬉しいことです。元はと言えば、道で出会ったのが縁で、見捨てられずに保護したネコちゃんです、きっと、娘、どのくらいの費用になるか、ドキドキしながら相談をもちかけたことでしょう。

「ほ、ほんと?」ってな気持ちだったと思います。何しろ、そんな獣医さんは、海外ならいざ知らず、日本国内では、まだまだ少ないと見ていますから。そのようなわけで、しばらく前から娘の保護ネコちゃんは、近くの古い動物病院の獣医さんのところに入院していました。

モイケル娘もできるだけネコちゃんの入院先に顔を出すようにしているようですが、何しろ残業が多いので、閉院後の帰宅も多く、週末くらいしか覗きにいけないとこぼしていました。

費用はかさばると、ギョッとする金額になりかねないので、そろそろ、一度お支払いしなさい、といくらかサポートすることにしたおっかさんこと、わたしが言ったところ、件の獣医さん、「うちが面倒をみよう」と言ってくださったそうです!

そして、名前も「フジちゃん」と名づけられました。保護から2ヶ月近く、今のところは前足しか動かせないが、
2キロしかなかった体重も増え、ダニのせいで剥げていた頭もやっと毛が生えてきました。

ふじちゃん1

モイケル娘のメッセージには、

―親切な動物病院が引き取ってくれ、『不治の病から立ち直ったから、フジちゃん』と名付けられました。
体重はみるみる増え、足の突っぱりも完全回復。なんとか姿勢を保てるようになりましたが、後ろ足は依然として動かず。人馴れしておらず、いつも鋭い目か怯えた目のフジちゃん。思う所は色々あるけど、がんばってほしいー   

と、ありました。

保護した頃に比べると、状態はとてもよくなったように思います。ただ、未だにエサを差知れても人が見ている前では食べず、トイレの後は風呂に入れるので、ケージを開ける毎にシャーシャーッと威嚇するのだそうです。

生まれつきのノラネコ生活をしてきたのか、あるいはよほど人間に酷い目にあわされたのか。四肢、健康の完全回復までにはまだまだ時間を要すると思いますが、フジちゃん、元気になってね。そして、引き受けてくださった獣医さん、本当にありがとうございます。

実は、わたしは密かに考えていたことがあったのです。モイケル娘とその連れ合い、狭いアパートで、これ以上、飼い猫を増やすわけにはきませんから、これも乗りかかった船、もし回復して里親を探せど、どうしても見つからない、ということであれば、夫には「何をバカな! これ以上どうするのだ!どうやって連れてくるのだ!」と言われるのを承知で、ポルトで引き取るにはどういう手続きがいるだろうかと、おアホなことを考えて調べていたのでした。

しかし、なんと言う幸運!意思あるところに道は拓ける。なんとかしたいという強い願望のもと、ひとつひとつに懸命に取り組んでいると、手助けしてくれる人も現れるのだと、おめでたい母子は、件の獣医さんに感謝感激している次第です。わたしたちのためでなく、ネコちゃんのために、です。


これが、かれこれ一年半前のことです。そして、この保護から1年ほど経ったころが下の画像。

fujichan-1.jpg

目から察するに、人間に対する不信感はまだ取れていませんが、ふっくらしています。ほとんど治療は終わったものの、これでは里親は難しいでしょう。かといって一生涯ケージで過ごしてもらうわかにもいかない。かと言って、外へ解放したらどうやって食べていくのか、再び飢餓状態におちいるのではないかと、獣医さんもわたしたちも頭を悩ましていたのでした。

このフジちゃん、年末にモイケル娘の言うことにゃ、「避妊手術を施した後、試しに外へ出してみたら、毎日ご飯を食べに獣医さんの家に帰ってくる」のだとか。これだと、家と外を自由に出入りする飼い猫と同じようなもので、フジちゃんの件はなんとか一件落着、めでたし!

更に、娘曰く、「ちゃんと新しい土地でご飯を食べにくるように仕向けたのがすごいね」

保護した時は、あちこちの保護団体や新しい設備の整ったクリニック等にも相談したのですが、どこも引き受けてくれませんでした。結局、昔からその地域にあった年配の獣医さんが引き受け、娘も時にエサの差し入れをしたりしてフジちゃんを覗きに行ってたようですが、フジちゃんが独り立ちできるまで見てくれたことには、脱帽です。

獣医さん、ありがとう!そして、フジちゃん、逞しく生きてね。

新年から、こんな報告ができるのは嬉しいことです。

Jan_1-1.jpg

我が家の猫たち。パズルの如くしっかりくっつきあって暖房機の前でまどろむの寒い日。

では、皆さま、また明日。
にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ blogram投票ボタン
2017年12月24日 

我が家に5匹猫がいた頃の、あるクリスマス時期の話です。

一番若いゴロー君が右上の牙が抜けそうでなかなか抜けませんでした。
牙はかなり下にさがっていて、下の牙と噛み合わず口を閉じることができないらしく、えさを食べようとすると触れるのが痛いのだろう、食べなくなっていました。

2010-1
クリニックに行く前日。痛みをこらえて寝るっきゃないのだ。というので、川の字で寝るゴロー君。左は年長のゴン太(昨年寿命を全うしました。まん丸なのはクルル。太りすぎだよ、君。

それで気が付いたのだが、口を閉じることができないと飲み込みもできないらしいのだ。結局ミルクも水も飲めなくなったので、先週の日曜日には、動物総合病院の救急へ夫が連れていってみた。人間並みである。

診断の結果が病院へ行った夫から電話で入った。

「抜歯して穴を開けたままはよくない。手術して義歯を構築しそれを入れる」

@@ さ、差し歯じゃん!人間並みジャン!加えて手術費用は500ユーロ(=56000円)だという。ガビ~~ン!
ということは、薬代だのその後の通院だので7、8万はかかりそうだと。

「どうする?」と電話で夫。

どうするったって、今、昼食作り中のわたしに即断せよと言われてもなぁ。飯が焦げるよ~

ということで日曜日はいったんうちへ引き返してもらった。7、8万はちょっとかけすぎじゃない? だってペトやクルルもしばらく前に抜けたけど、そのままです。

結局、猫たちの主治医である近くのクリニックで予約を取り、昨日麻酔をかけて抜歯のみしたのだが、これとて、食事抜きで朝、連れて行き丸一日クリニック・ステイである。

そのことを猫好きのモイケル娘とスカイプで話した。

spacesis: 家猫だし獲物をとるわけじゃないからいいんだけど、外へ出たら、
       外猫たちに笑われるのだ、きっとw
       なんだ、おまえ、牙がないのかってw

モイケル:  失格なネコになってしまうねw
    (註:これは兄貴の間違い日本語をそのまま使ってみたようだ。
     「妹失格だ、お前は」と言うべきところを、兄貴、「お前は失格な妹だぁ」
     とやったようだ。爆。まぁ、文法的には、日本語の形容詞としての使い
     方が間違ってないのだがw 我が息子は時々こういう日本語の間違
いをしでかしていた)

spacesis:   あははは、失格な猫って(笑)

モイケル:  あ、でも意外と貫禄がついていいかもよw

spacesis: 牙がない貫禄なんてあるかいな。

モイケル:  片目に斜め傷が入ってるようなカッコよさにはならんかw

spacesis: おお!旗本退屈男のことだね。いやぁ、そんな突っ込み
ができるなんて、モイちゃんもすっかり日本人じゃん

そうは言うものの娘のギャグがこの母の年代ものであるのをご理解くだされ。何しろ、この母の昔話が日本の情報でありましたし、それを聞いて日本に憧れて行った彼女ではありますもので。

とまぁ、こんなくだらない親子話をばらしているのですが、かかった費用はいくらか? はい、麻酔をかけて抜歯し、薬をいただいて当時で60ユーロ(8000円弱)ほどでした。これでよかったかどうかは知りませんが、仮に差し歯をしたとして、それとても人間と同じで合う合わないがあると思われ・・・すると、差し歯で一件落着とはいきません。抜いてしまったら後くされがなくなり、とりあえず落着ですものね^^;

そんなわけで、抜歯後のゴロー君の顔、みてやってくださいな(笑)

22010_.jpg
ボクは嬉しくないのだ・・・と、申しております

本日も読んでいただき、ありがとうございます。よろしかったらランキングクリックをポチッとお願いできたら嬉しいです。
では、みなさま、メリークリスマス!
にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ blogram投票ボタン
2017年11月26日 

我がフラットは4階建て、8軒の分譲住宅のコンドミニアムです。幸い、自分が購買した住居であってもペットを飼ってはならぬという新築コンドミニアムによくあるようなルールはありません。

ゆえに現在4匹の猫がいる我が家を含んで4軒でペットを飼っています。我が家の階下2軒と階上の一軒にはワンちゃんがいます。
階上のワンちゃんはあまり見かけないのですが、階下のワンちゃんたちは、家族のだれかが毎日のように夕方散歩に連れ出します。その時間帯が、野良のワンニャンたちにわたしがエサを運ぶ時間にあたり、よく出会うのです。

すると、2匹ともわたしを見るなり、即リードを持っている飼い主を引きずってでも、こちらに駆け寄って来ようとするので、飼い主さんたちはワンちゃんを制御するのに必死です。わたしは猫に限らずワンちゃんも好きで犬猫同時に飼ったこともありますが、その匂いでもするのでしょうか、恐らく親しみをこめて近寄り、撫で撫でして欲しいのかもしれません。

が、必死に制御する飼い主さんに悪くて、すれ違うと分かったときは、「あちゃ~」と、反対側の通りに渡ります。猫と違い、階下の一匹はジャーマン・シェパードなので大きいのです。ラウラというメス犬ですが、一度などは、抱いてもらおうとて、飼い主さん目掛けて抱きつき、勢い余って、飼い主さん、前歯を折ってしまったこともあり、大きなワンちゃんを飼うのはなかなかに歯の折れる、いや、骨の折れることでもありそうです。

さて、先日のこと。お天気がよく、公立学校の先生たちのストライキがあって、近くの小中学校が休みになった日のことです。台所のベランダに張られたロープに洗濯物を干していました。いつもは車庫の中を居所にしているラウラが、この日は車庫の前のスペースで半分空気の抜けたボールと遊んで走り回っていました。

すると、隣のコンドミニアムの住む小学生のジュアン君が友達とサッカーボールを持ってきて遊び始めました。
これを見たジャーマン・シェパードのラウラ、やおら自分の古ぼけたボールを口に加え、遊んで遊んで!とでも言うかのように、ご覧の通り↓

wanchan1-2.jpg

隣とのしきりになっている壁に今にもよじ登ろうかとするくらい、興奮しているのです。拡大した画像が下です。

wanchan1-1.jpg

いやぁ、もう本当に可愛らしくて、思わずスマホのカメラを向けてしまいました。一生懸命頼んだに拘わらず、結局ラウラは男の子たちに相手にしてもらえませんでしたが、しばらくこのままの格好で飛び上がっていたのでした。

猫も可愛いけれど、こんな風なことはまずしません。Man´s best friendとはワンちゃんに昔から与えられた言葉ですが、いかにもと思わされた一件でした。

こちらは、近頃めっきり寒くなり、ストーブの前で鼻をあぶっているうちの4匹猫。

novembro1-1.jpg

本日はこれにて。

お時間あらば、ランキングクリックをお願いできますか?


にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ blogram投票ボタン
2017年7月11日 

昨夜も真夜中過ぎ、寝室にあるベランダのガラス戸のブラインダーを下ろしているに拘わらず、差し込む青い光のあまりの明るさに目が覚めました。なんでこんなに明るいのかと起き出して、夫を起こさないようにと娘の部屋へ行きベランダへ出てみると、んまぁ~、我が家のまん前の空にまん丸お月さんの美しいこと!

これが冬時間であれば、寝しなに月を眺めることも度々なのですが、夏時間は向かいのフラットの後ろから月が昇ってくる時間がグンと遅くなるので、忘れがちです。

ゴンタ

煌々たるこの月光が寝室に差し込んで目が覚めたのでした。ふと向かいのフラットの横にある小さな公園に目をやると、黒猫が一匹、臆することなく地面でゴロリンゴロリンと寝返りを繰り返し、人っ子一人いない公園の時間を楽しんでいるのであります。

もう一枚満月の写真を撮って、自由を満喫している黒猫にシャッターを切ろう、どれ、と公園にカメラを向けたら黒猫の姿かたちは最早あらず。一瞬の間に消えていました。今朝の午前2時ころの、何だか嬉しく思われた小さな出来事でありました。

我が家にはこの春まで5匹の猫がおりました。最年長は、今のフラットに引っ越してくる前の、庭がある借家にいた時に、フイとやって来てうちに住み付いたゴンタです。恐らく隣人が飼っていて碌にエサもあげず外へ出しっぱなしの猫ではなかったかと思います。

他の4匹はあまり抱かれるのを好みませんが、きっと子猫の時から子どもにでも抱かれていたのでしょう、ゴンタは抱かれ慣れており、少しも嫌がりませんでした。夜は家で寝ましたが、この一帯は彼の勝手知ったる縄張りでもありましたから、よく出歩いていました。

ゴンタ

わたしも家族だニャン、入れて。

近所のジョアキンおじさんの畑は今でこそ高い石壁で仕切られていますが、そのころは春には菜の花畑、夏にはトウモロコシ畑、それ以外は草茫々でしたが、ある日、夜になってもゴンタがなかなか帰って来ず、探しに行ったところが、その畑で他の大勢のネコたちに混じってなにやら猫の会合の中にいるようなのを見つけたことがあるのでした。

外界を知っているのはこのゴンタだけで、フラットに引越しして以来、それを今更ずっと屋内で暮らせとは言えず。また、フラットは二階ですから出入りができません。そこで週末の土日の午前中だけフラットの表ドアから出してやることにしました。

犬もそうですが猫も外出できる日にちをちゃんと学ぶのですね。週末には夫が向かいのカフェへ新聞を読みに行きますが、ゴンタは決まってフラットの我が家のドアの前に座って、出してもらうのを待っていたものです。

ゴンタ
時々こんないたずらも。

毎回1時間ほどすると必ず、地階の車庫がある石壁の上から「帰って来たよ。下まで迎えに来て家に上げてニャ」と鳴きました。声を聞く度に、すわ!とわたしはフラットの鍵を手に階段を下りて迎えに行ったものです。

ゴンタ
野良だったゴローをいち早く受け入れたのはゴンタでした。

他の猫を決していじめませんでしたし、猫同士がにらみ合い取っ組み合いが始まろうものなら、即、飛んでいって仲裁に入り、長老の貫禄があり、たいした猫でありました。

6年ほど前から白内障が進み、わたしたちが気がついたときには歳が歳ゆえ眼の摘出は避けたほうがいいと、かかりつけの獣医に言われ、以後、他の4匹猫に万が一にも目に悪さをされては気の毒だと言うので、ゴンちゃんだけわたしたちのベッドの上で寝てもいいことにしました。

んで、朝、目覚めると決まってわたしの頭は枕から落ちており、枕の上ではごんちゃんが心地よく寝ているのでありました。

少しは見えていそうな目もここ3年ほどは光を感じるくらいなのか、家の中を壁に添って歩いていました。この頃から、常にわたしの後をついて歩き、側を離れないようになりました。

gontapc-2015-june.jpg
わたしがpcに向かうときもこの通り、くっついて。

ゴンタ

今年に入って、食べなくなったもので、点滴をしてもらいにかかりつけの獣医院に二日ほど入院したのですが、それでも大して食は進まず、あの手この手で食べさせようとするわたしに、義理立てでもするかのように、ほんの少し舐めるだけでした。

こうしてほとんど静かに休んでいる時間が長くなりましたが、粗相はたった一度だけ毛布の中に。してしまったのを恥じるかのようなその様子に、わたしはいたく感心したものです。

ゴンタ

ほとんど寝てばかりのゴンちゃん

ゴンタ

旅立つ一週間ほどは食を絶ち水を絶ち、3月の始め頃の早朝、深い息をしたのが最後でした。
推定年齢17、8歳、人間で言えば90歳近くでしょうか。

ゴンタ

目が見えなくなり外出ができなくなってからは、ベランダに出て、写真の渡し板に座っては、しばし外を眺め、鼻をヒクヒクさせて自由の匂いを嗅いでいたものです。今は同じ場所に時折、一番若いゴローが座って外を眺めています。

わたしたちにほとんど手をかけず、猫と言えどもあっぱれなゴンタの一生でした。

真夜中の無人の公園で、寝返りをしながら自由を楽しんでいた黒猫を目にし、春に亡くした愛猫のことを書いてみました。

本日はお付き合いいただきありがとうございます。


にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ blogram投票ボタン
Click for Porto, Portugal Forecast 
ポルトガル ポルトの口コミ
ポルトガル ポルトの口コミ にほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ
にほんブログ村