2010年12月28日 

クリスマスのポルトガル食卓は、色々なブログサイトで豪華な食事の画像が
紹介されているので、わたしははしょり、今日は義姉が住むAveiro市へ、クリ
スマスの昼食をともに過ごしに出かけた際に撮影した、ちょっと得したと思わ
れる写真を紹介します。

Barco Moliceiro(=バルコ・モリセイロ)は、単にモリセイロとも呼び、ポル
トガル中央を流れるヴォーガ川(Rio Vouga)が注ぎ込むアヴェイロ市の入り江
を周遊する小船のことで、アヴェイロのシンボルのひとつに数えられる。

aveiro_moliceiro1

モリセイロは元々田畑を肥沃にする肥料として使用された入り江の海草molico=
モリーソ (molicoの「c」の下にはcedilhaと呼ばれるニョロ記号がつく)を
すくい集め、その運送に使われていた。
「モリセイロ舟」はこのモリーソ=海草を語源とする。

しかし、川の汚染により肥料としての海草は徐々に消滅し、現在モリセイロ舟
はアヴェイロ市内を流れる運河に浮かび、ツーリストを乗せる観光用になって
いる。
               
               
モリセイロについて

下のアズレージュ(=azulejo=青タイル絵)に見られるように、海草を船に
すくい上げ易くするため船べりが低くなっている。
aveiro_moliceiro2
船体の全長はおよそ15メートルで木材は杉。耐久年数は12年と言われる。

下は現在は見られない、Moriceiroと呼ばれた海草取りを職業とした人。
肩には海草をすくう大型の「くまで」を担いでいる。
aveiro_moliceiro3

モリセイロのもうひとつの特徴

美しく彩られた船首と船尾を注意して見ると、実はなかなかに面白い絵が描か 
れているのであります。
モリセイロのもう一つの特徴といえるのが日常生活のちょっとした出来事を
風刺してみたり、隠語を使ったりした下記の絵です。

aveiro_moliceiro4

上のモリセイロの一つを拡大してみました↓
aveiro_moliceiro5
 「Deferente na Cor, Iguais no Amor」(肌の色の違い、愛の平等)

aveiro_moliceiro6
 Abre-me a porta de teu Jardim(お前の庭の戸を開けておくれよ)

aveiro_moliceiro7
A voz de Portugal
(ポルトガルの歌声。ご存知ファドの女王アマリア・ロドリゲス)

aveiro_moliceiro8
A alma Lusitana(ルジターナ精神。Lusitanaはポルトガルの古称。
ルジターナと言えば16世紀のポルトガルの片目の国民叙事詩作家、「ルイス
・ド・カモインス」です。

aveiro_moliceiro9
 O sutomovel do meu Avo(オレのじっちゃんの車)

こちらは少しお色気のあるもの↓
aveiro_moliceiro10

拡大してみました↓
aveiro_moliceiro11
Que me dera poder monta la Manel
(おい、マネルよ、あんな風に乗ってみたいで。^^;)

モリセイロに描かれている絵は隠語を使ったお色気のあるものも、結構多いの
を今回知りました。
      
アヴェイロは「ポルトガルの水の都」とも呼ばれるのですが、こちらでも案内
していますので、興味のある方はどうぞ。

 水の都アヴェイロを見てみる。
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2010年12月25日 
 
xmas1

ドアの向こうは、子供たちよ、我が家です。


クリスマスもギリギリに近づいてから、プレゼントの買出しに走り回りブログ
もとうとう数日、更新できませんでしたが、みなさま、メリー・クリスマス!

昨夜はポルトガル定番のバカリャウ(Bacalhau)料理で、モイケル娘がいない
6回目の、そして息子がいない2回目の夫と二人だけの静かなイブでしたが、
今日のクリスマスの昼食は、ポルトから車で40分ほどのAveiro市は夫の姉の
自宅で、サントス家数家族が集まり一緒にします。

今朝はその昼食に持っていく巻き寿司を作るため7時に起床し、一通り終わっ
たところです。

具はツナ、かんぴょう、たまご焼き、にんじんの甘辛煮、キャビア使用。

そんなわけで、これからバタバタ出かける準備に入りますが、おいでくださっ
たみなさま、せっかくですので、お時間がありましたらポルトガルのクリスマ
スにまつわる下記の過去記事までご足労願えたら、嬉しいです。

spacesisのよもやま話クリスマス・コレクション

上述にあるクリスマスのポルトガル定番料理「Bacalhau」について。

spacesisのよもやま話「クリスマス・キャロル


さて、もうひとつ、前回のブログで我がモイケル娘の作曲をHPのBGMにしたので
どうぞ、と書きましたが、「行って見たけど音楽が聴けない」との苦情をいた
だきました。
すみません、アップロードの仕方が間違っておりまして、やり直ししましたの
で、ご面倒でももう一度下記までお出かけいただき、聴いて見ておくんなさい
まし。

ポルトガル案内サイト「ポルトガル・ロマン

今度は大丈夫かと思うのですが、ダメでしたら再度コメントでお教えください。

それでは、みなさま、
Merry Christmas & Feliz Natal! 
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2010年12月21日 

我が家の5匹猫で一番若いゴロー君だが、数日前から右上の牙が抜けそうで
抜けない。

牙はかなり下にさがっていて、下の牙と噛み合わず口を閉じることができない
らしく、えさを食べようとすると触れるのが痛いのだろう、食べなくなった。

gato1
クリニックに行く前日。痛みをこらえて寝るっきゃないのだ。というので、
川の字で寝るゴロー君。左は年長齢11、2歳のゴン太。右目は全盲、左目
もかなり見えなくなってきてます。まん丸なのはクルル。太りすぎだよ、君。


それで気が付いたのだが、口を閉じることができないと飲み込みもできない
らしいのだ。結局ミルクも水も飲めなくなったので、先週の日曜日には、動物
総合病院の救急へ夫が連れていってみた。人間並みである。

診断の結果が病院へ行った夫から電話で入った。

「抜歯して穴を開けたままはよくない。手術して義歯を構築しそれを入れる」

@@ さ、差し歯じゃん!人間並みジャン!
加えて手術費用は500ユーロ(=56000円)だという。ガビ~~ン!
ということは、薬代だのその後の通院だので7、8万はかかり
そう・・・

「どうする?」と電話で夫。

どうするったって、今、昼食作り中のわたしに即断せよと言われてもなぁ。飯が
焦げるよ~。

ということで日曜日はいったんうちへ引き返してもらった。7、8万はちょっと
かけすぎじゃない? だってペトやクルルもしばらく前に抜けたけど、そのまま
です。

結局、猫たちの主治医である近くのクリニックで予約を取り、昨日麻酔をかけ
て抜歯のみしたのだが、これとて、食事抜きで朝、連れて行き丸一日クリニッ
ク・ステイである。

そのことを猫好きのモイケル娘とスカイプで話したのだが、

spacesis:家猫で、えもの、とるわけじゃないからいいんだけど、
     外へ出たら、外猫たちに笑われるのだ、きっとw
     なんだ、おまえ、牙がないのか、ってw

Maiko:  失格なネコになってしまうねw
     (註:これは兄貴の間違い日本語をそのまま使ってみたようだ。
       「妹失格だ、お前は」と言うべきところを、兄貴、
       「お前は失格な妹だぁ」とやったようだ。爆。まぁ、文法的には、
      日本語の形容詞としての使い方が間違いではないのだがw


spacesis: あははは、失格な猫って(笑)
Maiko:   あ、でも意外と貫禄がついていいかもよw
spacesis: 牙がない貫禄なんてあるかいな。
Maiko:   そ、そか。。 片目に斜め傷が入ってるようなカッコよさには
      ならんかw
spacesis: おお!旗本退屈男のことだね。
      いやぁ、そんな突っ込みができるなんて、モイちゃんもすっかり
      日本人じゃん^^ うんうん^^


とまぁ、こんなくだらない親子話をばらしているのですが、かかった費用は
いくらか? 
はい、麻酔をかけて抜歯し、薬をいただいて60ユーロ=7000円弱ほど
でした。これでよかったかどうかは知りませんが、仮に差し歯をしたとして、
それとても人間と同じで合う合わないがあると思われ・・・すると、差し歯で
一件落着とはいきません。抜いてしまったら後くされがなくなり、とりあえず
落着ですものね^^;

そんなわけで、抜歯後のゴロー君の顔、みてやってくださいな(笑)
goro_dente
ボクは嬉しくないのだ。。。。と、申してます^^;

さて、Japan Week中は子供たちとこのような取るに足らない話もできなかった
のですが、この取るに足らない会話が、その日その日のお互いの生活報告
のような役割を果たすわけで、たかが文字でとは言えども、スカイプでの会話
は子供たちの元気を図るバロメーターにもなり、わたしたち親子にとっては
結構大切なものです。

東京息子の兄貴の方は、トランス・ミュージック作曲を手がけて、新宿や池袋
に出没しているようですが、近頃は少しギャラが入るのだとか。日本へ行って
から、かれこれ2年が経とうとしていますが、この様子ではどうもまだポルト
へ戻ってくる気はなさそうです。

先だってモイケル娘が言うことにゃ、
「おっかさん、音楽ってほんとにいいね」

音楽に惹きつけられ、励まされ慰められてきたわたしにとって、そんな言葉を
娘から聞くのは、心底嬉しいです。
限られた音符を並べて、人の心をひきつけるメロディーを作り出すのは人間の
才能のなす業だと思います。

作曲するのも、それを素晴らしい歌唱力で歌い上げ、人を感動させるのも誰に
でもできるものではありません。
音楽も、そしてそれを歌い上げる人もその才能には心から賞賛します。

で、そのモイケル娘、近頃は兄貴同様、暇をみては作曲しているのだとか。
今日はその一曲、私も気に入りましたので、ご紹介したい。

我がポルトガル案内サイト、「ポルトガル・ロマン」トップページのBGMに使
わしてもらいました。お、親子と言えども『著作権問題」はありますので、
「使用料、払うよ」と言っております(笑)

早速、夫が仕事から帰宅して後、
「これ、モイケルの作曲よ」と紹介すると、Aveiro市に住む夫の姉に電話で
受話器を通して音楽を聞かせ、
「O Luisa(=ルイーザ=姉の名前)、モイケルの作曲だぞよ^^」
と嬉しそうに報せておりました。

夫よ、そういうのは日本語で「親ばか」と言うのだぞ(笑)

ということで、まだ未完成状態のイントロではありますが、下記でモイケル娘
の「エチュード」が聴けますので、よろしかったらどうぞ。

spacesisのポルトガル案内サイト「ポルトガル・ロマン


夫だけじゃなくて、わたしも今日は親ばかさせていただきました。
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2010年12月19日 

downtown1
こうにTrindade(トゥリンダーデ)教会の塔が見える師走ダウンタウンの
夕暮れ。

不景気な世の中とは言え12月ともなると出来る範囲内でと、ポルトガルでは
クリスマスの贈り物を買い集めに出る人は多い。

わたしもその一人で、我が子たちにはもう既にプレゼントを送ったが、まだ
まだ買出しをしなければならない。その中には夫の一族や知人の子供たちへの
ものがある。その子供たちへのプレゼントで、この数年毎年頭が痛い問題が
あるのだ。

「チャイナフリー」と称してわたしがここで自主的にしている中国製品一人
不買運動のスタンスを取り始めてから今年で5、6年になる。
中国商店で手に入る日本食材に関してはここで手に入れるのを諦めたのと、
どうしてもという時には、少し値は張るが、隣町ガイア市のスペイン系デパー
ト「El Corte Ingles=エル・コルテ・エングレーズ」で近頃は多少手に入る
ようになったので、何とかもっている。

かつてはポルトにあるアメリカの玩具大手チェーンストア「Toys"R"us」
(トイザラス)をよく利用したものだが、チャイナフリーを実行し始めて
から気づいたことに、なんと多くの中国製品が多いことか、であった。
それが今ではほぼ95%に近い製品が中国で製造された玩具なのだ。

不買運動のスタンスもさることながら、子供の手に触れる玩具ゆえ、一時
問題になりメディアでさんざん取り上げられたような体内に有害な鉛を大量に
含む塗料は使われていないかも、未だに気になる点で、特に知人の赤ん坊
への贈り物には気を配る。

ですから、幼児にわたしが選ぶ贈り物はほとんど信頼のおける玩具店
Didaktoで選ぶ。
かつてわたしが雑誌で取り上げたこともあるDidaktoは、世界の優良玩具を
集めて販売する、ポルトでも稀有な玩具店だ。プラスティック製品はほとん
ど扱っておらず、ほぼ全てが木製品である。
しかし、こことて幼児向けであるので、小学生ともなると選べる品物が少
なる。

downtown3
ダウンタウン、Bolhao市場近辺。

そこで、先だって夫とEl Corte Inglesはどうかと、その玩具売り場へ足を
運んで見た。
ありとあらゆるおもちゃが棚に並べられているのだが、手にとって製造地を
確認してみると、ポルトガルでも人気のあるKittyシリーズを含め、そのほと
んどが「Made in Chine」である。

だめだ、こりゃ・・・
こだわりの強い夫ではあるが、終に音を上げた。が、わたしはこと中国云々
に関しては、夫のこだわりの上を行く。中国製と知らずに買ったのならいざ
知らず、知ってて買うのは居心地がよくない。
第一、「ほれ、やっぱり。すぐ壊れた」だの、「どうも塗料が有害だそうだ」
だので悔しい思いをするのはもうごめんなのだ。
それで決めたのが「レゴランド」だ。ネット検索で確認してみると

「Kid Toys NOT Made in China」(中国製でない玩具)
Only Lego BRICKS are made in European Union (Dennmark and Czech
Republic) and in Mexico.(レゴ社のもののみがヨーロッパ製、メキシコ製)

今では一人前に成長した我が東京息子も、レゴ玩具には幼児期から
お馴染みで小学生になってからも随分遊んだものだ。
組み立てる作業も遊びの部分になる。プラスティック製品という気になる
部分があるが、レゴ社は毒性がなく、しかも変色変形少ない原料を使って
いるのだそうだ。

思うにこういう自社製品へのこだわりが伝統とよい製品を生み出す
ことにつながるのではないだろうか。
安かろう悪かろうでは、一時的に売れはしてもいずれ化けの皮がはがれ、
消費者にそっぽを向かれることになる。

downtown2
師走土曜日午後のサンタカタリナ通り。買い物客で間もなくごった返しに
なるだろう。


グローバル化という時の潮流に乗り遅れまいと猫も杓子も人件費の安い
海外生産をめざすのはいいが、自国の腕のいい職人をなおざりにして、
いつの間にか質も低下したと日本製品が評されないようにと願うばかり
である。

安いことには必ずそれなりの理由があるとわたしは常に思っている。
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2010年12月14日  

ポルトガル人のスィーツ好きはちょっとしたものだ。
毎夕食後には、デザートにスィーツは欠かせないのではないだろうか。
もちろんスィーツの代わりに果物、チーズをという人も多い。

ポルトガル菓子の基本は、砂糖、卵、それにアーモンドパウダーだそうで、
バターをあまり使用しない。わたし自身はアーモンドパウダーを使うことは
なく、亡くなった姑も義姉もアーモンドパウダーを使っているのを目にした
覚えがない。もしかすると、南部でそれがよく使われるのだろうかと思ったり
している。

クリスマス、年末年始ともなると、ケーキ類の数たるや、日本とは比べ物に
ならないほどの量がこれでもかと言うほどにテーブルを占める。
また、ポルトガルのコーヒー、かの強烈な味のエスプレッソも砂糖なしでは
とてもいただけないであろう。
ポルトガル人にとって砂糖なしの毎日は想像しがたいであろう。

その砂糖が間もなくクリスマスが来るというのに、マーケットから突然
消えてしまったのである!

先週のことだ。我が家に週に2度、火曜日と金曜日の3時間ほど掃除と
アイロンかけに来てくれるベルミーラおばさんが言う。

「O Dona Yuko!(オ・ドナ・ユーコ)、昨日砂糖を買いにいったところが、
いつもの店になくて、あちこち砂糖を求めて娘の車で店巡りを余儀なくされ
たのだけど、どこの店にも砂糖たるものがないのですよ。消えちゃったん
ですよ!」とかまびすしい。

砂糖
↑いつもは砂糖が置かれてある場所を缶詰などが占めている。画像はJN紙から
拝借。


クリスマスを前に値上げでもするのだろうか、それで在庫を店頭に出さ
ないのだろう、セコイ!などとベルミーラおばさんと商店をけなしていた
のだが、どうもそうではないらしい。

どうやら砂糖の原料が入荷が遅れ、その結果市場に80%ほどしか出回らなく
なり、そこでクリスマスを前に砂糖が値上げする、もしくは砂糖が不足すると
勘違いして人々が買占めを始めたことから、こんな状態になったのだと言う。

実際、砂糖が入荷するや一人10袋(10キロ)も買い込んでいこうとする客
がいたりして、午前中のうちに砂糖は店頭から消えてしまった。大手のスーパ
ーなどは、「一人当たり2袋のみ!」と札をさげているところが多いとのこと。

わたしも先週末、Gaia市にあるEl Corte Englesへ行くという夫に付き
合い、ついでに地下の食料品売り場を覗いてみると、一応砂糖は少し
置いてあったものの、「一人1袋」と書かれた紙が下げられていた。

子供たちがいた頃はよくクッキーやケーキを焼いたものだが、その子供たちも
今では日本におり、わたしはどちらかと言えば食べ物は和風が好み。甘いもの
もそうで、夫と二人になってからはケーキ作りをしなくなって久しい。
コーヒーは日に何杯もネスカフェをかなり薄めてお茶代わりに飲むので、昔か
らコーヒーに砂糖は入れない主義。ゆえに砂糖もここ数年は一袋が随分長持ち
しているのである。

「砂糖は必ずちゃんと店頭に出回るようになるので心配するな」とは政府の
言質だが、時期が時期だけに、う~ん、果たしてどうなるだろうか、と甘い
物にたいして目があるわけではないわたしは傍観しているのである。

というところで、今日はポルトガルの特産物をひとつご紹介します。

「石の花」と言えば、わたしが唯一好きな、近頃ではなかなか入手困難な
フランスはキャロン社の香水ですが(エピソードはこちら)、石ならずポルト
ガルの「塩の花=Flor de Sal」の話です。

塩の花とは良質の塩田で採れる大粒の天日塩のことです。マグネシウム、
カルシウムのほかにミネラル成分が多く含まれているので風味がいい。
フランスのが有名なようですが、ポルトガルでも主に南部のアルガルブ地方で
生産されます。
塩の花2
茶色はpiripiri(チリペパー)が入っているバーべキュウなどの肉用。右の
透明なのはサラダや料理に使用。
ちなみにわたしが始めて使ったのはお土産でいただいたフランス製です↓
塩の花1

数年前までわたしはこの「塩の花」なるものに見向きもしなかったのですが、
「減塩せよ」と夫に言われ塩の使用を控え始めたのですが、それを機会に
少し高いけれどと使い始めたのが塩の花なのです。

始めにサラダに使ってみたところが、おいしいのです!
以来、わたしは塩はずっとこの「Flore de Sal」を使用しています。
値段は色々ありますが、普通の塩に比べて5倍から10倍ほどですが、
夫と二人の所帯であるのと、減塩状態ということで、さほど高くつきません。

塩の花を拡大してみました。
塩の花4

結構大きな粒で、我がモイケル娘などこれが歯にガリッとあたるのが嫌いらし
いのですが、慣れてしまったわたしは平気です。
この塩の華はポルトガルの一流シェフもサラダに好んで使うとのこと、使い
始めると手放せなくなるポルトガル特産物のひとつです。
上の画像のように瓶に入ったのから下のようなものまで色々。

塩の花3塩の花5

健康食品にこだわる人にはお土産としてもいいのですが、塩は重いのが難!

ちょっとしたマーケットからポルトガルグルメ店などで買い求められます。

とここまで来て、これを書きながら実は小豆であんこを作っていたのであり
まして、ハッと気が付きキチンに飛んで行きますと、がび~~ん・・・
こびりついてますがな・・・

で、こういう時にかぎって我が夫、お早いお帰りで、ドアを開け「ただいま」
と同時に、「お~い、またEntrar Bispo、やってるぞぉ(Entrar=
入る Bispo=司教。食べ物を焦がすことを言う。語源を目下調査中w)」

甘いものはあまり食べない、「砂糖もここ数年は一袋が随分長持ちしているの
である」などと上述しておきながら、あんこに砂糖はつき物で
いやぁ、これは参ったw

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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2010年12月10日

「Cerveja=セルヴェージャ」はポルトガル語でビールのこと。
Cervejariaとは生ビールが中心のお食事処である。もちろん、ワイン好きには
それなりにいいワインも揃えてある。
普通のレストランでも生ビールは飲めるのだから同じではないか?と言われる
かも知れないがちゃんと違いがある。

レストランは食事の時間が決まっており3時くらいにはいったん閉店し夕食の
時間に再び開店するところが多く、2時半ころの入店はできないところが多い。

その点、セルヴェジャリーアは一度開店すると夜の閉店時間までずっと開いて
いるので、昼食の時間に少し遅くなりレストランへ行くにはちょっと、という
時に便利だ。

夫とわたしの行きつけのCervejariaは何軒かあるのだが、今日はそのひとつ、
Portobeerをご案内したい。

portobeer6
Boavista 通り、Hotel Palacioと隣接、日本レストラン「御所」の上階にな
ります。店内は大きなガラス窓がはめられており、透明感がある落ち着いた
雰囲気のレストランです。

portobeer1
入り口をくぐると一面ガラス張りの、表通りが見えるサルーンが左↓
portobeer2

右側はカウンターとテーブル席がある↓
portobeer7

portobeer8
メインディッシュに、この日はタコのバーベキューとBatata Murro(Batata=
ポテト、Murro=にぎりこぶし=皮つきのゆでじゃがいも、もしくは焼きじゃが
いも)

portobeer3portobeer4
左、前菜のCogumelo=クグメロこときのこのニンニク炒めは美味しかった!
右はデザートのLeite Creme=レイテ・クレム(Leite=ミルク、Creme=クリーム)
トッピングにカラメルをかけて焦がします。わたしはこれに目がないのです。

11月になるとあちらこちらのレストランで決まって出てくるデザート
「Rabanada=ラバナーダ」。
ミルクとワインに浸したバケットをタマゴにくぐらして揚げます。最後は砂糖
や蜂蜜を使ったシロップとシナモンをたっぷりかけます。ポルトガルではクリ
スマスとお正月の定番デザートです。
今回のRabanadaはトップにクルミの実が乗ってます。
portobeer5

お寿司もポルトガル一般料理も今日は欲しくない、というときに、一度お試し
ください。
 
インフォメーション
所在地:Avenida da Boavista 1245 Porto   
        Hotel Palacioと隣接する。     
    Tel:22 608 6793
    ★一人当たり16ユーロくらいから。
   
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2010年12月8日 

久しぶりのフリーデイ、火曜日の昨日、無沙汰をしていたデジカメ突撃一人隊
を実行しようかと思っていたが、天気が悪いので中止しました。

素人の撮影です、天気が悪いとそれに輪をかけてひどい画像になりますので、
どれ、それじゃ、今週はおとなしく自宅に控えのんびりするか、と朝の遅い
シャワーを浴びてゆっくりとウェブ新聞に目を通していると、ほぼ12時近くに
電話が鳴った。

「Yukoさん、マリアです。今クレリゴス塔のあたりにいます」と電話の主。

え、えぇ?だって、だって・・・今日、何か約束してた?
ポルトに着いたら電話するとメールを送った、昼ごはんを一緒に食べようと
言う、Aveiroからの知人ではありませんか!(Aveiro=ポルトから電車で約
45分くらいにある町)

いつの間にそんなことになってたのよ~~!でも、この悪天候の中、せっかく
アベイロから出てきた彼女を、今日は辞めだなんてお帰りいただく訳には
いきません。
「か、髪、急いで乾かしていくから小1時間ほど待って~」と大慌てで出かけ
て行って来ました。
2時間ほどおしゃべりをしながらの昼食を終えての帰路、昨日からサンベント
駅で行われている市の社会福祉協会主催の「Arca de Natal(Arca=約櫃。モー
ゼの十戒を刻んだ石を入れヒツ。大きな衣装箱を意味することもある。Natal=
クリスマス)」、つまり分かりやすく言ってしまえばクリスマス・セール、そ
れに顔を出しに行きました。
今回のJapan Week交流訪問で知り合いになった老人ホームの人たちも出展する
という話を以前聞いていましたので、ご挨拶も兼ねて。

arcadenatal1
アズレージュで有名な駅構内はごらんの通り、小さなブースが出来て、ポルト
の社会福祉団体のそれぞれの老人ホームがお年寄りたちの手作りのものをたく
さん展示販売しています。通常、天井が高いので寒い構内ですが、昨日は中央
に大きなヒーターが設置されており、たくさんの人でにぎわっており、ヒータ
ーと人の熱気でポカポカ暖かかったです。

わたしが交流を案内した老人ホームのコーナー。
ardadenatal2arcadenatal3
ここに顔を出したら、「あー!たった今あなたの噂をしていたとこよ!」と
知り合いのお二人が肩を叩いてきました。

一人は社会福祉協会の方で、Japan Weekでやってきた日本のグループとの
交流で6箇所の老人ホームを案内していただいたMs.T、そしてもう一人は
その中のひとつの老人ホームの副院長さんです。

ardcadenatal4
こんな可愛い太鼓隊も。

sanbento
またね、と外へ出ると、いつも目にするくれかかる街が、なぜか赤みを帯びて
見え、曇り空の下、12月を感じさせる色合いでした。

こちらは帰宅後の我が家のゴロー君。
gato1gato3
5匹ねこでは一番若いので毎年のことながら、クリスマスツリーを狙うのであります。
 
今年も、どれどれ?とデジカメ向けて様子を見てますと徐々に徐々に^^
そして終に伸びあがり。
gato2

ここまでくると、わたしもデジカメのシャッター押すのを止めて「こらぁ!」。
もう、他の猫たちはツリーに関心を示さないのですが、ゴロー君、まだ若い。
どうも気になるようで隙あらばと狙っています。

それで、荒らされるのを防ぐため、今年も我が家のツリーの下方は飾りを
つけておらず、なんともアンバランスなのです^^;

さて、12月8日の今日、ポルトガルは「Imaculada Conceicao」(聖母懐胎祭)
で休日ですが、この日は古くは「母の日」でもあったと言われます。
そのためか、昼食に出かけた近所のいつものレストランでは、今日はたくさん
の若いお母さん、お年寄りのお母さんを囲んでの家族連れを見かけました。
ちなみに、現在のポルトガルの母の日は、毎年5月の第一日曜日です。

今日も読んでいただきありがとうございました。
それではまた明日!
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2010年12月6日 

teatro_saojoao
バターリャ広場のサン・ジュアン劇場

「盲、蛇に怖じず」で、怖いもの知らずが14歳の家出に始まり、19歳には
札幌で一ヶ月無銭の旅をした。

20代のオフィス時代には本社にいたアメリカ人の同僚と、大分から熊本まで
親指立ててヒッチハイクをし、そのヒッチハイクの本場アメリカのアリゾナ、
ツーソンでも知人宅を訪ねる途中、道に迷ってしまい、たまたま通りかかって
止まってくれた車に乗って送ってもらったことがある。

その時はさすが、「なんて命知らずなことをするのか」と知人にこっぴどく
叱られたのだが、怖がり屋のくせになぜか怖いもの知らず、その後も、後で
思えば冷や汗が出るようなことを、知らず知らずに、数知れなくしてきたよう
な気がする。

その無鉄砲もポルトガルに来てからは、妻、二人の子の母と、その役割をこな
している間、鳴りを潜めていたのだが、やっとそこそこ一人前に車を運転し出
して子供たちに手がかからなくなったことにより、偉そうに街を闊歩し出した
のがここ数年のことだ。

自らが「デジカメ突撃隊」と自称して呆れられているところもあるが、ポルト
探索というよりわたしにすれば「ポルト探検」なのである。

夫に言っては「あそこは行くな、ここは行くな」と注意されるのが嫌で、偶然
迷い込んだ場所柄によっては、ブログに掲載しても夫には言ったことを内緒に
している場所もいくつかある。
そうです、夫に秘密を持つ妻の顔ももっているのであります。はははは。

さて、今回のJapan Weekのコーディネーターという大役の白羽を立ててもらい、
大いに戸惑い、冷や汗かきながらなんとか無事大役を終えることができたの
ですが、後半のかなりきつい時期には「○そ!Aさん、なんぼほどリクエスト
してくるねん!いい加減にせぇ~」と、Oちゃんと愚痴ったりしたこともあっ
たと正直に告白いたしますが、全て終わった今となってはそれも過ぎし悪夢の
ごときで、素晴らしい体験をさせていただいたことを、実はIFFさんに感謝
している、疲労感からほぼ全快しつつあるspacesisの気持ちです。

そして、今もうひとつ、IFFのスタッフと共にした、めったにできない貴重
な体験を本日はここに紹介したいと思います。
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2010年12月5日 

ジャパン・ウィークは一週間にわたり三会場で開催されましたが、そのひとつ
が毎晩のリボリ劇場での上演です。

展示会場でふたつの携帯電話を手に、あれがないと言われればあちらへ、
これがいると言われればそちらへと飛び回ったり、指示をしたりと、携帯が
鳴り止むことがなく、日中はそれでかなりの労力を費やし、毎夜9時半から
真夜中近くまでの上演です、とても夜の劇場へ足を運ぶなど我が歳では
叶わず、ようやく最終日に夫と出かけることができました。

最終日のリボリ劇場は、全国婚礼美容家協会が、ポルトガルの一般人の
モデルさんを使って、テーマ「四季の花嫁」を披露してくれました。
JWrivoli1
モデルさんたち、脚が長くて素敵です^^
JWrivoli2
花婿、花嫁。美しい着物衣装には惚れ惚れします。

最後にモデルさん全員が勢ぞろい。
JWrivoli3

女性13人男性2人のモデルさんを集めるのもギリギリまで苦労しました。
年齢、身長、髪の長さまで注文があり、結局、ポルトのArvore(アルボレ)
アート・デザインスクールの生徒さんたちとわたしが集めた4人のボランティア
にお願いできました。
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ジャンル:海外情報
2010年12月1日 

12月1日の本日、ポルトガルは休日です。

ローマ法王の承認を得て、ポルトガルが名実共にスペインから独立し、初代王
アフォンソ・エンリケスを頂いたのは1179年です。
が、大航海時代の栄華を経て16世紀、国力が弱まり、世継ぎに恵まれなかっ
た1580年、ポルトガルはスペイン、ポルトガル両国の国王を兼ねるスペイ
ンのフェリぺ2世国王を受け入れざるを得なくなります。

当初は、ポルトガルの自治を尊重したものの、国王が変わってフィリペ3世
スペイン王になると、ポルトガル人には重税が課され、多くの農民が兵として
駆りだされます。

ポルトガル人の不満は高まり、まずエボラでスペインへの反乱が起こり、
1640年12月1日は、ポルトガルの貴族たちが立ち上がり、リスボンの
国王代理を追放し、ボラガンサ公爵ドン・ジュアンを王位につけ、再び
ポルトガルは独立宣言をします。

ポルトガル語ではこの日を「Restauracao da Independencia=独立復興」と言
いますが、それを記念したのが今日の休日です。

今週日曜日に控えたJLPT=日本語能力試験の勉強をしている夫を
横に、わたしは例年のようにクリスマス・ツリーを車庫から引っ張りだし、
飾り付けをしました。

arvore

今年の1年は殊のほか、早いような気がします。

さて、Japan Week、今日は展示会場「Galeria do Palacio=パラシオ・ギャ
ラリー」の様子です。
ちなみにPalacioとは宮殿のことなのですが、宮殿がないのにクリスタル宮殿
公園とはいかに?

以下、種明かし:
1851年ロンドン万博会場としてハイド・パークに造られたガラス張りの
クリスタル宮殿を模倣して造られたのがポルトの下のクリスタル宮殿↓。
antigocristal
          
1865年にはこの宮殿でポルトガル博覧会が開かれました。
しかし、残念なことにこれは1951年に解体され、その址に建てられたのが
ロザ・モタ・パビリオンです。
クリスタル宮殿の中央のドームがパビリオンの天井に取り入れられ、往時の
宮殿をかろうじて偲ばせ、公園には現在その名をとどめているわけです。

rosamota
パビリオンに名を冠するご当人が展示会場に突然現れ、一緒に写真を撮って
もらいました。
「30年ほど前に一度日本人会の忘年会でお目にかかっています。」と声を
かけると、快く撮影OKです。
 
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