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2011年2月15日 

今朝メールを開ける。
と、差出人「Carlos Santos」とある。

「誰だろ?こんな差出人、知らないぞ・・・」
どうしようかと思いながらも件名に「日本映画の夕べ」とある。それならばと
開封すると、「ドナ・ユーコ、これらの映画に興味あるかい?」

って・・・なんだ、夫じゃないの・・w
それにしても我が亭主の名前に「誰だろ?」とは我ながらひどいなと思った

spacesisさん、本名を明かしてしまって大丈夫?と思われる方もいるでしょ
うが、なに、ポルトガルでは「Carlos Santos」なんて、お隣にもお向かいに
も斜め向かいにもと言えるくらい同姓同名はたくさんいるので、どこの
「Carlos Santos」なのか分からないわけでして、まず問題ございませんw

「Ms.Yuko、10月11月の請求書を頂いておりませんぞ」と、今朝は出張日本
語先でも請求書を要請され、タハッ!こりゃあかんわ、わたし
このところ、立て続けに小冊子の執筆依頼が入り忙しくしていました。
執筆なんて言うとどんなエライ記事かと思われそうですが、たかが600字の
画像提供も併せた1ページ記事です。

今回はわたしが長年追っかけをして来たテンプル騎士団絡みのテーマで書く
ことになったのですが、昨日が締め切りで、自分がこれまで調べたことを
再確認しているうちに、「う~~ん、やっぱり面白い!」とめりこんでしまい、
あれもこれも眼中になし(笑) 見事に鍋も焦がしているのでありました。

数年前にトマールのキリスト騎士団修道院(旧テンプル騎士団修道院)を訪れ
た時に使っていたデジカメの性能はあまりよくなくて、おまけに内部は暗い。
フラッシュをたくのが嫌いな性質なので、一番紹介したいと思う肝心の円堂の
画像がどうもいただけない。画像で苦労しました。

さて、世間がバレンタインデー云々と騒いでいた昨日、こんな新聞記事を目に
しました。

shinbun

「50年間住んだ家で孤独死の男性」とあります。
夜のテレビニュースでは少し前からこの手の孤独死が数件起こっていたことが
取り上げられ、家族の絆が強いと言われて来たポルトガルもいよいよか、との
殺伐とした思いがぬぐえなかったのでした。

ウェブ新聞で日本の老人の孤独死報道を目にするにつけ、家族は?親戚は?
ともだちは?いったいどうなってるのかと思ってきたのです。
何日も何週間もその異常事態が知られないままに放置されるというのは、普段
から何日も何週間も親子親戚友人たちとのコンタクトがなくても不思議な状態
ではなかったことを物語っています。

歳をとると同時に周囲から同年代の知り合いが順番にいなくなって行動にも
自ずと制限がかかり、人付き合いが少なくなっていきます。
わたしのように海外で30年も暮らす人間には、こういう話は誠に身につまさ
れるものなのです。

10年ほど前の50代前半までは歳を取ることの実感なく、補習校の同僚たちと
集まっては、

「歳とったら日本へ帰って年金暮らしだ」とか、
「食べ物からして口に合わないこっちの老人ホームは嫌だ、老人ホームは日本に
 限るよ」とか、
「子供の世話にはならないつもりだ」とか。
(どれもわたしの台詞ではございませんw)

しまいには、
「このメンバーで和歌山の片田舎に老人クラブホームを作ろう!料理の上手な
 Kさんは台所係、税務署勤めの経験があるIさんは会計係。何事もきちっと
 したことが好きなKRさんはホームのオーガナイザーね。」
(これはわたしの勝手提案)

「じゃ、spacesis、あんたは何をするのよ?」
「わたしはおっちょこちょいだから何をやらしてもヘマばかり。お役目なし」
なんて言ったら、皆に睨まれた(笑)

何ゆえ、和歌山の片田舎かと言うと、人のいい我が親友「みちべぇ」がその頃、
和歌山の粉河(こかわ)昔の未完長者の持ち家だった古いお屋敷を買い取り、
現在は木彫りや塗り教室のアトリエ兼茶道教室として使用しているのだが、
春の候は桃源郷であるのをいいことに(笑)

katuragi
 
すると一人が言う。
「その友達が亡くなって子供の代になったら、わたしたち追い出されないとも
限らないじゃない。」
「そうよ。それに車がないと、買出しに不便だという地理的なことも困るでは
ないか。70過ぎての運転は危ないこと極まりない!」

わたしたちの誰もが連れ合いが先に逝き自分は長生きするものだと決め付けて
いるのもおかしなことではあるw
件の我が親友みちべぇなどは、わたしたちよりずっと若いのだ。
いったいが、皆、いつまで長生きして老害を撒き散らすつもりでいるのやら、
と思うと逞しい話ではないか(笑)

こんな風に他人事とばかりに皆思い思いのことを口にしては、はばかりもなく
笑っていたものですだが、10年経った今は、そうやって好き勝手なことを言
っていたのが懐かしく感じられます。

さて、老いた人の孤独死について。
核家族化は多くはわたしが属する団塊の世代から拡張していったのではない
でしょうか。人はより自由に生きるがため、家族や親族のしがらみを切って
きたのです。核家族化が始まった時点で、このような事象は想像できたはず
です。その結果が、今現実問題として表面化してきたのだと思います。

大家族を営むことにそれなりに苦労したり、同居の苦渋を舐めたりした人が、
その子世代の別居生活により、孤独死を迎えるのは気の毒な気がしない
でもありません。それも「死」に対する見方の問題でしょう。

が、核家族生活を望んでしてきた者は、自由に生きるとはそれなりの報償が
あるのだということを知らなければならないのかも知れません。

昨夜のポルトは風雨、雷の大荒れの天気で、何度か目を覚ましました。
少し早いですが春雷でしょうか。ベランダに出しっぱなしの草木が気になり
ブラインダーを上げてみると、我が目に飛び込んできたシクラメン、スックと
した姿で立っていました。

flor

買ったときは小さな株だったのが今年で3年目、こんなにたくさんの花を咲か
せたのは初めてです。命の息吹を感じます。

前回、今回と少し暗い話題になりましたが、たまたま重なっただけで本人は
取り立てて沈んでいるわけではありません。

本日もブログを読んでいただき、ありがとうございました。

かつらぎ山房はこちらにも案内記事があります。
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ジャンル:海外情報
コメント
Boa noite ^^
「誰だろ?こんな差出人、知らないぞ・・・」
↑ わははははwww カルロスさーんwww

最近、孤独死のニュースほんまによく耳にしますね。
旦那はシンガポール人の家族のあり方がすごいと言っています。
家族の絆が強いと言われているポルトガルでも、今の若い世代は親の面倒見ない人が多いとか。
シンガポールでは最後まできちんと見てる息子・娘・親戚が多く、同居も多いんですよ。
(まあ同居してなくても国が小さいのでw)

うちもシクラメンの花、2年目に突入、寒くなったらしっかり花を咲かせてくれました。
大切にしたいですね ^^
2011/02/18(Fri) 05:26 | URL | ピパーナ | 【編集
>ピパーナさん

わたしの来た頃と様子が変わりましたね。

わたしも6年間夫の母やおばさんたちと同居でした。
二人目の子供が生まれるとなり、家が狭いので
同じ通りのスープの冷めない距離に引越しました。

また、現在のフラットを買うときも、いざというときの
ためにと、やはり殆ど同じ通りに決めたのですよ。
ですから、この区域に30年以上すむことになり、
古くからいる住人はみんなわたしを知っています。

家族関係は色々しがらみがあって嫌だなと思うことも
ありますが、それは若い時だけかもしれませんね。

ショッピングセンターがあちらこちらに出来始めた頃から
ポルトガル人の家族関係もそれまでと違ってきたと
思います。どの国も避けることができない若い人中心の
新時代の到来ですね。
これはいつでも到来し、世の中はこうして変わっていく
のだと思います。
若人にも年配者にもと、万人にいい世界などはありませんものね。
2011/02/19(Sat) 22:35 | URL | spacesis | 【編集
Boa noite ^^
今の時代、数十年間、長くいる住民と仲良く顔見知りで・・・ってこと、なかなかありませんものねぇ(´・ω・`)

うちはアパート住まいですが、挨拶することはしますが、ほとんど会話もないです ^^;
世の中はどんどん変わっていくのでしょうねえ。
10年、20年後がちょっと怖いかも、です ^^;
2011/02/20(Sun) 09:46 | URL | ピパーナ | 【編集
>ピパーナさん

10年先はともかく20年となるとどうなってるか、
ちょっと分からないですね。国際電話もままならなかった
30年前でしたが、今ではスカイプでただ、しかも相手を見ることも
できる時代になったのですから、変われば換わるものです。

ピパーナさんがわたしの年代になるころは、日本へもちょいと
一っ飛び、なんてことになってるかもよ^^
2011/02/21(Mon) 03:16 | URL | spacesis | 【編集
かわる~かわるよ時代はかわる~
こんにちは(^^)
「かつらぎ山房」前から気になっていたんですよね。和歌山県はその昔、20代の頃に50ccバイクや車でふらりと遊びに行ったこともあって、熊野本宮大社にもちょろっと訪れたことがあります。伊勢神宮も行きました!なんというか旅行出来るようなゆとりが出来たらまた和歌山県、行ってみたいなぁなんて夢想しているわけでありますが
最後に、
別邸扱いじゃなくてちゃんとした「かつらぎ山房」のホームページって作らないのですか?
2011/02/23(Wed) 08:21 | URL | 松浦佳也 | 【編集
>松浦君

いいでしょ?v-305
交通の便の悪いのがたまに傷ですが、便利になったらなったで
桃源郷ではなくなりますね。

主がアトリエにいる日であれば、行くとき紹介しますよ^^

伊勢神宮はわたしも一度行ってみたいところです。
今回はどうかな?まずは八王子の夕焼けの里に行きます!
2011/02/24(Thu) 23:31 | URL | spacesis | 【編集
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