2011年2月18日 

このところ、ポルトはずっと悪天候が続いています。

夜中の雷雨で目が覚めることが三日ほど。
金曜日の今日は偶然日本語授業が全部キャンセルになり、珍しく自由な一日
となり、天気さえよければ久しぶりにデジカメ持ってポルト散策に出かけよう
と思っていたところが、今日もダメです。雨です。

毎週火曜日と金曜日は、お掃除のおばさんこと、ドナ・ベルミーラが来てく
れるのですが、わたしも今朝は仕事がないもので、一緒に家の中を整理したり
して、ベルミーラおばさんがリビングの掃除を終えたところで、さて、パソコ
ン仕事でもとりかかろうかと入ったところが、「ぬぬ?」↓

neko1

こ、これはなんでやのん?とはもう言いません。一目瞭然!我が家のネコです
が!誰でんねん!
こういうことは、もう何年も起きていなかったのであります。すると、ソファ
の上にわたしのレース編みカゴがちょこんと置いてありまする・・・・
ベルミーラおばさん、掃除で動かしてそのままそこに置き忘れたのでありま
しょう。

こんなことはめったにないのですが、このレース、実はもう何年も前から編み
かけにして、たまに手が空いたとき、と言っても近年はほとんどそれがなかっ
たのですが、それでもちょびっちょびっと編んできた大きなテーブルレースな
のであります。広げて見ましょう↓

neko2

左がわたしのレース編みカゴです。これの目が幾つくらいほどけたのかなぁ・・

ったく、近頃の我が家の猫たち、どうも油断ができません。

年長のゴンタ君、ほとんど目が見えないようで、時々手探りでパソコン前に
やってまいります。あまり大きい猫ではないのですが、なにしろもとは野良
猫、その経験と利発さとでこれまでは他の4匹をしっかり抑えてきたのです。

我が家に来てからも終末の土日だけは毎週小一時間程、外へ散歩に出し、
外の世界を知らない他の猫たちに、外界の匂いを運んで来ては表敬されて来た
ものですが、いかんせん、よる年波には勝てない。

サル山でもあるまいが、そこで始まったのが主権争いでしょうか。黒猫ペトが
やたらガンを飛ばしだし、あのネコこのネコと追っかけまわしてはあげくの果
て、超弱視ゴンタと、すわ、取っ組み合い!というところまで何度か行ってま
す。「くぉらー!」と仲裁に入るこちらも楽ではありません。

レース玉をひっぱりだして、こんなことをしたのが誰かは現行犯で捕えること
ができなかったので、叱るわけにも行かず。
あんたら、ええ加減にせ~。

さて、レース編み同様、手がけて何年もそのままというものが、わたしには
もうひとつあります。
家の中の整理をしながら、今日は久しぶりにそれらを手にとり、せっせと
磨いてみたのでした。

以下、本日はその紹介です。

kibori1
       未完の帽子掛け

毎日の時間がゆったり流れると感じられた30年前のポルトで、下手なりにせ
っせと木をホリホリ^^。 他事に心を傾けず、刀を手に心地よい木の柔らか
さと匂いに魅せられて、木に、己に話しかけながら彫った作品です。彫り口を
見ればいっぺんでその腕がうかがえますが(笑)
                              
我が親友で、今ではアトリエを持ち毎年木彫作品の展覧会をするかつらぎ山房
の主、michikoの作品は、刀の彫り口がスパッとしてます。わたしのはいかに
も削り取ったという様でして、とにかく年期が違います。
                              
わたしが日本で先生について習ったのは2ヶ月もあったでしょうか。
それでも木彫りに惹かれて、材料は日本から持ち込み、楽しんで来ました。
            
刃をいったん置いたのには、我が子たちの安全を考えたことが理由でした。
木彫の刃はちょっと手を触れただけでも意外な切り口ができるものです。
どんなに気をつけていても、わたしが彫っている最中に子供たちがうっかりま
とわり付いてきて事故、ということ万が一ないとも限りません。後悔先に立た
ず。思い切って子供たちが中学生になるくらいまでは止めようと決めました。

kibori3
        ひまわりのトレイ

刃を手にするときは、気持ちを落ち着けて臨みます。ですから、時間と気持ち
のゆとりがないときは手にしません。
子供たちも成長しましたが、あれからずっと長いこと彫っていませんから、
ポルトでのわたしの生活も慌しくなり、時間的にも気持ち的にも大らかなゆと
りが持てないでいるということかも知れません。
                             
下絵もかいていない、まっさらな板もあります。
彫りかけてもう20年近くの、ぶどうをあしらった帽子掛けもあります(上図)
                              
今年は初心に立ち返りもう一度木彫りに取り組んでみようと考えています。
上図の帽子掛けは、とっくに完成して我が家のホールに飾られてある鏡とセット
です。是非完成させたいものです。
そう思い、拙劣ですが過去の作品を思い切って載せてみました。
ご覧いただけたら嬉しいです。

kibori4
         なでしこ模様のトレイ
二つのトレイは塗りをしていません。木肌です。それでも年々色がくすんできて、
このままで使えそうです。 

kibori5
     薔薇の額

中には温度計をはめ込む予定でしたが、かんじんの温度計気に入ったのが見
つからず、スペースは今日まで空いたまま。

kibori4
海風に膨らむふっくらした帆に仕上げるのはわたしには難しかった。船体には
獅子が彫られています。

明日に続きます。
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ジャンル:ペット
コメント
ho~~!
いま、豆を挽きながらブログ見てます。
素敵な趣味ではないかい!
デザインもすんばらしい!
ぜひともいっぱい作品を作って今度は個展でも!
ポルトの風景や、建物や人々を題材にして彫ってみたらどうでしょうかね!?
2011/02/19(Sat) 07:04 | URL | 早起きちゅう! | 【編集
>ちゅうさん

豆ってコーヒーの豆?

これしきの腕前で個展を開くほどの度胸はなんぼ
あたしでもちょっとないわよん^^;

あくまでも趣味ですね。
ひとりで彫ってひとりで飾って、眺めて、悦に
いる・・・
それでええのです。

でも、写真はちょっと勉強してみたいなぁ、と思ったり(笑)
ちゅうさん、ピアノ、わたしは歌でもならおうかしら。
まったく関連のない話になりましたがw


2011/02/19(Sat) 22:49 | URL | spacesis | 【編集
こんばんは。

Spacesisさん、床に転がったレース糸の傍にあるのはアライオロス絨毯ですね?アライオロス絨毯に手編みレースのテーブルセンターなんて、昔ながらの手をかけて生活を楽しむポルトガルの伝統がここに生きている!という感じです。木彫りも違和感なく溶け込んでいますし。

ポルトガルに限らず、昔の人は生活を豊かにするために途方もない労力をかけていたんだなぁと感心します。少し前に一面にこぎん刺しを施した衣装の写真を見る機会があったのですが、これまた気の遠くなるような細かい仕事でした。

今はお金を出せば何でも買えてしまいますが、手間ひまかけてものを作り上げる楽しみは捨て難いですよね。わたしも触発されて手がムズムズしてきました‥‥。
2011/02/20(Sun) 07:29 | URL | 梨の木 | 【編集
Boa noite ^^
素晴らしいですね~、トレイに見惚れました *^^*
いろいろな才能をお持ちなのですねぇ、spacesisさんは。
娘さんの音楽の才能も納得、です ^_-
2011/02/20(Sun) 09:48 | URL | ピパーナ | 【編集
>梨の木さん

こんにちは。

はい、アライオロス絨毯です。駐在員の奥さんが手を
つけていたのに終われない、材料も手に入れるのが大変だからと、
引き取らされ、義姉が残りを刺しました。

わたしは器官が弱いのでアライオロスは難しいです^^;
でも大好きです。

こぎんもいいですね。故郷弘前では津軽こぎんがあります。
わたしは一時期件の親友と一緒に「刺し子」に夢中になった
ことがありましたよ。ご存知ですか?
藍色の布地に白い糸模様が映えて美しいです。

ところで、手がむずむずしてきた梨の木さんは、どんな手芸を?
知りたいなぁv-290

>ピパーナさん

さ、才能はあるかと言えばない!
ただ、やってみたいなといったん思うと、のめりこむ方で、
下手の横好きで参りますv-290

ピパーナさんはお料理の才能がありますね^^
いつもブログを見ながらそう思ってます。
2011/02/21(Mon) 03:08 | URL | spacesis | 【編集
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