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2011年5月26日 

土曜日の日本語教室は、ポルト帰着の翌日から開始し、自宅教室は今週から
予定を入れ始めたのですが、マセラティの君のスケジュールは目下のところ
過密で午前の出張レッスンも来週から始まることになっています。

それで、先週今週と比較的自由な午前中なのですが、元来が怠け者のわたし、
仕事するだけではなくてネット検索やら掃除やらと、時間に縛られずに色々
と何かができる生活もいいなぁと、つくづく思っています。

現代のような多忙な生活では、じっくり物事を考える時間を持つのさえ困難
になっているのを少し反省していますが、のんびりばかりの生活ともなると、
これまた、じっとしていられないイソガシ虫が起きてきて、わたしは何とも
往生際の悪い人間です。

そこで、来月からは日本語教室に関してちょっとこんなスケジュールを考え
てみました。

これまで通りの時間割で4週間続けるが、二本の出張日本語レッスンと土曜
日を除いては、5週目は全部休講にする。

これだと、これまで追っかけてきた自分の好きなテーマの勉強も何とかでき
るのではないか。こういうスケジュールを組めるのも、人様の経営する語学
学校などで雇われて教えるのではないからこそできるというもの。我が日本
語塾で息の長い活動を継続させるには、時折スイッチオフして頭のリフレッ
シュをはかることも必要だと考えます。

さて、そう決心した今週の火曜日、ここしばらくずっと屋内でガサゴソ整理
整頓をしてきたのですが、そろそろ「出たい虫」が目覚め、少しかったるい
体調を押し、大西洋岸までひとっ走り車を飛ばしてきました。

foz
午前10時半頃の海岸通りFozはAvenida do Brazilにそったモーリュ海岸(Praia
de Molho)付近。サイクリング用のグリーンベルトもあります。

Foz-pergula
ペルグラ(pergula=日陰棚。日本語でパーゴラと言うそうです)。
ここを通して眺める大西洋は素敵です。

foz-flowertree
Castelo de Queijo(チーズの城)まで続く散歩道にたくさんあるこの木。
こんな花をつけているのですが、名前が不明↓
合歓の種類かしら?調べて見ましたが似てるような似てないような...
Foz_flowertree
ご存知の方がいらしたら、ご一報願いたい。

Foz
こんな木陰の休憩所も。

foz
ここから一望する海も格別でありますが↓

foz
これにルーフがあればもっとよかったような気がするわたしです。日差しが
強くてちょっとここで休憩というのはしんどいぞ(笑)

foz
砂浜と岩浜はこんな風に柵の有無で区別して散歩道が造られています。

Foz
砂浜沿いの散歩道↑ 静かに波打つ大西洋を真横に眺めながら↓
Atlantico

それで、肝心の今日のトピックの館は?と言うと、これなんです^^

casamisteria
海岸通りに沿った廃墟と化しつつある古い屋敷。
わたしがこの屋敷の存在に気づいたのは恐らく20年以上も前でしょう。以来
ずっとそのままになっているのです。
まだ、ポルトガルの魅力に気づかなかった頃ですら、近隣の住居と完全に
異を表したこの屋敷には心惹かれました。

ここ数年、テンプル騎士団の興亡に興味を持ったのがきっかけで、ポルトガ
ルの歴史を独学して来たのですが、この館の建築様式は、テンプル騎士団の
本拠だったトマール(Tomar)の町にある、「Convento de Crisot」(キリ
スト騎士団修道院。テンプル騎士団または聖堂騎士団が前身になる)やリス
ボンのジェロニモ修道院、シントラ宮殿などでふんだんに見かける「マヌエ
ル建築様式」が見事にあしらわれているのを今回発見。
(追記:キリスト騎士団修道院は後日ご案内します)
casamisteria

拡大して向けたカメラに写ったのは紛れもない騎士団、マヌエル建築のシン
ボルの地球儀(画像左下)や縄目模様が見える。
casamisteria

その隣には騎士団のシンボルの十字も見られ(右側)。
casamisteria

そしてわたしにとってこの屋敷の極め付きはこれであります!↓
casamisteria

う~~ん、騎士団や錬金術のシンボルを知らなかったら気づかなかったであ
ろう、この奇っ怪な仕事・・・・「太陽の顔」は異端教のシンボルでもあり
ます。

これまでポルトガルで見てきた中世期の建築物、特にゴチック建築を見るに
つけ、わたしは常々思ってきたのですが、中世の十字軍から発したテンプル
騎士団、キリスト騎士団に異端のシンボルとはこれいかに?
ローマ法王に仕える騎士団にどんな裏話が歴史的に隠されてきたのかと。
まぁ、それゆえに、この手の歴史ミステリー追っかけは止められない
で来ているわけですが^^

この素晴らしい家も、その歴史ミステリーの一環になりそうで、何時頃
誰によって建築されたのか、なぜこのまま廃墟になるがままに任せて
いるのか、所有者は誰なのか不思議でならず、知りたいものだとの願望
が止まず。ネットで色々検索したり、知人に写真を見せて尋ねたりして
いるものの、今日までのところ、全く謎のまま。ミステリーのひとつで
あります。最後の手段は、この館のご近所に聞くしかないかな?(笑)

それにしても遺憾なのは、上記、館全体像の写真に見られるように歴史
的な建築物であろう、街が持つ素晴らしい遺跡の価値への無教養なバン
ダリズムには、目を覆うしかありません。

本日は久しぶりの「spacesis、謎を追う」でした。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
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コメント
うらやましいです!
ご自分で、仕事の時間を決められるんですね!
うらやましい~!!
私はしがないサラリーマンなので_(^^;)ゞ

それにしても、海が素敵ですね~
勿論、建物も!!
大西洋、いつか見てみたいですわ!
((o(^∇^)o))わくわく
2011/05/30(Mon) 05:31 | URL | jackie | 【編集
>jackieさん

自宅の塾ですから^^

その代わりレッスンがキャンセルの時はは収入もございません~v-404

海、きれいでしょう?
春から秋にかけてはいいですよ^^
もっともポルトの海水はかなりの低温度なので、
泳ぐのはちょっと危ないです。
夏はみなさん、日がな一日砂浜で寝そべって休暇を過ごす人も
多いです。

わたしは日光アレルギーなので残念ながら縁がありませんが^^;
2011/05/31(Tue) 02:16 | URL | spacesis | 【編集
ああ、この廃墟・・・
この海辺のアイスクリームカフェに行くといつも奇妙な建物やなぁと気になっていたんですが・・・しかもいつも夜に行くのでかなり怖いですw

やっぱり謎の建物なんですねぇ・・・
ここまでいろいろ分からないと気になってしょうがないですね~w

ポルトガル、こういった謎の廃墟が多いですが、spacesisさんおっしゃるように、バンダリズムをなんとかして欲しいです ^^;
2011/05/31(Tue) 06:01 | URL | ピパーナ | 【編集
>ピイパーナさん

この屋敷のこと、実は少し分かったことがあるのですv-221
後日書きますね^^
2011/06/03(Fri) 06:06 | URL | spacesis | 【編集
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