2011年5月29日 

自分が追っかけをして見慣れている言葉だと、ついつい説明不足になりがち
です。

前回取り上げた海岸通りFozの崩れ落ちかけた館の記事で、わたしは「マヌ
エル建築様式」を言及しましたが、みなさんにはあまり聞き覚えのない語彙
だったかも知れないと反省。

因みに、Fozも説明を加えると、この場合、ポルトの海沿いの区域を言うので
すが、言葉そのものはポルトガル語で「河口」と言う意味。スペイン北部を
水源とするドウロ川はポルト、隣町ガイア市の間を縫いFozに辿り着き、そこ
で大西洋と合流するというわけです。

それで、もう少し説明を書き加えようと思ったら、あ!っと長い間すっかり
忘れていたことを思い出したのでした。
つまり、そのマヌエル建築といえばこれを除いてはいかんぞと言う、しかも
わたしが追っかけしているポルトガルのテンプル騎士団とは切って離せない
ポルトガルの世界遺産建築物なのでした。

これが、一昨年の秋口に、ポルト市と国際親善協会の共催の大イベント、
「Japan Week 2010 Porto」のコーディネーターの話が来て以来1年間多忙
で、従来の好きな追っかけがすっかり放ったらかしになっていたのでした。

もちろん、今回の4月の帰国でも、それ系の書籍は買い集めてきたのですが、
用意したままアップロードを忘れていた記事が幾つかあり、マヌエル建築様
式の話が出たところで丁度いい機会とあいなり、本日は、数年前の画像に
なりますが、テンプル騎士団の町、トマールを案内させてください。

マヌエル建築様式については、このシリーズの途中でお話となります。

テンプル騎士団の町・トマール(Tomar)

tomar-muralha
町の小高い丘の頂上にあるテンプル騎士団修道院城壁の一部

初めに。
イギリス、フランス、ローマを中心とした話題のベストセラー「ダヴィンチ・
コード」や「天使と悪魔」(ダン・ブラウン著)、またフランスのレンヌ・ル・
シャトーを舞台にした「テンプル騎士団の遺産」(スティーブ・ベリー著)は、
騎士団のミステリーをあますところなく描いています。
 
読む者を興奮させてくれるテンプル騎士団は架空の結社ではなく、過去の歴
史上実在し、その興亡は謎に満ちているというところがたまらない魅力でも
あります。そして、意外と世界の注目を浴びていないのが、ポルトガルのレ
コンキスタ(アラブ人からの国土奪回戦争)に於けるテンプル騎士団の歴史
上の活躍です。

2007年夏、訪れて来たモンサラースアルモルロール城も騎士団の土地
になるのですが、テンプル騎士団(後にキリスト騎士団)の指令本部となっ
た小さな町トマールではたくさんの興味あるシンボルを目にし、変興味のあ
るものでした。(地名をクリックすると記事に飛びます)
 
トマールの修道院については、写真とあわせて少しずつ紹介したいと思って
いますが、今回の「テンプル騎士団の町」そのものをご案内します。

トマールの町
tomar
商店街から丘の頂上にテンプル・キリスト騎士団修道院が望まれる。 

romar
トマール、レパブリック広場にある市庁舎とドン・グァルディン・パイス
      (ポルトガルテンプル騎士団初代マスター)の銅像。     
    
tomar
トマールでは民家のベランダにまでテンプル騎士団のシンボルの十字架が。  
           
tomar
ぺロリーニュ(pelourinho=罪人の公共さらし台)。
そのトップには騎士団のシンボル、地球儀が据えられてある。
    
tomar
町の中にあるアークの遺跡

ショッピングストリートでは美しいアズレージュ(azulejo=青タイル絵)が
たくさん見られる。
tomar95-azulejo1.jpg

tomar96-azulejo-1.jpg

キリスト騎士団修道院で最も有名なマヌエル建築様式、巨大な不思議な窓の
アズレージュ。解説はいずれ修道院案内の際に。
tomar98-azulejo-1.jpg

次回はトマールの町の有名なタブレイロス祭を案内します。

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コメント
Tomar
去年行きました!
LusoからAlentejoのFronteiraへ向かう途中で、寄りました。うちの両親が前にパック旅行で寄った所だと話に聞いていたので・・・(未完成の修道院というのに惹かれて)
しかし、暑かったです!!40度を優に超えていてもうしんどかった思い出しかありません。
2011/05/30(Mon) 04:36 | URL | gallega | 【編集
素敵ですね~
歴史もよく知らない私ですが
(お恥ずかしい…)
とっても、キレイです。
日本にずっといる私には、異国情緒たっぷりで、とっても素敵…

また、こんな建物や景色を、どんどん紹介してくださいね!
2011/05/30(Mon) 05:29 | URL | jackie | 【編集
>gallegaさん

そうなんですよね。
ポルトガルの内陸は夏はすごいです^^;
特にアレンテージュ地方は!

わたしはアレンテージュ地方の雰囲気、真っ青な空に
白い家並が好きですが、あの暑さには閉口しますね。

じっくり見られなかったみたいなご様子、残念!
でも、次回は聖堂をご案内しますので、これでもう一度
行った気になっていただけたら嬉しいですv-291

>jackieさん

恥ずかしいことなどありませんよ^^
わたしも30数年いながら、やっと近年興味を持ち出して
勉強し始めたのですv-8

日本の歴史も今改めて学習し直したいなと思っています。
時間があればですが(笑)こうやっていつも逃げ道を作って
おこうとするから、怠け者なのよね(笑)
2011/05/31(Tue) 02:10 | URL | spacesis | 【編集
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