2011年06月07日 (火)
2011年6月6日
本日はspacesisの勝手謎解きです。
現代に残される宗教のシンボルは、いったいどんな意味があるのか、由来は
何なのか。その中に隠された古(いにしえ)の賢者たちはメッセージを通し
て、現代人に、或いは彼らの子孫たちに何を訴えようとしているのか、と思
うと、わたしはそれらのシンボルに不思議な魅力を感じてワクワクしてきます。
テンプル・キリスト騎士団修道院、聖堂内で見かけたいくつかのシンボルを
取り上げて見ました。
今回は、わたしがゴチック建築シンボルの魅力にハマり出した初期の頃、
2007年の訪問からの画像です。見落として来たものはたくさんあります。
今夏、2011年中にこの修道院を再訪してじっくり見学して来るつもりで
いますが、本日はとりあえず4年前の感動と同時に、趣味の粋を出ないも
のではありますが、目に付いたシンボルの素人考察を述べてみたいと思いま
す。考えて推測するのは楽しいものです^^

聖堂中心の天井にある金箔の天蓋。その中心には「XPS」とキリストの象徴文
字があります(ボケ画像、申し訳ない。堂内は撮影可ですしたが、暗い上に
フラッシュ禁止、おまけにわたしの当時所有のデジカメと撮影腕稚拙でまし
な画像ができなかったのでした)
「キリスト」の呼び名は「救世主」を意味するギリシャ語の「クリストス=
ΧΡΙΣΤΟΣ」に由来します。これから、「XP」「XPS」(←こちらはポ
ルトガル語式表示)、また単に「X」の文字はキリストの象徴文字になります。
あれ?すると、おいおい「Windows XP」はいったい?と思い、早速検索(笑)
「Windows XPは「経験、体験」を意味するexperienceから由来する」なぁん
て書いてありますが、それなら素直に「Windows EX」でいいんじゃないの?
これって本来の「キリスト=救世主」の意味をもじってないかなぁ?なんて、
謎解きマニアのわたくしは、勘ぐったりするのでした(笑)
聖堂内の壁画にはたくさんのシンボルが紛れ込んでいるはずです。壁画画像
の多くは失敗で、今回はごく一部しか紹介できませんが、次回訪問時にはも
う少しいい撮影ができることを期待しています。

聖堂の天井画。右端の絵に着眼↓

柱上方には旧約聖書の創世記に出てくるはしごが描かれています。
このはしごは「ヤコブのはしご(Jacob's Ladder)」また「天使のはしご」と
呼ばれ、天使が地上と天国を行き来するのをヤコブが夢に見たことに由来し
ます。「はしご」は精神と肉体、真実の姿とエゴのコミュニケーションを表
す異端、錬金術のシンボルでもあります。
またわたしは時々見かけるのですが、太陽光線が雲の切れ間から帯状に指す
(薄明光線)自然現象を言います。
聖堂横にあるのはミーティング・スペースか?


天井から下がる鉛筆状のものは謎。伝達用のマイク?
テンプル騎士団の紋章

「一頭の馬に乗る二人の騎士」はテンプル騎士団の紋章。
騎士団の特徴は修道士であると同時に戦士であった。このシンボルはその二
元性を表していると言われる。
紋章の起源説には、発足当時、騎士団は貧窮で各騎士が自分の馬を持てなか
ったことだとある。後に騎士団の規律で一頭に二人の乗馬は禁じられる。
次回は修道院内とこの寺院の目玉、マヌエル建築様式の大窓の紹介です。
本日もブログを読んでいたただきありがとうございます。
本日はspacesisの勝手謎解きです。
現代に残される宗教のシンボルは、いったいどんな意味があるのか、由来は
何なのか。その中に隠された古(いにしえ)の賢者たちはメッセージを通し
て、現代人に、或いは彼らの子孫たちに何を訴えようとしているのか、と思
うと、わたしはそれらのシンボルに不思議な魅力を感じてワクワクしてきます。
テンプル・キリスト騎士団修道院、聖堂内で見かけたいくつかのシンボルを
取り上げて見ました。
今回は、わたしがゴチック建築シンボルの魅力にハマり出した初期の頃、
2007年の訪問からの画像です。見落として来たものはたくさんあります。
今夏、2011年中にこの修道院を再訪してじっくり見学して来るつもりで
いますが、本日はとりあえず4年前の感動と同時に、趣味の粋を出ないも
のではありますが、目に付いたシンボルの素人考察を述べてみたいと思いま
す。考えて推測するのは楽しいものです^^

聖堂中心の天井にある金箔の天蓋。その中心には「XPS」とキリストの象徴文
字があります(ボケ画像、申し訳ない。堂内は撮影可ですしたが、暗い上に
フラッシュ禁止、おまけにわたしの当時所有のデジカメと撮影腕稚拙でまし
な画像ができなかったのでした)
「キリスト」の呼び名は「救世主」を意味するギリシャ語の「クリストス=
ΧΡΙΣΤΟΣ」に由来します。これから、「XP」「XPS」(←こちらはポ
ルトガル語式表示)、また単に「X」の文字はキリストの象徴文字になります。
あれ?すると、おいおい「Windows XP」はいったい?と思い、早速検索(笑)
「Windows XPは「経験、体験」を意味するexperienceから由来する」なぁん
て書いてありますが、それなら素直に「Windows EX」でいいんじゃないの?
これって本来の「キリスト=救世主」の意味をもじってないかなぁ?なんて、
謎解きマニアのわたくしは、勘ぐったりするのでした(笑)
聖堂内の壁画にはたくさんのシンボルが紛れ込んでいるはずです。壁画画像
の多くは失敗で、今回はごく一部しか紹介できませんが、次回訪問時にはも
う少しいい撮影ができることを期待しています。

聖堂の天井画。右端の絵に着眼↓

柱上方には旧約聖書の創世記に出てくるはしごが描かれています。
このはしごは「ヤコブのはしご(Jacob's Ladder)」また「天使のはしご」と
呼ばれ、天使が地上と天国を行き来するのをヤコブが夢に見たことに由来し
ます。「はしご」は精神と肉体、真実の姿とエゴのコミュニケーションを表
す異端、錬金術のシンボルでもあります。
またわたしは時々見かけるのですが、太陽光線が雲の切れ間から帯状に指す
(薄明光線)自然現象を言います。
聖堂横にあるのはミーティング・スペースか?


天井から下がる鉛筆状のものは謎。伝達用のマイク?


「一頭の馬に乗る二人の騎士」はテンプル騎士団の紋章。
騎士団の特徴は修道士であると同時に戦士であった。このシンボルはその二
元性を表していると言われる。
紋章の起源説には、発足当時、騎士団は貧窮で各騎士が自分の馬を持てなか
ったことだとある。後に騎士団の規律で一頭に二人の乗馬は禁じられる。
次回は修道院内とこの寺院の目玉、マヌエル建築様式の大窓の紹介です。
本日もブログを読んでいたただきありがとうございます。
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なるほど、「XP」その他…は、キリストの象徴文字なのですね!
そのほか、自分ではチンプンカンプン、荘厳な建物や絵だけでお腹いっぱいになりますが、こうやって解説していただけると、勉強できていいですね!
これからも楽しみにしています!
(*^^*)
そのほか、自分ではチンプンカンプン、荘厳な建物や絵だけでお腹いっぱいになりますが、こうやって解説していただけると、勉強できていいですね!
これからも楽しみにしています!
(*^^*)
>jackieさん
いつも読んでいただきありがとうございます。
昔は宗教画が暗くて嫌いでした。
でも、こうして少し意味が分かって見ると、
俄然、何ゆえ大の大人がこういうことに?と
思うようになり、今は多いにその謎解きに魅せられています。
これからも宜しくお願いします。
いつも読んでいただきありがとうございます。
昔は宗教画が暗くて嫌いでした。
でも、こうして少し意味が分かって見ると、
俄然、何ゆえ大の大人がこういうことに?と
思うようになり、今は多いにその謎解きに魅せられています。
これからも宜しくお願いします。
2011/06/11(Sat) 08:01 | URL | spacesis | 【編集】
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