2011年6月14日 

ジブリのアニメ映画「紅のブタ」挿入歌で、加藤登紀子さんが歌った「さく
らんぼの実る頃」はフランスのシャンソン「Le Temps des cerises=さくら
んぼの季節」が原題です。

昔からシャンソンが好きなのになぜかフランス語を学ぼうと思わなかったの
を自分でも不思議に思っているのですが、今の季節になると、わたしはこの
歌をよく思い出し、メロディーを口ずさみます。

日本では果物そのものが高くて、いちご、さくらんぼとなるとかなり高価な
果物の類になるのではないでしょうか。

さらんぼやいちごを好きなだけ思い切り食べられるようになったのはポルト
ガルに来てからです。日本にいたころのアパートでの独り暮らしではとても
手が届かないさくらんぼではありました。

そして、毎年、この時期になると、たくさんのさくらんぼを届けてくれる人が
いる幸運を喜んでいます。

今年もたくさんいただきました。
cereijas

わたしは黒いさくらんぼが好きですが、この種類も少し酸っぱくてなんだか遠
い昔の味がするような気がします。
さくらんぼはあまり長持ちしませんから、私たち夫婦二人だけのデザートでは
食べきれませんので、近所に住む義兄にも必ず届けます。ちょうどこれをいた
だいた時に、我が家で授業を受ける生徒さんがいれば、その生徒さんにも持っ
て帰ってもらったりします。

上の画像はいただいた大きな箱から既に小分けしたものですが、そうして分け
ていると、毎年のように手伝ってくれる?のがゴロー君です。
今回も来ました来ました。

ゴロー

そして、ほらね^^、こうして口にくわえては、どこぞへ運んで行くのです。
ゴロー

その結果、後は決まって、「おい、こんなところにさくらんぼだぞ」とあち
こちから夫の声が聞こえてくることになります。

下の画像もこの時期に出回る「Pessego Amarel=黄色い桃」。
pessego amarel

ひしゃげたその形が面白くて、昨年以来ファンになりました。
さくらんぼの季節の少し後、6月24日は、ポルトきってのサン・ジュアン
祭ですが、この頃からポルトの街のあちこちで祭のアイテムを見かけるよう
になります。

サン・ジュアンの頃と言えば、これなしでは始まらない鉢植え植物「マンジェ
リコ」。
マンジェリコ

このマンジェリコも我が家には、長年の友人及び日本語教室の生徒さんでも
あるマリアさんから届けられます。

毎年、サン・ジュアン祭の休日である24日当日に発表される、短いポエムの
コンテストがあるのですが、それらの詩がマンジェリコについていることが
あります。

さて、今回、マリアさんが選んでくれたマンジェリコにはこんな詩が。

「Sao Joao tu es do Porto     聖ジュアンよ、あんたはポルトの
 O meu Santo padoroeiro      守護神。あたしの守り神。
Vamos pedir ao governo       なら、政府にもっとお金をもたらして 
Que nos traga mais dinheiro」   くれるよう、一緒にたのもうよ


彼女とは日本語の勉強を放ったらかして時々政治談議に花咲かせることがあ
り、鉢植えをいただくと同時にこの詩を呼んで、マリアさんと大笑いしてい
たのでした。恋の歌が多いサン・ジュアンの詩ですが、経済危機と言われる
ポルトガルの昨今、こんな風に世相を表したものも出てきて当然でしょう。

loucas de barro
スーパーや街中の露天では、この手の焼き物が売られます。louca de barro
(=ロウサ・ド・バーロ。cの下にはポルトガル語のニョロマークことcidalha
マークが付く。値段も手ごろでポルトガル的。わたしは好きなのですが重い
のがたまに傷。)

そして、下はショッピングセンターで見かけた素敵なディスプレイ。
サン・ジュアン祭のアイテムであるマンジェリコと「恋人たちのハンカチ」
に使用されるデザインと北部の刺繍アイテムをあしらったテーブルクロスと
食器です。

vistaalegre

サン・ジュアンて?サン・ジュアン祭ってなに?という方は下記で案内
しておりますので、クリックしてどぞ。

サンン・ジュアン祭を見る

今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。
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コメント
さくらんぼ!
ちょうど最近、たまたまシャンソンのCDを買ったのですが、「さくらんぼの実る頃」が入っていて、
私も「あれ、フランスの歌だったんだ?」と知りました。
私も好きです。
サクランボも、歌も。

で、そんなに沢山、毎年もらって、食べられるのですか?
うらやましぃ~
おっしゃるとおり、日本じゃお高めですよね。

同じお祭りかな?
イワシの話は、うちのブログ(岩岡さん)でもたまに書いてます~
私も、一度行ってみたいです!
イワシも、お祭りも、いつか必ず…
(*^^*)
2011/06/16(Thu) 05:09 | URL | jackie | 【編集
>jackieさん

これはまた奇遇な^^
エディット・ピアフ、イヴ・モンタンがそれに、ジョルジュ・
ムスタキの歌も大好きです。

「さくらんぼの実る頃」はネットで調べてみると、
もう少し面白いことが分かりますよ。

岩岡さんはリスボンですよね?
リスボンではついこの間、サント・アントニオ祭が
ありましたが、ポルトのサン・ジュアン祭同様、鰯をみなさん
食べることでしょう。
鰯は今が普通は旬なのですが、どうも今年は不漁のようです。

リスボンのサント・アントニオ(サン・ジュアン同様聖人で
聖アントニオはリスボンが祀っています)祭はカーニバルのように
パレードでにぎやかですが、サン・ジュアン祭は主役の市民が歌い
踊って楽しみ、パレードはなし。

でも、いいですよ。是非おいでください^^

2011/06/16(Thu) 08:00 | URL | spacesis | 【編集
spacesisさん、こんにちは。

つい先頃、子どもたちが図書館から「紅の豚」を借りて来たので一緒に観たところでした。久しぶりにこの歌も聴きました。とても懐かしかった!フランス語を習い始めた時、まだろくに話せないわたしたちを相手に先生が教えてくれたのです。良い曲ですよね。

さくらんぼといえば、先日義父がポルトガルのさくらんぼを持って来てくれました。黒いさくらんぼでした。パリで買うものと比べると野性味が強い感じでしたよ。ポルトガルのさくらんぼや杏を食べ、台所には干だらの塩出しのボールが所狭しと並び、夕食のおかずにはポルトガルの野菜がどっさり、デザートにはエッグタルトを食べと、ここ2,3日ポルトガル尽くしの我が家なのです。
2011/06/16(Thu) 19:29 | URL | 梨の木 | 【編集
>梨の木さん

ポルトガル尽くしですか^^
きっとご主人も喜んでおられるでしょう。

さくらんぼ、いちご、メロンと思う存分食べられるのは
嬉しいですね。太りますけど。

「紅の豚」は娘も気にっていました。少し大人っぽいアニメ
ですが、わたしはあの中のもうひとつの挿入歌も好きです。
若い頃の下宿時代を思い出します。

宮崎駿さんはいいアニメをたくさん作ってくれましたね。
2011/06/18(Sat) 06:36 | URL | spacesis | 【編集
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