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2011年6月25日 

ポルトは週末を入れると23日木曜日から4連休です。

「ポルトは」と言うのは23日はCorpo de Deus(=聖体節)と言って、その
年によって変更する移動性祝日でしたが、24日はサン・ジュアン祭(聖ジ
ュアンはポルトの守護聖人)休日でポルト市の祝日です。

サン・ジュアン祭はリスボンのサント・アントニオ祭に匹敵するもので、前
夜祭の23日夜から24日明け方にかけての夜通しの祭で、盛大なパレード
はありませんが、市民自体が楽しむポルト独特の初夏の祭です。

昨日ブログにUPしようと思いながら、朝、やりかけたものの、日帰りの遠出
を予定していたもので、朝9時過ぎには自宅出発。とうとう更新に間に合わ
ず、祭りも終わった本日、遅まきながら紹介いたします。
これこそほんとの「後の祭り」だ

サン・ジュアン祭については既に何度も紹介してきましたので、祭の所以
等の詳しい情報は、ブログ最期に案内しますのでそちらでどうぞ。

saojoao
22日に、数日間の買出しによく行くハイパーマーケットで見かけたサン・
ジュアン祭に関連するイベント。例年は見かけないのですが、実は今年は、
サンジュアン祭百周年なのです。カップルが身に着けているのは北部の民族
衣装です。

それで、店内で小さいながらも音楽に併せてパレード。
saojoao

今年はその100年祭を記念して、サン・ジュアン祭にちなんだ市民の俳句
集が出されました。題して「O Livro do Sao Joao」

saojoao

23日の夜、わたしたちは近くに住む義兄にも声をかけてレストランへ今が
旬のSaldinha=サルディーニャ=イワシ)の炭焼きを食べに行きました。
saldinha
イワシは年中レストランのメニューにあるわけではないのですが、この日は
特別です。値段も普段の2、3倍に跳ね上がり、このレストランでは一尾が
1ユーロでした。旬とは言え、今年はどうも不漁のようで、あまり脂がのって
いませんでした。ポルトガルではこの上にオリーブ油をかけて食べるのが
通常です。わたしなどはお醤油が欲しいところですね^^

この後、3人で祭の中心になるリベイラ(ドウロ川沿い)へ出かけるのですが、
頑固な夫、わたしがダウンタウンは駐車する場所を探すのに苦労するから、
メトロで行こうというのを聞かず、車でのアクセスを断行!

案の定、ポルト市庁舎近辺は車侵入禁止であった(だから言ったやないの・・)
で、グルグルあちこち回り、やっと見つけた頃には、かなりの人出になって
おり、撮影に入るのも出るのもおいそれとは行きませんでした。

saojoao 042-1
ご存知、サン・ジュアン用のプラスティックのMartelo(=マルテーロ=かなづ
ち)こと、わたしが名づけてピコピコハンマー。今宵は無礼講で断り無く誰の
頭に下ろしてもよろしい。

saojoao-ribiera
リベイラ。ライトがまぶしい箇所はテレビの実況放送でステージが組まれ、
歌のイベントが行われているところ。この人並みをかき分けて横の路地へ侵入。
saojoao

狭い路地はたくさんの人の往来でイワシの炭焼きの煙と匂いで
サン・ジュアン祭一色。

saojoao

人をかきわけかきわけ入って行くと「せんせぇ!」とバッタリ出会った
かつての教え子たち。

saojoao
こんな時間に親同伴なしで出歩けるお年頃になったのだね^^

saojoao
リベイラはどこもかしこも空所という空所は人で埋まる。みな真夜中12時の
打ち上げ花火を見るためにこうして早めに陣取っているのです。

saojoao
彼方にはライトアップされた対岸ガイア市の「Serra do Pillar」が。

saojoao

暗い夜空に白く見える点は、サン・ジュアン祭のバルーンです。
市民があげる思い思いのバルーンはゆらゆらとポルト夜空を渡って行きます。
saojoao-balao saojoao-balao

花火が終わった後も若者たちは夜通し、祭を楽しむのですが、人ごみが苦手
なわたしは花火が打ち上げられる前には退散。いいリポーターとは言えず。
しかし、この日は翌日のトマール行きが控えておりましたし。

saojoao 038-1
路地に入り川沿いに出て一回りりし、再びステージのある広場に出たところ。
これを抜けるのに大分時間がかかりました。
この間、ピコピコハンマーでどれだけ叩かれたか・・・正気の人は加減する
ので問題なし。だが、少し酔った人にやられると、勢いで思い切り叩いてく
るので要注意!
saojoao 040

saojoan
リベイラから徒歩で車を駐車している場所まで来たところで、この教会でも
祝っているのでしょう、庭から美しい聖歌が流れて来ました。
リベイラとは対照的にな静寂さになんだかほっとした思いでした。

ついでに、サン・ジュアン(聖ジュアン)とはイエスに洗礼を授けた洗礼者
ヨハネのことで、イエスの弟子のヨハネとは別人。
有名な話に、ヘロデ王に踊りを披露したサロメがその褒美にと望んだヨハネ
の首がありますが、それが洗礼者ヨハネです。
洗礼者ヨハネはキリスト信者ではなく古代ユダヤ教の預言者ですから、カト
リック教からすると「異端者」になりますね。

前夜祭には「Fogueira(=焚き火) do Sao Joao」というのがあり、家の前や
通りの真ん中で火をたき、それを飛び越えるという習慣もあります。
saojoao-fogueira.jpg

近頃ではこの習慣はめっきり見かけなくなりましたが、昔、わたしがポルトに
来たころは義母の家のまん前で、近所の人たちがしていました。その火を奇数
で飛び越すと魔よけになると言われていました。
この習慣は古く北ヨーロッパ民族が夏至を祝ってしていた火祭りが起源になり、
まさしく異端教に属するイベントです。

註:【異端者】主にキリスト教会から政治的な目的で使用された、自然崇拝
主義者、多神教信者に対して用いられた言葉。異端についてはいずれ時間を
見て触れてみたいと思っています。

一見、キリスト教的な祭だと思われがちですが、意外や、このように神秘的
な部分があり、サン・ジュアン祭はまさに夏を迎える市民祭と言えましょう。
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テーマ:ポルトガル
ジャンル:海外情報
コメント
こんばんわ、ただ今25日夜10時半です。
週一のヨガをやってちょっと前食事を終え今飲んでるところです。
面白いお祭りですね、叩くの気に入りました、イワシの炭焼きも。私はイワシの丸干し(憶えてますか?)が好きで美味しい店があってまとめて買って冷凍してます。放射能騒ぎが始まった時慌てて5連(15匹)買って冷凍しましたがもう無くなりますのでどうしようかなと思っています。

前のご返事で宗教は救済のはずなのに。。って書かれてましたが私も同じく思っています。

ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟に大審問官と言う章があり(ご存知かも)牢獄にいるのはキリスト(だと思います、最後まで一言も言わない)大審問官がお前の罪は愚かな民衆に自由だのナンだのを与えたことだ(この辺は私の言葉不足です、書きなれてないことそれ以前に考え詰めてない!)、民衆は指示されないとダメなんだ、といって中の男を断罪します。高校生の頃読んで、この部分だけでなくハッとする箇所が処々あって凄い本だと思ったものです。その後20代でも読みましたが、ハッとするというのが娯楽を超えた本の決め手、私にとってはなってるかもです。

支配する層は違うんだと思います。救済するはずの宗教であろうが他の分野であろうが。悲しいかな歴史はずうっとそうなんじゃないでしょうか。幸福かどうかはまた層を超えたところかも知れません。スンマセン、生意気君が支離滅裂で。 またよろしく。
2011/06/25(Sat) 22:59 | URL | kumi | 【編集
楽しそうな!
にぎやかで、すんごい楽しそう!!
醤油とお箸持参で、私もいつか行ってみたいです!
(*^^*)
2011/06/26(Sun) 02:14 | URL | jackie | 【編集
>kumiさん

ヨガでの一汗を一杯で流しているのですね^^
一度はしてみたいと思いながら社交ダンス同様、未だに
踏みとどまったままです。

本は持っているものの「カラマーゾフの兄弟」はまだ読み
きってないな^^;
この夏休みに挑戦してみます。

支配するのが今の日本のトンデモ首相のようなのでは
まったく困りますね。この人の2年がどのくらい長期の困惑に
なるか、想像するだに恐ろしい~~。
近頃はこのせいで毎朝血圧が上がったり下がったりですv-12
あ、関係ないか(笑)

>jackieさん

楽しですよ。特に元気いっぱいの若い人たちはこの夜とばかり
騒ぎます。が、行き過ぎもあり、残念ながら今年は
酔っ払った若者の一団が駐車している車に火をつけて燃やしたり、
横転させたりと、犯罪が起きました。

来年から厳しい取締りが必要な気がします。
ホントにおバカ・・・
ブログ記事にとりあげとうと思いながら、時期を逸しました^^;
2011/06/27(Mon) 23:53 | URL | spacesis | 【編集
うわぁ!!!
ヒベイラに行かれたんですかっ?!
ものすごい人で叩かれまくったのでしょう >u<

私達はドン・ルイス1世橋横ガイア側の丘から見ていましたが、さすがにあの人ごみに入っていく度胸はありませんでしたw

お祭り大好きなポルトガル人、不景気もなんのその!なサン・ジュオンでしたね~
2011/06/28(Tue) 23:31 | URL | ピパーナ | 【編集
>ピパーナさん

Jardim do Morro ですね。
あそこは見晴らしが良くてラッキーですね。
ポルト側からはあそこへ渡るのも難しいことでしょう。

確かに大変な人でした。あの人ごみの中を、それでも少しずつ
縫って歩く人がいたので助かりました。
初めて動画を写してきたものの、アップロードの仕方が
いまいち分からず残念(笑)
懲りずにまたトライしてみます^^
2011/07/01(Fri) 23:15 | URL | spacesis | 【編集
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