2012年3月3日

17年ほど住んだかつての借家は小さな庭に一本の桃の木があり、季節にな
るとバラとアジサイとカーラが咲き乱れ目を楽しませてくれた。子供たちが
成長した家でもあるのだが今でも目と鼻の先にある。

念願の自分たちのフラットを手に入れ、現在の家に移る際に連れてきた猫が
今は亡き真っ白ネコのタンポポちゃんとゴンタ、それにクルルだ。

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わたしが飼った猫で一番美しいと思われる「たんぽぽちゃん」。
威厳があり他の猫たちも一目置いていたが手術をしていなかったので次から
次へと子孫を産んだものだ^^;

クルルは我が家で親子2代目か3代目の猫。
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母さんネコの「チャバ」と一緒に写っている子猫時代。
この子は子猫時代から今に至るもあまり変わっていないのが不思議だ。

何ゆえ、今日突然こんな猫たちの話をする気になったかと言うとこうなんです。

飼い主同様、ネコも年齢を重ねてきました。すると、これもまた飼い主同様、
体のあちこちに避けようのない支障が出てき始めたのです。ガタが来たって
ことです。

いえね、60代のわたしたち夫婦は今のところなんとか大きな支障なくして
生活でき、それなりの仕事で頑張っているのですが、ネコの年齢は人間とは
比べられない。ネコの10歳ともなると人間の70歳に相当するそうです。

001-2.jpg
表情に乏しいチビではあるが、独特の甘え方があります。

すると、我が家で一番若いゴローでも45さいから50歳、次のチビが7歳で
55歳、ぺトは8歳ほどで60歳、11歳のクルルは74歳。
ゴンタは拾ったときに、たぶん3歳にはなっていたであろうから現在の推測
年齢は13、4歳で80歳を超えたご長老さまってことになります。
おぉー、日本社会の将来の姿、高齢社会がまさに目前にあるのであります。

gato
オレさまはつまらない、と黒猫ぺト

実はわたしたち、このところ獣医通いをしています。白内障でもうほとんど
目が見えないゴンタですが、勝手知ったる家の中、どこに何があるか、ちゃ
んと記憶しているようで、用を足すのにも問題はありませんが、歩くときは
壁沿いに歩いています。高所に上るときは時々感覚が狂い失敗もします。

gato
我が家に来たころのゴンタ。先輩「こぽんぽこちゃん」と一緒に。

で、先だっては腎臓に支障がおき、全く食べなって、行きつけのクリニック
へ連れて行きました。ダメかも知れない。モイケル娘の一時帰国、
4月までは持たないであろうと覚悟を決めていたのです。
しかし、二日の入院と帰宅後の薬治療でなんとかもちこたえました。

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ゴンタ熟年の頃
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失明した現在。

一安心というところで、今度はゴローが調子悪くなり、再び病院通いです。
どうやら歯が問題らしく抜歯しました。モイケル娘に話すと
「お前、腰抜けじゃなくて、歯抜けか」^^;

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歯抜けになって昨日帰ってきたゴロー、元気がありません^^;

さて、抜歯のためそのゴローをクリニックに連れて行った一昨日のことです。
手術に関して一筆取られていたときに、突然、年配の女性が「うちの犬が!」
と駆け込んできました。顔見知りの人らしく受け付けの女性はすぐ彼女が
外に止めた車に走って行き、中から一匹の白い小型犬を抱きかかえて獣医室
へ運び込みました。抱きかかえられた、首がぐったりしているワンちゃんを
見てペットも人間もこういうときは同じだな、と一瞬思ったものです。

受付の女性が戻ってくる間、「O meu Kiko, o meu kiko(わたしのキコちゃ
ん)」と女性は人目もはばからず大粒の涙を流し顔をくしゃくしゃにして泣
き出し、わたしも思わずもらい泣き。

犬、猫、何匹かのペットの死にわたしも出会ってきましたが、自身はあまり
人前で泣くことはしません。どちらかと言うと生き物のことゆえ死は何もの
も避けることはできないと、淡々と受け入れ、一人こっそり隠れて涙を流す
タイプです。、

家族の如く一緒にくらしてきたワンちゃんでしょう、どんな事情かは知る由
もありませんが、口からわずかに血を流していたことから、おそらく手遅れ
だろうと推察しました。ペットを喪失する哀しみは痛いほど分かります。

ゴローを受付に預け、女性の手を握り、「どうか気をしっかりもってくださ
いね」としか言えないわたしでした。

人間ではないけれど、ペットはともに暮らすうちに家族同様の存在になりま
すね。

我が家猫たちがホームレスにならないよう、彼らを全員見送るまではわたし
もあちらの世界には行けないな、なんてことを考えるこの頃、東京息子よ、
モイケル娘よ、万が一のときにはちゃんと面倒を見てくれますように、なん
まんだ、と祈っているのであります。

gato gato
春間近。外の空気にその匂いをかいでいるみたいです。

gato
心が泣かされるような、ネットでぶつかった写真です。

Man´s best friendは本来は人間であるべきだと思うのですが、人が癒して
あげることができないものを無言のペットは持っているのでしょうね。

今日は3月3日、ひな祭り。
立派な雛人形はないけれど、遠くにいる娘のために手作りの紙雛人形を飾っ
てみました。

gato

gato
こちらは知人からいただいたもの

古い借家の桃の木にまつわるエピソードはこちらに→ママの桃の木
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テーマ:ポルトガル
ジャンル:海外情報
コメント
雛人形ご自身で作られたんですか?
素敵ですね。

ところで、日本に猫カフェというのがあるのをご存知でいたか?
先日スペインで放送された日本の番組で知りました。
お時間があったら見てください。
http://www.rtve.es/alacarta/videos/documentos-tv/documentos-tv-imperio-sinsexo/1333217/
2012/03/04(Sun) 17:36 | URL | gallega | 【編集
>gallegaさん

おっと、説明が一箇所抜けましたね。

二つの写真のうち、上のはセットのを作ってみました。
これはプラスティックケースに入っています。
下のお皿のは日本人の方からいただいたものです。

猫カフェのことは聞いたことがあります。
この間の帰国時には猫を数匹店内においている美容院も
見かけましたよ。もちろん美容院は人間用です。

犬はともかくとして、猫を外へ連れ出すことまでは
わたしはしませんが、世の中、変わりましたね。
2012/03/05(Mon) 07:57 | URL | spacesis | 【編集
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