2012年3月29日 

ブログ更新を放ったらかして、このところ映画づいています。

心に残る映画はしばらく余韻をひきづり、数日頭から離れません。何度も
思い出しては脳内記憶の引き出しから取り出すイメージの残像をたどり、
考えることが多いのです。それでついブログから遠ざかってしまいます。

映画、本については、個人個人で受け止め方が違うはずですし、分析し
て批評するのがわたしは得意ではありません。自分がそれらを通して知った
ことをメモしてみたいと思います。

今回みた映画のひとつ、War Horse。日本名は「戦火の馬」です。これは
映画を見る前にモイケル娘に送ってもらった原作を読みました。
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動物を扱った映画や本はわたしの好きな分野です。心も体も傷ついた馬を扱
った映画、俳優ロバート・レッドフォード監督の「The Horse Whisper」
「Black Beauty」、狼の血をひく犬が主人公のジャック・ロンドンの「野生
の呼び声」「三匹荒野をわたる」などなど、どれも忘れられない作品です。
日本映画では南極に残され一冬を生き抜いた「タローとジロウ」があります。

さて、開いてみると「戦火の馬」は児童文学でした。作者のモーパーゴはイ
ギリスの児童小説作家だそうで、「戦火の馬」は2007年からロンドンで舞
台化、上演され、5部門のトニー賞を獲得しています。スティーヴン・スピ
ルバーグがメガホンをとっています。

第一次世界大戦中の戦場に送られる馬、ジョーイが主人公です。この本を読
んで、兵士はさることながら、今まであまり気に留めなかった戦場の馬たち
が置かれた過酷な状況を知りました。4年にわたる第一次世界大戦で死んだ
イギリス兵が100万人、死んだ馬の数は200万頭だと言われます。

銃弾に倒れただけでなく、当時は大砲や弾丸を運ぶのに馬が使われ、栄養
失調や病気で死んだのも多い。鉄条網にひっかかって苦しむ馬の姿は気の
弱いわたしには映像も本で読んで想像するのも正視に絶えませんでした。

終戦後、生き残った馬たちを本国に輸送するのに費用がかかり過ぎるという
ので、食肉用としてフランスの肉屋に売ったことには、あの動物好きのイギ
リス人がこんなことをしたのかと軽いショックを受けました。

戦争や災害などの人間にとっての災難は動物たちにとっても同様だというこ
とをわたしたちはしばしば忘れるように思います。やはり人間第一とその場
になったらわたしも目をつぶってしまうかも知れないと思うと、そんな自分
の偽善性にガックリもします・・・

最後に、動物が出てくる忘れられない映画に「地の涯に生きるもの」があり
ます。わたしが12、3歳のころに見た映画で、森繁久弥が一人一冬猫を飼
いながら無人の知床で小屋番をする老人を演じていました。流氷にのって流
されようとする子猫を救わんがため、氷の裂け目に足を踏み外し命を落とす
ラストシーンには子供ながらも切なくて仕方がなかったものです。

また、ついこの間読んだ新聞の記事に福島の原発事故で警戒区域になった
地区に残され、背中の肉が落ち骨が浮き出ていた牛の話がありました。
物言わぬ動物たちの苦しい現状は形こそ違え、今も昔も似たようなもの。
人間が第一・・・・

下記で予告編が見られます。


とりとめなく書いた今日のエントリーです。
読んでいただきありがとうございます。
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テーマ:映画
ジャンル:映画
コメント
徒然がままに。
この映画、テニス仲間の何人かが見て、えらく感動していました。最近の動物ものの映画は、けなげで悲しい物語が多いのであまり見ることはありません。昨日、You Tybuのおもしろペットを見ているうちに、3.11で取り残されたペットや家畜の映像を見てしまい、飼い主と再会する映像など見てもらい泣きしてしまいました。続けて、その当時の海外での報道で日本人礼賛の映像で、またまた涙腺が緩みキーボードを濡らしてしまいました。しかし、涙も乾かないうちに新聞やテレビの報道を見るにつけ、東電や政府の体たらくに、やり場のない憤怒を解消すべく、カミさんと
当事者の容姿などをあげ、「下品な顔だ!」とか「詐欺師的な雰囲気だ!」、「守銭奴!」とか口汚くののしっております。フーッ・・・出るのはため息ばかり!
2012/03/30(Fri) 10:56 | URL | お仕事待機ちゅう! | 【編集
>ちゅうさん

原作を読んだ時点で、こりゃ泣な・・・と思い、すぐに見に行かなかったのですが。ほんとにね、物言わぬ動物たちも同じように被災しているのですが、なんとかできないものかしら・・・
それとも、人間のいない世界で自由と本来の野生というものを初めて味わっているのかも、といいようにでも考えないとかわいそうでやってられませんです。

瓦礫処理ひとつをとってみても、なんだか必ず復興させてみせるぞ!との破棄が少しも感じらない!どこが「絆」だ!と怒りがこみあげてきます。

この体たらく、バブル以降の日本人は守銭奴になりさがってしまったのかな。個人の所有地、国土まで安易に隣国に売りさばくなんて、金のためとはいえ、あまりの思慮のなさに、わたしなんか「BKD!」(意味、分かる?)とシャウトしてます。情けないv-412



2012/04/01(Sun) 00:59 | URL | spacesis | 【編集
BKD!?
調べました。「BKD」=「売国奴」なのね。v-8民主党、色々調べると悪い噂が・・・!?う~む!さもありなん!何とかせねば、と思っています。今日は4月1日。ブログに限定の一口漫画載せてます。
最近、You Tyubの「赤ちゃんとペット」の画像にハマっています。
2012/04/01(Sun) 16:26 | URL | 今日はテニス満喫ちゅう! | 【編集
>ちゅうさん

あ、やっぱり知らなかったか^^;

AKBをもじってるんでしょうね。

ブログ、見てきましたよん。
ちゅうさん、GJ! やはりうまい!
絵は本職ですので当然ながら、政治批判のひねり、
いけると思いますよ^^
どんどん描いて~v-425

ところでナニゆえまた「赤ちゃん」なの?
ま、まさか、ご子息?
2012/04/02(Mon) 00:45 | URL | spacesis | 【編集
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