2012年4月3日

このところ最近観た映画について綴っていますが、最後の「The Way:星の旅
人たち」(マーチン・シーン主演)についてはテーマが大きく、手元にある
ブラジルの作家パウロ・コエリュの「Alquimista(アルケミスト)」にもつ
ながると判断、まずこれを再読してからにいたします。

この本は数年前にざっと目を通したのですが、簡単そうなポルトガル語の文
章ではあるけれど、書かれてある内容は奥が深いのです。さりげなく使われ
ている単語もそれぞれにシンボル的な意味があるはず、もっと掘り下げて物
語の真髄を知りたいと思い、実は先日、ポルトガル語を習っている先生にお
願いして、現在使用しているテキストが間もなく終わるのを機会に、一緒に
その本を読むことになっています。

我がポルトガル語の先生は長年高校でポルトガル語の教鞭をとっておられ、
神学を修めた方です。この本は興味ある授業になりそうで、今から楽しみに
しているのです。そのようなわけで「The Way」はもっと時間を置いてから
取り上げることになりそうです。

本日はポルトガル刺繍の2です。


マデイラ刺繍とアソ―レス刺繍

マデイラ・アソーレス諸島は大西洋に浮かぶポルトガル領です。どちらも
ポルトガルの大航海時代が始まった15世紀初頭にポルトガル人が発見
しています。マデイラはMadeiraと書き、ポルトガル語で「木」の意味。ポ
ルトガル人が入植する以前は島全体が森林の覆われていたことから来
ます。またアソーレスはAcores(cにsedilhaマークが付く)はオオタカの
ことです。

マデイラについては過去に2度ほど訪れていますが、マデイラ刺繍と
アソーレス刺繍はよく似ており、うっかりするとそれぞれの商品に付けら
れている証明札を見ないと混同したりします。
  
マデイラ・アソーレス刺繍 マデイラ・アソーレス刺繍
アソーレス刺繍の証明札  マデイラ刺繍の証明札

マデイラ・アソーレス刺繍の歴史は古く、ポルトガル人が入植した頃からだ
と言われます。島に出入りする貿易商たちに知られようになったのは18世紀
後半で、以後本国ポルトガルやヨーロッパに紹介され現在では欧米で高く評
価されています。一見、器械刺繍のように見受けられるマデイラ刺繍は細か
な手刺繍によるものです。

わたしが持っている刺繍のいくつかをご紹介します。

マデイラ刺繍のモチーフ(と思う。すでに証明札を取ってしまっているので
確認不可^^l;
マデイラ・アソーレス刺繍

手刺繍とは思えないような精密さです。
マデイラ・アソーレス刺繍

マデイラ刺繍は通常、素地が白地に白糸ですが、下はわたしが好きな
真っ赤なポインセチアのモチーフ。

madeira1-2.jpg
クリスマスの時期に部屋を彩ります。
マデイラ・アソーレス刺繍

こちらはアソーレス刺繍。

マデイラ・アソーレス刺繍
眺めのテーブルセンター。白地刺繍が美しいです。

マデイラアソーレス刺繍
コーヒーテーブル掛け。時々使います。折り目が入っているのはご勘弁。

bordadoacores
長いテーブルセンター。

マデイラ・アソーレス刺繍
裏を見ると手刺繍だということが歴然とします。

マデイラアソーレス刺繍
このようにガラスを敷いたお盆に入れたのも素敵です。布地は全てリネン。

証明札が付いているのは子供たちのEnchoval(嫁入り道具用にとってある
ものです。所帯を持つときに一度にそろえるのは経済的に大変ですから、
こうして普段から少しずつ買い揃えておきます。中には頂き物もあります。

ポルトガルの布には尽きない魅力を感じます。

次回は北部の手刺繍をご案内いたします。
本日も読んでいただきありがとうございます。
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コメント
うわーすごいですねー。手作業。気が遠くなる。アズレージョも買いたいしレースも欲しいしプサダにも泊まりたいしfrancesinhaも食べたいし靴工場で靴も作りたいしもう頭がいっぱいです。あーーー来週です!!!
2012/04/05(Thu) 05:12 | URL | Yoske | 【編集
>Yoskeさん

おぉ、いよいよ来週ですか!
それでは今週中に、もうひとつポルトガルの素敵な伝統工芸、
しかもポルトで入手できるのですが、それを
ご紹介しましょう。
ちょっとだけお待ち乞う。
ところで、靴工場で靴を作ってみるんですか?
それはちょっとできない体験ですね。すごい!
2012/04/05(Thu) 05:44 | URL | spacesis | 【編集
そうなのです。彼女がデザイナーで二人で工場巡りを最初にするのです。うふふ。です。

モタさんの煙突の古本屋さんは存在が嬉しいですね。そして花通りは昔を想像して歩くと素晴らしいですね。前回は夜で閉まっていたので次回はモタさんに入ってみようと思います。

知らない都市の都会度と言うかインターナショナル度を見る為にお寿司屋さんを尺度にすると良いという経験があって、それでポルトのお寿司屋さんをネットで見ると外人でみな鉢巻きを巻いているようなのですがそれって西海岸三十年前のようですごく特別で驚きますが、これは本当だと思いますか?あはは突然すみません。
2012/04/07(Sat) 20:39 | URL | yoske | 【編集
>yoskeさん

おぉ、デザイナー!
なにか参考になるものに出会えるといいですね。
Rua das Floresは今ではなぁんだの感じですが、18,9世紀は川沿いが中心でしたからその当時は町でも一番賑わった通りだといわれます。

モタさんのお店からちょっと下るMisercordia教会の向かいに「Memoria」という小さなお店がありますが、他の店ではみられない刺繍「Bordade de File」が置いてあります。もし、興味があれば行ってみてください。
見当たらなかったらその名前を言えば出してくれるはずです。ついでにポルトに住む日本女性でよくここにくるYukoに紹介されたと名前を出せば、ひょっとすると少しdiscountしてくれる可能性もありv-290

今、ポルトは寿司バーがファッションです。小さな街でしかも不景気であちこちの店が閉店においこまれているというのに寿司レストランだけは新しくオープンしています。でも色々あります^^;

お勧めはGosho(Boavista),Ichiban,Shis(どちらもFoz海岸通り)。Ichibanは板前さんが日本人です。

30年前でしたらわたしもアメリカにしばらくいましたよ。砂漠の中、メキシコとの国境がすぐ近くのArizonaです。西海岸は1週間ほど滞在しました。
スタインベックの故郷、エデンの東の舞台になったSalinasをうろついたものです。

ポルトにこられる前にもう一軒、伝統工芸のポルトの店を取り上げたかったのですが時間切れかな?

滞在中にブログを覗けたらいいですね。
2012/04/10(Tue) 02:16 | URL | spacesis | 【編集
編み目レースの拡大写真でくらくらきました。すごいですね。後継者はいるんでしょうか?花通りまた違う目で楽しめそうです。絶対に見に行きます。

お寿司はICHIBAN寿司が一番よさそうですね。鉢巻きはうそでしたね。あはは。でもポルトのレストランはレベルが高そうですねー。なんだか全部しっかりしている。僕らのお気に入りはBOOKと言うレストランです。

僕はミシガン州に27年前!に高校留学してました。それで英語がしゃべれるようになったんです。アメリカ系の会社に勤めてずーっとアメリカしか頭に無かったんですけど今はドイツに住んでるなんて人生面白いですよね。あーーーーそしてPORTOは今週末!いえい!!!
2012/04/10(Tue) 03:42 | URL | yoske | 【編集
>yoskeさん

あ、鉢巻はしているとこもありますよ!
寿司カウンターがあるレストランではだいたいしてます^^

Book、知りませんでした。おもしろそうですね。今度行ってみます。

わたしも一度はたいしたこともなかった全財産を処分してアメリカ移住を目論んでTucsonへ行ったのが、なんとまぁ今はヨーロッパの端っこです。人生いろいろ^^
いよいよ今週末いらっしゃるんですね。十分に楽しまれますように!
2012/04/10(Tue) 20:09 | URL | spacesis | 【編集
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