2012年8月4日

モイケル娘が帰省した5月に家族3人で訪れたシントラのペナ宮殿だが写真
の整理もさることながら、自分が不思議だと思ったシンボルを調べる時間が
持てず今日に及んでしまいました。
日本語教室が夏季休暇に入り、本日やっとエントリーに取り上げることがで
きました。

少しマニアックな点がなきにしもあらずですが、シンボル解説については
あくまでもわたしの推察になりますので、ご了承願いたいと思います。
2回にわたります。ではでは 


ペナ宮殿

大西洋から18キロ、シントラ山脈のふもとにあるシントラは古くから王侯
貴族の避暑地とされ、特に15~19世紀には多くの離宮が建てられ、現在
ではそれらの史跡を含むシントラの文化財は世界遺産として登録されている。

シントラの中心地である歴史地区から4.5キロほど上った山中の小高い丘の
上に立つのが、周囲をこんもりとしたペナ公園の森に囲まれた「ペナ宮殿」
である。 

ペナ宮殿
まるで、御伽噺に出てくるような華麗なお城だ。
註)全容の美しさを見ていただきたいと思い、この画像のみ、筆者の視野
からは撮影不可能だったためwikiより拝借。


19世紀から20世紀始めまで歴代5人の女王と王が住んだペナ宮殿。今日の
華麗なお城は女王ドナ・マリア2世(在位期間1826-1828、1834-1853の
配王であるドイツのザクセン・コートブルク・ゴータ家のフェルナンド2世
に負うところが大きい。

1755年11月1日のリスボン大地震以来、廃墟になっていた岩山のペナ礼
拝堂(地震で崩壊したサン・ジェロニモ修道院の一部)を訪れたフェルナン
ド2世は、そこからの絶景に魅せられ、ネオゴチック、ネオマヌエル建築、
イスラム建築、ルネサンス建築の多種の建築様式を取り入れたファンタジー
な王家の離宮を建築した。それがペナ宮殿である。

宮殿内は残念ながら撮影禁止だが、外壁には多くのミステリアスなシンボル
が埋め込まれてあり興味が尽きない。

ペナ宮殿 

ペナ宮殿

ペナ公園内、池の塔。200ヘクタールの広さを持つペナ公園は予めコース
が決められており、山頂まで行ける。宮殿手前からも入園できるので、宮殿
の入り口と間違わないよう要注意。 (間違うところだった我らである)  
 
ペナ宮殿
入り口から宮殿までの乗り物。徒歩でも行けるが、私たちは下山で楽な帰り
を歩いた。

pena_1.jpg
下から仰ぐペナ宮殿。

ペナ宮殿
イスラム建築様式の門。
下の画像は門の内側。拡大して見ると開いた手と薔薇のシンボルが見られる。

ペナ宮殿
下の薔薇は言わずと知れた中世から存在する薔薇十字団のシンボル。
上方の開いた右手はイスラム今日では「ファティマ(預言者マホメドの娘)
の手」。

ユダヤ教では「ミリアムの手」と呼ばれる護符のシンボル。また、「5」の
数字は聖書では非常に重要な数字で、創世記、出エジプト記、レビ記、民数
記、申命記のモーゼの5書を意味する。「ファティマの手」はアラビア語で
別名「ハムサ(5の意味)」とも呼ばれる。

ペナ宮殿 ペナ宮殿
(左)更に薔薇の下にはローマカトリック教のシンボル「聖ペドロの天国の
鍵」が。
(右)同じ門にワニがアゴを突き出している。ワニは古代エジプト神話の
「セベク」のシンボルだ。セベク↓はカオスの水の中から出現して世界を創造
したという伝説がある。
       ペナ宮殿

この門には異種の多様な宗教シンボルが装飾されていて不思議だ。

ペナ宮殿
別アングルから見たペナ宮殿

次回に続きます。
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