2012年8月15日 

sora

夫も息子もいない、5匹の飼い猫たちはベランダのドアのガラス越しに夕日
を受けて、まどろんでいる8月15日の夕暮れ時、今年はまるでもう初秋の
ようです。

ひとしきり、ベランダの花々の世話をして後、軽くかいた汗も酷暑のそれ
と違い気持ちがいいものです。

インスタントコーヒーを淹れてパソコンの前に座り、ふと横に目をやると窓
から差し込む柔らかい光が台の上に置かれたクリスタルデカンタのプリズム
を抜けて壁にきれいな七色の光を放っています。外庭から聞こえる日中の人
声も今はなく、自分のタイピングの軽やかな音だけが空間に響いています。

そして、思います。1945年の8月15日は、もしかしたらこんな静寂が
わたしの国をもおおっていたのかもしれないと。

安堵と不安と絶望と希望と生と死と・・・
わたしたちの祖父母や父母、叔父叔母たちはそれからどうしたでしょうか。
少なくともその日から空から襲ってくるB29はもう現れることはなかった
のです。

家屋を失い、親兄弟、子を失い、食料難にあえぎながら、祖父母も父も母も
あらゆることをして戦後の日々を生き抜いて来ました。
そのたどり着いた先が、今、あなたが、わたしがいる平和と自由の国、日本。

平和が至極当たり前のことになり、自由の中にいて、若い人たちは更にもっ
と自由をと追いかけます。
わたしもそうでした。貧しい生活から抜け出そうともがき、窮屈な社会はい
やだ、もっと自由が欲しいと未来を見つめながら歩いてきました。
自由、開放感溢れるこの響き!

わたしは今、昭和の盛夏をまっしぐらに駆け抜けている自分が見える場所に
立っています。駆けてくるわたしの後ろには父や母が祖母が見え、そのもっ
と向こうには見知らぬ無数の人が続く。遥かなる歴史が脈々と今のわたしに
繋がっています。

その歴史の中に住む人々が、正誤を繰り返しては今の平和と自由の礎を積ん
できたのです。人がその人生で過ちを犯さないことがあるでしょうか。その
過ちもまた人の人生の一部です。誤ったからとて際限も無く石で打つのは酷
でしょう。国も同じです。

今、わたしたちが甘受する平和と自由はの過去の正誤の歴史を通して手に入
れたものです。一度手にした平和と自由を手放さないために、わたしたちは
何をしなければならないのでしょう。

闘わないことが唯一平和なのではないはずです。闘うのを厭うなら、闘わな
くても平和と自由が維持できる自国を守る叡智を身につけなければなりませ
ん。今こそその叡智がわたしの国に必要とされる時なのだと思います。

小隣国の大統領竹島不法侵入、大隣国の活動家尖閣不法侵入を耳にし、終戦
記念の今日、心穏やかならず、異国の夕暮れ時、静寂の中にて、思ったまま
を綴ってみました。

本日もブログを読んでいただきありがとうございます。

sora
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テーマ:ポルトガル
ジャンル:海外情報
コメント
おろかな・・・!?
全てが利権や個人の名誉の為に!?
フと感じます。人間の小さな事と。大昔の、そのまた大昔だったら、食べて行くだけ。生きて行くだけの毎日。そう言う生き方が出来ない今日。東電が当然のごとく、値上げ申請で我々庶民に押し付け。利権と権利をごり押しすればまかり通る世の中。
あ〜っ!いやだいやだ!それにしても、こちらは○ソ暑い!と、愚痴ばかりでスミマセン。
小さなニュース。「浜名湖で2mの高さの堤防から飛び込んだ男。水深30センチで(驚き!?)頭部、激突で“頸椎損傷”のため死亡。」笑うに笑えない記事でした。”頸椎損傷”に反応した私です。
2012/08/16(Thu) 10:41 | URL | 今日もお仕事ちゅう! | 【編集
>お、ちゅうさん、お久しぶりv-289

大きな声で人のこと、言えないけれど、利己的な人が増えましたね。

ごり押しなんてわたしの一番苦手なやり方で、それがまかり通るこちらあちらの世の中に、じゃ、ルールは何なのよと辟易するこの頃です。

戦わなくても防衛手段は必至。はたまた矜持はどこへいったんだ、矜持は!ックー!との思いはぐっと抑えています。
事なかれ主義の行き着く果は目に見えてます。

ほんまに、○ソ暑くないけど怒りで熱っぽい頭を抱えてますv-412

その事故、笑えませんね。で、ちゅうさんの頚椎、大丈夫?
2012/08/17(Fri) 00:18 | URL | spacesis | 【編集
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