2012年10月29日 
今日は昨日目にしたちょっと素敵なニュースを。

 第146回天皇賞・秋(28日、東京11R、GI、3歳以上オープン、
国際、指定、定量、芝2000メートル、1着本賞金1億3200万円
=出走18頭)日本での騎乗経験も豊富な名手ミルコ・デムーロ騎
手が見事にエイシンフラッシュを復活へと導いた。
 
デムーロ騎手は「とてもエキサイティングだ。すべて勝つように運
が向いた」と喜びの声。「内ラチ沿いを走れて、行きたいところでス
ペースも空いた。馬の状態も良かったし、内ラチ沿いを行こうと思っ
ていた」とレースを振り返った。

レース後はご臨席の天皇皇后両陛下に対し、下馬しひざまずき最
敬礼。「両陛下がいらした特別な日に、勝つことができてとてもうれし
い。この馬の前回の勝利から2年半、僕が勝つために待っていてくれ
たのかという思いだ」と感激の表情を浮かべていた。
(サンスポから引用)


uma

イタリア人のミルコ・デムーロ騎手は「一番好きな国はイタリア、次は日
本」と言って憚らない大の日本ファンだそうです。
上の写真では礼儀をつくし両陛下の前で下馬、ヘルメットをとり跪いて西洋
流のナイトの精神で最敬礼しています。このとき会場からは大歓声が起こり
ました。その後、デムーロは馬の首をとんとんと叩き、まるで馬までが敬礼
したように見えたのです。

実はウイニングランの後、検量室に戻るまで下馬してはいけないというルー
ルがあるのだそうですが、この日はお咎めなしとのこと、競馬協会もやるで
はないですか。なんだか清清しいこのニュースに、体調低迷状態の近頃、今
朝は気分がいいというものです。

またポルトガルのテンプル騎士団の関連で、たまたまちょうど読み終えた塩
野七生氏の「十字軍物語」第二巻、デムーロ騎手の祖先が十字軍騎士団長だ
ったと知り彼に流れる騎士道精神になるほどと頷けたのでした。

クレボーの聖ベルナールの提唱で、イスラム教徒から聖地を奪回しようと、
始まった十字軍遠征は1095年から1272年まで9回にも渡ります。
ヨーロッパの諸侯が参戦するなか、十字軍遠征で生まれた組織がテンプル騎
士団と聖ヨハネ騎士団(後のマルタ騎士団)です。

なかでも、修道士にして戦士と言う二重性をもつテンプル騎士団はグランド
マスター(総長)をトップに決して降伏しないことを誓う士気の高い中世最
強の騎士団としてイスラム教徒から恐れられたといわれます。

十字軍とイスラム軍のエルサレムでの戦いは両者とも守りと反撃の繰り返し
の歴史になるのですが、今回読み終えた第二巻はイスラムの英雄サラディン
の登場で12世紀も後半、これまで分裂してきたイスラム諸軍が団結しジハ
ード(聖戦)を唱えて十字軍に反撃し、ついに90年ぶりにエルサレムを奪
回するのですが、その最後の章に於けるわずかの十字軍とイスラム大軍の大
将同士の会見対決、両者の騎士道の手打ちは敵ながらあっぱれの圧巻です。

まぁ、こんなわけでデムーロ騎士の騎士道につい反応してしまったのですが
ついでに競馬と言えば全く無関係とは言えない我が父のことを少し。

亡くなった我が父は若い時分、岩手の地方競馬の騎手でした。岩手にいる
ことが多く、故にわたしが物心つくくらいまで母と妹とわたしの3人は祖母
の家に身を寄せ父親不在の生活、定収入があるわけではなかったので当時の
母の苦労は並大抵でなかったはずです。

春衆(はるしゅう)と呼ばれた父も加齢と体重増加で馬を下り、南部生まれ
が津軽の弘前に住みついたその後も、父の馬好きは変わらず、分不相応に馬
主になったりしたものですから、母の苦労は尽きることがなかったのです。

思春期のわたしはこの父に面と向かっては歯向かわなかったものの日ごろの
何気ない所作に反抗心がどうも現れるようで、父から仕置きを受けること度
々、母と妹をはらはらさせたものです。その父も鬼籍に入って26年になり
ます。

手元に父の晴れ姿の写真が一枚もないのは至極残念ですが、父は過失で家
を一度焼かれており、その折に、わたしが子供のころから毎日目にしてきた
部屋の壁に飾られた自慢の優勝時の写真も焼失してしまいました。

さて、もうひとつ。モイケル娘が小学生のころ、突然、乗馬を習いたいと言
いい出し、冗談を飛び越し大胆にも「障碍飛越コース」を本人が言い出し、
飛び越えが始まった時には、見ていたわたしは生きた心地がしませんでした。

uma

母に電話でその話をすると、「そんなところで春衆の血が出たとはご冗談!
辞めさせておくれ」(笑)

幸いにも何度か失敗して落馬の仕方も少しは上手になったかと思ったころに
辞めてくれたので、ひそかに胸をなでおろしたわたしではありました。

ついでにわたしの乗馬体験も。
uma

修学旅行で生徒たちは全員強制的に乗馬体験、しかし先生方のダレもが乗ら
ず。こういうときの役所はいつもわたしです、生徒たちの手前、がんばって
乗ってみましたが、見た目と自分が乗ったのとの感覚の差で、正直大いにビ
ビッて乗っているのです。馬場を一周し終えるまでの長かったこと!
乗馬はこれが最初で最後のとっつぱれ(笑)

デムーロ騎手のニュースがこういうオチになり、お粗末でございました。
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テーマ:スポーツニュース
ジャンル:ニュース
コメント
気持ちのよい秋空だす!
誰に対しても、”尊敬の念”を持って接する。そうであれば争いごとは無くなるのしね。最近になって悟りましたが、これが難しい。気をつけているのがムッとした状況になっても、”声を荒げない”と言う事を心がけようとしています。この間カミさんが旅行先で生まれて初めて、療養中のサラブレッドになで触る事が出来たと興奮していました。今年の柿は不作。50〜60個位しか収穫出来ない様です。姐さまの“騎乗体験”う〜む!?20年前かv-8
2012/10/31(Wed) 11:21 | URL | 本日まったりちゅう! | 【編集
>ちゅうさん

宗教間、国同士でも言えますものね。尊敬とまで行かなくても敬意を持って接するのは大切だと思います。

夫は声を荒げる人でないので、わたしががんばって声を荒げてきたその子供たちも大きくなりなくなりましたぞw

サラブレッド、きれいでしょうねぇ。

騎乗体験、20年ほど前やけど、なんでやねん!v-412

今日は、そんぼもっともっと前の写真をアップしてありますばいv-392
いやぁ、我ながら細かったのぉ~w
2012/11/01(Thu) 03:01 | URL | spacesis | 【編集
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