2012年11月6日 

kareha.jpg

You were not afraid when Spring became Summer.
You were not afraid when Summer became Fall.
They were natural changes.
Why should you be afraid of the season of death?
-The Fall of Freddie the Leaf-


ぐずぐずしてる間に11月に入ってました!体調徐々に回復。
ポルトガルは先週末から冬時間に入り、日本との8時間時差が9時間になっ
たのですが、1日、木曜日は「Dia de Todos-os-Santos」万聖節で休
日でした。この日は墓参の日です。

14年間自宅で寝たきりだった夫の母が亡くなってかれこれ4年になりま
すが、我が家から徒歩で7、8分のところにある墓地に眠っています。
時々外出や散歩のついでに立ち寄るのですが、この春まで墓標がなく、わ
たしたちは「無名戦士」の墓だと冗談を言い合っていたのでした。

墓標がなかったのは、アーティストの義兄のお師匠さんから作ってやろう
との申し出があり完成を待っていたのですが、待てど暮らせど墓標は来ず。
回りを見渡せば、墓標がないのは夫の母のところだけです。お師匠さんゆ
え、墓標はまだかと催促もしにくい。

3年も待ったのだから恐らくもう届けられることはないと思う、と言うの
で義兄がステンドグラスの技術を応用してこの春先にやった名前が刻銘
された横長の小さめの墓標が置かれたのでした。

一日には夫と二人で墓参、花を手向けて祈り、帰路、これまでに何度か
我ら夫婦の間で話題に上ってはそのまま尻切れトンボになってきた、い
つの日にかわたしたちが眠る場所の話に再び及んだのです。

ポルトガルでのお墓の話は以前にも触れたと思うので、簡単におさらい
を。まず、カトリックの洗礼を受けていない人は特定の教会の墓地に入
ることはできない。行き先は共同墓地です。共同墓地は通常5年間眠っ
ていることができるが、それが過ぎると掘り起こされその場所を他の仏様
に譲ることになります。

つまり5年もすると遺体は土に還れる状態になるわけで、言うなれば共同
墓地は一時の仮の宿、永代ではありません。我が義母の眠る墓地は地質
上、その状態になるのにもっと時間がかかるようで7年から9年と聞く。

では、掘り返した後どうするかと言うと、これが問題で、近頃墓地でよく
見かけるロッカーのような納骨所を買い、そこに治める人が最近は多いよ
うです。こちらの費用は以前耳にした情報では日本円にして3万少し。

ロッカーはいややな・・・ここの共同墓地の一画、買えないの?と夫に聞く
と安くはないが売却する箇所があるのだそうだ。夫の母が今の眠りから起こ
されるのはまだ先だが、その時には墓地の値段も今以上にはねあがっている
ことだろう。いっそのこと、今のうちに買えないかしらん?とわたし。

「死んだらおしまい」と、あまりこういうことにこだわらない性質の夫、そ
の日はこうのたもうたものだ。
「よし!じゃ、思い切って今年のクリスマス・プレゼントに買うか!」

それを聞いて自分がまだ墓地内にいるのを忘れ、不謹慎にもあっはっはと
笑ってしまった。冗談きついよ。なに、それ、わたしへのクリスマスプレゼ
ント?そんなことを言い合いながら、墓地を出て友人たちとの久しぶりの食
事会に向かったのでした。

んで、後で少し考えてみたわけです。
墓地を買うはいいが、果たして我ら、墓守(ハカモリと読むのだよ、子供た
ち)はいるのか?

現在日本に住んでいる東京息子とモイケル娘だが、二人とも将来ポルトガル
に帰ってくる保証はない。いや、モイケル娘のほうはまずもってないだろう。
東京息子だって分からない。

墓があったところで誰も訪れて来ず墓石も朽ち果てるだけなら、果たして?
と、今回もここで思考止まり。

夫よ、そんな訳でもう少し考えます。で、今年のクリスマスプレゼントは来
年の日本往復切符がいいなぁ^^

いえね、年齢的にも人生の初秋にさしかかり、このところの体調不振で墓の
話ってのもなんですが、さぁ、どこへ持っていこうかと残るものに迷惑をか
けるのもなんだかなぁと。そして、実はどこにも移しようがない場合は、こ
ちらの皆さん、一体どうしてるのかなぁと、その不審な点を聞きそびれてい
るのであります。
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テーマ:ポルトガル
ジャンル:海外情報
コメント
我が家の墓は!?
カミさんの両親が眠っている墓地は、車で一日がかりの所にあります。ですから、せいぜい頑張って行っても年に2回程度。それも私達の代が終われば、はたして息子達がお墓を守ってくれるか分かりません。
葬式ですが、ちゅうの場合は「坊さん無しでBGMと祭壇は花だけで簡素に。遺骨は散骨にしてくれと(海か山に)。カミさんに頼んでいます。
カミさんはちゅうと似たようなものですが、散骨までは考えていない様です。以前、自宅の近くに墓地があり、土地者(日本らしいね)だったら70〜80万円で持つ事も出来ると言う事でしたが、乗り気にはならなくて今日に至ってます。明日は、丸一日福岡市内で企画会議の“お助けマン”(アイディアを絵にする)の仕事で、本日午後に九州は福岡に出向きます。さて、福岡の夜の食事はなににしようかな?「もつ鍋も良いかも!?」では、行ってきます。
2012/11/07(Wed) 09:08 | URL | 九州まで出張ちゅう! | 【編集
ちゅうさんのご希望葬は我が母のと同じです。
タンゴを流し花で飾られて旅立ちました。よかったですよ。

わたしもそうしたいですね、もしその時に日本住まいだったら^^
考えてみたら、日本にいるってこともありうるわけで(笑)
そうなってくると、墓地を買ってもしようがないかな?との気持ちに傾きますね。

ところでちゅうさん、企画会議のお助けマンで出張だなんて、ちょっと凄いではないの?
食道楽のちゅうさんゆえ、奥方、きっと博多みやげを楽しみにしておいででありましょう。

あ~~、食べたいなぁ、日本食!
2012/11/07(Wed) 18:19 | URL | spacesis | 【編集
お墓
ポルトガルの墓地は土地不足で苦労しているようですね。すでにお聞き及びかもしれませんが、先日、腰を抜かすようなニュースを見ました。
バルセロスの墓地で、埋葬場所が不足しているので敷地内の路の下に遺体を埋めているとのことでした。
http://www.publico.pt/Local/cemiterio-superlotado-em-barcelos-obriga-a-enterrar-os-mortos-no-passeio-1569300
場所不足は分かりますが、もう少し別の方法はなかったのでしょうか……。
2012/11/07(Wed) 22:06 | URL | pinheiro | 【編集
>pinheiroさん

ご案内していただいたサイト、読みました。知りませんでした。

ちょっとなぁ、という思いになります。
それに馬鹿にならない値段ですね。ポルトガルも案外そのくらいに
なるかも^^;

で、今思い出したのですが教会内でも通路に埋められてあったりします。
あれもひょっとして埋葬場所不足の問題かしら・・・

わたしのポルトガル語の先生は神学を学んだ方ですのでそれにつき
なにかご存知かもしれません。今度質問してみます。
2012/11/08(Thu) 22:53 | URL | spacesis | 【編集
んもう!なんだか淋しいネタじゃないですか~

と、引っかかったの墓守。まぁ、墓じゃあ無いんだけど、家、土地ですら継いでいく事が無くなっていくのを目の当たりにしています。
根強い持家主義も残りつつ、でも豪邸な家ほど残るのはさら地。
今は基本同居もしませんしね。大きな家土地残されても困るのだろうけど、傍から見ていると淋しいものです。

ババも意識するようになっているんだけど(ちなみに家に関しては、うちは庶民な家ですw)
子としては分からなくなないけど、あっけらかんと動かれるとより淋しくなります。

まだまだっ!

2012/11/12(Mon) 23:21 | URL | マー | 【編集
>マーさん

あははは、「淋しいネタ」、そうかもね。

でもね、マーさんとこのおばばさまもそうでしょうけど、そういう心の準備を
考えてもいい齢になります。

遺すものもたいしてあるわけではないけれど、残る者たちが困らないようにきれいさっぱり全部使っちゃうか!v-291

よし!来年の帰国にはどばーっといっちゃおう!って^^;

憎まれっ子よにはばかると昔から言いますけどね、まだまだ一仕事、したいところです^^
2012/11/13(Tue) 03:03 | URL | spacesis | 【編集
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