2013年1月19日 

今朝は風が空でうなって、まるで渦でも巻いているような週末の始まりでし
た。そんな中、車を走らせて図書館での日本語授業を終えての帰路、ボアビ
スタのJulio Dinis通りの交差点にさしかかって、アッと驚いた。↓
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木が横倒れ、道をばっちりふさいでおり通れない。それでも向こうで信号だ
けは規則正しく作動している。通りの横にはパトーカーが控えていました。
いやぁ、信号待ちで止まってるときにでも木が倒れてきたら、エライ目に会
った事でしょう。こわいなぁと思いながら回り道をして我が家のすぐ側まで
来たところが、うわ!今度はこんなのが!↓
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この石壁の向こうは私たちの区域ペドローソスのフットボール場になるので
すが、なんと広告看板が反対側に曲げ折れています。くわばらくわばら。人
が歩いていたら怪我人が出たところです。強風は少し納まったかに見えます
が、風はまだそれでゴーゴーとうなり声を上げているのが家の中にいても聞
こえており、怖い突風が気になります。
う~~ん、今晩、出かける予定になってるんだがなぁ・・・

さて、本日は昨年11月に知人のドイツ人女性とそのパートナーに招待され
て行ったレストラン「O Paparico(パパリコ)」をご紹介します。
「パパリコ」は、英国雰囲気のレストランとしてかつて紹介した英国雰囲気
レストラン・バー「オポルト(Oporto)」同様、知る人ぞ知ると言われる。
多少懐がいたむがどんな店なのか一度は行って見たいと夫に頼んでいた
レストランでした。

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看板が上がっていないので、初めて行く人はうっかり見落としそうです。
入るときはノッカーでドアをノックしなければ入れません。予約してある御
仁の名前を告げて入りました。「ドイツ人は時間にきちんとしている、さぁ、
今日は遅れられないわよ。」と夫を急かせて到着したところ、この日はわた
したちが最初の客でした。

店内はそんなに広くありませんが入ってすぐのスペースにはバーがあり、

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こちらでしばらくお待ちくださいと勧められた暖炉の前のソファに二人座り
ました↓

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そして出された飲み物、何かと聞くと、ローズウォーターです。名は知って
いましたが実際に口にするのは初めてです。
 
暖炉の上には大きなテレビがあり、なんと白黒の映画が上映されていました。
聞くところによるとパパリコのテレビで映し出されるのは常に白黒なのだそ
うです。

やがて予定のメンバー8人が全員揃い、テーブルについたところでテーブル
に並んだ前菜から。

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前菜は皿代わりの大理石板に載せられています。黒いのはXisto(シスト)
と呼ばれる片岩をそのまま使っています。メインディッシュは白身の魚でし
たが、わたしが美味しいと思ったのは下の画像にある前菜の一品。

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すずきの刺身とでも言いましょうか、それにイクラとソースをかけたもの
です。パパリコの料理が基本的にポルトガル伝統料理ですが、幅広い素材
を使い、伝統料理に創作力を加え美しく盛り付けされています。

ワインリストはパパリコの誇るところで550種類の良質のポルトガルワイ
ンが用意されているそうです。わたしたちが行ったこの日は、主催者の心づ
くしでゲストの誕生年1949年に造られた赤ワインが出されました↓
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こういう古い年号のワインがさっと出てくるところが心憎い。

さて、Paparicoとはどんな意味なのか。
「うまいものを飽食させる」、「客を甘やかす(つまり手厚いもてなしと
言うことか)」などの意味があるそうです。その名の通り、よくパパリコ
を利用する今回の主催者の望み通りの料理、ワインが用意されました。

その夜会食のメンバーを待っている間に初めてらしい人から電話が入り、
ドアを開けてわたしたちを受け入れたレストランの責任者、セルジオ氏との
会話が聞くとはなしに耳に入ってきました。

「お急ぎであれば、来られないほうがよろしいと思います。当店の料理は
なかなか時間がかかります。」

おいおい^^;そんな言い方は断るのとさして変わりがないではないか。
知らずにのこのこ夫と二人で出かけなかったのは恐らく正解だったのだろう
と内心この電話での話を耳にして思ったことです。

それにしても小さなレストラン、できるだけ客の要望に応えるそのサービス
で、上質の常連客をしっかりつかんでいるのでしょう。

わたしたちが席を立ったときに気がついたのですが、後ろのテーブ
ルを陣取っていたのは、ポルトでは名を知られる屈指の英国人ポ
ルトワイン業者、シミングトンファミリーでした。
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子供たちが通ったポルトのブリティッシュスクールではよく見かけた顔をそ
の中に見つけ、少しご挨拶。心地よい気分でレストランを後にしましたが、
値段のほどは、し、知りたくない^^;

雰囲気は悪くはない、サービスもよし、しかし、パパリコでくつろいで食
事ができるようになるには、かなり通いつめないといけないなぁ。
多分、最初で最後であろう機会、招待してくれた知人に感謝です。
ついでに言うと彼女のパートナーもポルトワイン製造業を営む外国人の
ひとりでした。

ポルトワイン製造会社のほとんどが葡萄農園も含め外国人の手で運営されて
いるのはなんだか不思議な気がします。以前にもポルトワインの記事で書い
たことですが、あの芳醇な味は、よく言えばのんびり、悪く言えばいい加減
なラテン系民族より、成熟した大人の美学をもつと言われる英国人気質で
あればこそ造り出せたのかも知れません。

ポルトにあって、まったくポルトガル、ポルトらしさを感じないレストラン
のひとつがパパリコであると思います。

一度行こうかと思われる方、是非前もって連絡し予約をとることをお勧め
します。以下、パパリコの情報です。

O Paparico
Rua de Costa Cabral 2343, Porto 4200 232, Portugal
22 540 0548


本日も拙ブログにお付き合いくださりありがとうございます。
それでは、また^^
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ジャンル:海外情報
コメント
面白いことがあったが・・・!?
誰かさんの沽券に関わるお話なので、お会いしたときにでも。思い出しても笑いが・・・v-8
昔、雑誌か何かで紹介されたお店に友達と入った。なじみの客には愛想が良いが、一見さんには知らん振り。やっと空いた席に案内されたが・・・!「フン!料理もたいしたこと無い!」。二度と行くことはなかった。この間、仕事で六星のホテルで企画会議に参加した。と、言ってもオブザーバーのような物ですが。、出された料理や常備のクッキー、パン、チョコレートなど全ておいしい。(チョコレートにはホテルのマークが!)もちろん、飲み物もコーヒー、紅茶はもちろんですが、清涼飲料やジュースもふんだんに。チョコレートを持ち帰ろうかと一瞬思ったが、見られたら恥ずかしいので、思い止まりました。
2013/01/21(Mon) 13:35 | URL | お仕事終了!まったりちゅう! | 【編集
>ちゅうさん

どんな話かしら?^^楽しみにしてます。

そういうお店ありますね。今回紹介したお店、お値段からしてちょっとしたセレブさんたちが行くところでしょうが、味はOKでしたよ。

ちゅうさん、チョコレートお送りするのをすで用意していながら、まだ発送できてまへん~^^;
日本ではあまり手に入らないチョコです。もうちょっとお待ち乞うv-290バレンタインになっちゃうかもだw
2013/01/24(Thu) 07:59 | URL | spacesis | 【編集
それは、それは!
内のカミさん、大のチョコレート好き!
自分用に、遭難しても大丈夫なように(?)3種類のチョコを常備しています。無断で盗み食いすると叱られます。楽しみにしてまっせ!
2013/01/24(Thu) 12:04 | URL | お仕事待機ちゅう! | 【編集
>ちゅうさん

首をなが~~くして、待っておくんなさいまし~v-290
2013/01/28(Mon) 02:11 | URL | spacesis | 【編集
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