2013年2月13日
 
午前中は某企業で日本語個人レッスンの出張授業、帰宅して昨夜作った鮭
の押し寿司を昼食に。午後は3時半から週に一度通っているポルトガル語
レッスンを受けにDias先生のところへ出かけてきました。

目下、先生と本を読んでいるのであります。

alquimista.jpg

「アルケミスト(錬金術師)」と日本語では出されています。ブラジル人作
家パウロ・コエリュ氏のベストセラー作品で、文体は読みやすく語彙も難し
くない。一見子供向けの本かと思われがちなのですが、どうしてどうして。

普段耳慣れない語彙が大切なキーワードとして処々で使われ、これらを知ら
ないことには、この物語の真意は掴めない。その語彙を調べるのに時間がか
かり一筋縄ではいかない代物ですが、それがまた面白い。ただ今、半分以上
を過ぎこれからいよいよ、山場に入るところです。この本については綴って
みたいことが多々あり、いずれ、取り上げたいと思っています。

Dias先生とディスカッションしながら読むもので、毎回のレッスンは数ペー
ジ読んで終わります。博識な先生との会話は楽しく、一時間があっという間
に過ぎ充実した授業なのであります。

さて、そうして帰宅したのが5時ごろで、デスクトップの前に座りメールの
チェックをしていたところ、突然ドン!と大きな揺れに襲われた!しかも
縦揺れです。一瞬にしておさまったものの、はてな?今のは大型トラックで
も表通りを通ったのか?(こう言うことは時々ある)しかし、突如とした
揺れの治まり方からしてトラックの風ではないのだが、フラット前にでも停
車したかと思い、表通りを覗いて見たが、さにあらず。

そう言えば二日ほど前からご近所が大木を切り倒そうと、電気ノコギリで
ギーコギーコ小うるさくやっていたゆえ、ひょっとしたら大木、ついに倒
れたか?それにしてはあまりの振動ではないか。あれほどの振動を感じる
ほどの大木、この辺りにあったっけ?と頭をめぐらしたものの、原因は分
からず。

夕がた夫が帰宅するや、「今日はまるで地震のように揺れを感じた。しか
も縦揺れで結構なものだった。まさか地震じゃぁないよね」と聞くと、
曰く「地震あったぞ。震源地はParedesだとニュースで言っていた」

Paredesはポルトから32キロほど内陸に入ったところです。いやぁ、びっ
くりしました。34年住んでいますが、地震なんて初めてです。情報による
とマグネチュード3.1だそうです。

2011年の東北大震災時には、日本に住んでいる子供たちに「ポルトガル
は経済的にはイマイチだけれど、少なくとも地震に脅かされることはまず
ない。帰ってくる気はないか」と促したものですが、もうそんなことは言え
ません。

まさかHAARP(超強力なビームを生成する地球物理学兵器と言われるアメリ
カで行われている地球高層大気の研究プロジェクト。人工地震を起こせると
言われる)でポルトガルが焦点をあてられることもあるまいと思うものの
このポルトでの地震初体験、不気味さが残ってどうも気持ちが悪い。

ポルトガル南部は1755年に大地震に襲われリスボンは壊滅しています。
古い記事ですが、こちらのブログには掲載していませんのでこの機会に
リスボン大地震について、下記に。

1755・リスボンの大地震
(Terramoto=地震)

11月1日、今日はポルトガルでは「聖人の日」で休日です。この日、ポルト
ガルの人達は午前中に花を携えて墓参りに行きます。

が、今日はそれとは別に、リスボンの教会の至るところで鐘がなり響きミサ
が行われました。今から250年前の今日、リスボンは大地震に襲われ、街は
殆ど破壊されたのです。当時のリスボンの人口25万人のうち、2万人がこの
地震で犠牲になりました。。強度のこの地震は、南フランスや北アフリカ
でさえも感じられたと伝えられます。

地震の被害がかくも大きくなったのには、次の理由が挙げられています。

「聖人の日」の前夜から習慣として、多くの家や教会ではロウソクの灯が
灯されていました。更にこの日は非常に寒い日だったので、各家庭では暖炉
の火を炊いて家で暖を取っていたそうです。

常日頃から、日本に比べてポルトガルのいい所は、何と言っても地震がない
ことだとわたしは思ってきたのですが、地震を正確に予測するなどいったい
誰ができるでしょうか。

1755年午前9時45分頃、地震は何の前触れも無く、突然リスボンの街に襲い
かかり石造りの建物からはレンガや石が人々の頭上に降り注ぎ「聖人の日」
のこの朝、ミサに来ていたたくさんの人が崩れ落ちた教会で生き埋めになり
ました。 

ポルトガルは大西洋を目前にした海洋の国です。海に面したリスボンは同時
に津波にも襲われ、地面が裂け、その地割れが水を、風を蒸気を呼び、被害
を更に大きくし、これは3日間続きリスボンを完全に壊滅状態にしました。

この時かろうじて残ったのが、今では観光地となっている中世のたたずまい
とその狭い路地がクネクネと密集しているリスボンの旧市街、アルファマ
地区です。

Alfama.jpg
アルファマ(wikiより)残念ながら恐れもあり30年ほど前に一度行った
きりアルファマには足を踏み入れていないが撮影してみたいと思っている。

リスボンの街はこの後、ドン・ジュゼ一世王の命令でポンバル公爵により再
建されるわけですが、Convento do Carmo(カルモ修道院)を代表とする
いくつかの建物は、この惨劇の象徴として手を加えられることなく当時のま
ま保存され今に至っています。

convento do carmo
カルモ修道院
       
この日から250年の月日が流れ、リスボンの大地震は歴史になってしまった
のですが、この時の犠牲者慰霊のために、今日はジェロニモ修道院で
「1755・メモリアル・コンサート」が催されモーツアルトの「レクエイム」
が演奏されました。

最後に、ポルトガル語では地震を「Terramoto」と言います。Terraは地球、
土地、 motoは運動、運行の意味があります。(2005.11月記)


なお、下記では2011年に訪れたカルモ修道院について書いてありますの
で興味のある方はどぞ。 

http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-1216.html

本日も拙ブログを読んでいただきありがとうございました。
それではまた明日。
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コメント
spacesisさん 
お久しぶりです。毎回拝見してます。これからは色々起きるらしいです、あちこちで。地球の新たな活動とか。。こういうの信じます。地球が生きてるから我々も生きているんだけど、あまりにもスケールが大きすぎて人に言うと笑われる。。と思います。
2013/02/16(Sat) 00:04 | URL | kumi | 【編集
>kumiさん

いつもありがとうございます。

ロシアの隕石落下にしろ、ポルトの地震にしろ、なんだか不気味な気がしますね。

地球の新たな活動、そういうことも考えられると思います。地球は人間のエゴが引き起こす多くの問題を抱えています。

いったいどんな風にどんな方向性をもって自転していくのか、見たいような見たくないような気持ちです^^;
2013/02/16(Sat) 08:51 | URL | spacesis | 【編集
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