2013年2月16日 

1415年のグレゴリウス教皇以来、600年ぶりのベネディクト16世ロ
ーマ教皇の生前退位、ロシアのウラル地方の隕石落下、ポルトの地震となに
やら不穏な出来事が続いている2013年2月です。

そんななかでのおとといのバレンタインデーでした。
聖バレンタインは3世紀頃のキリスト教聖職者ですが、当時のローマ皇帝に
より処刑されています。その理由というのが、ローマ兵士の士気が低下する
のを恐れて、教皇は兵士の結婚を禁じていたのですが、聖バレンタインはこ
れに背き、婚礼を取り仕切っていたことが発覚し、捕えられたとのこと。
2月14日は聖バレンタインが処刑された日です。4世紀に入り、この話が
言い広められ、以来、聖バレンタインは恋人たちの守護神になっていました。

これがいつの間にやら、「女性から愛の告白ができる日」「女性が男性に
チョコレートを贈る日(日本)」なんてことに摩り替わえられたのですが、
聖バレンタインさま、あの世で苦笑しておられることでしょう。

日本では女性が男性にチョコレートをあげるようですが、ポルトガルでは
男性も女性もこの日には贈りものを交換します。贈り物もチョコレートに
かぎりません。

ポルトガルには女性から愛の証として「Lenco dos namorados(=レンソ・
ドス・ナモラードス=恋人たちのハンカチ)」という美しい手作りのハンカチ
を男性に贈る習慣がありました。

lenconamorado2-3[1]

贈る相手とはそうすることで結婚の約束をすることになります。恐らく昔は
手作りのハンカチがこの日に男性に贈られたこともあったでしょう。「恋人
たちのハンカチ」は今ではポルトガルの伝統手芸のひとつになっています。

「恋人たちのハンカチ」の詳しいことについては、記事最後で案内しており
ます。

さて、日本では女性が男性にチョコレートをあげるようですが、ポルトガル
では男性も女性も贈りものを交換します。贈り物もチョコレートにかぎりま
せん。過去の日記にこんなことも書いています。

昨日の出張日本語先の、例のマセラッティの君、普段はケータイが鳴っても
授業中は応答しないのですが、なにやらお急ぎの様子、失礼と出ました。
こういうとき、わたしは極力聞かないように耳を閉じるようにいたします
(ホントですってば。笑)

で、説明せんでもよろしいのに、マセラッティの君がいうことには、
「家内からバレンタインデーに宝石のプレゼントをせがまれた(うはっ!
ところが仕事が忙しくてとても買いにいく暇がない(あらま!
それで家内の趣味を良く知っている友人に依頼した(ん?)のである」と。

マセラッティの君、口止め料いただきますぞと、冗談言っていたのでしたが
なんだか映画で見かけるシーンではないか(笑)


で、夫が帰宅しますと、「ハイ、ハピー・バレンタイン」と手渡されたのが
ちょこれーとの箱でした。わたしからはと言うと、久しぶりにオーブンを
使って作ったバタークッキーとチーズクッキーです。

coolie3.jpg

子供たちがいた当時は、今ほど日本語の仕事を入れておらず、クッキー
やパイナプルケーキ、チーズケーキをよく作っていたのですが、ここ数年
時間に追われついついケーキ作りから遠ざかっていました。一昨日は、
たまたま午後の日本語がキャンセルされ、材料も手元にあったのので
サッと焼いてみました。

cookie-1.jpg

チョコもおまけ。
choco.jpg

ついでに、日本語教室運営の件で次の日(つまり昨日)会合することに
なっていたOちゃん家族にもおすそ分けに。
cookie-2.jpg
ちょっと焦げ付いたのもあるけれどご勘弁。このクッキー、バター味を抑
えているので食べやすく、ついついパクパク口に放り込んでしまうのが
玉に瑕(きず)。

というので、クッキーはその夜のうちに夫とわたしの腹におさまってまって
しまいましたとさ。

「恋人たちのハンカチ」はこちらにて。
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テーマ:ポルトガル
ジャンル:海外情報
コメント
カトリックではセント・ウァレンティヌスは外されたけど
こんな素敵な刺繍のハンカチを渡したり、贈り物をしあったりするのはいいのかも?
気持ちがこもっている贈り物っていいですよね・・・それにしても宝石ってw

ちなみにホワイトデーは日本と真似をした韓国だけの風習だそうです。

私は2月14日は煮干しの日(ほんまにそうですよ)と言い回っていましたwwwv-8

そういえば、結婚しようってどちらが先に仰ったんですか?v-238
2013/02/17(Sun) 11:18 | URL | なみ | 【編集
>なみちゃん

実用的な贈り物ではないけどねw

使えないし、額に入れて飾るのも男の部屋には不釣合い^^;
こうして伝統工芸として残り、女性が楽しむ結果になりました^^

ホワイトデーはそうらしいですね。こちらでは聞いたこともありませんし、
日本の商魂に乗せられたといえますね。

>そういえば、結婚しようってどちらが先に仰ったんですか?

やはり夫でしたよ。もっともわたしも切に望んではいたけど
口にはなかなか出せないものです。出会って3ヵ月後には夫は広島に、更にその3ヵ月後にはわたしがアメリカにと、遠距離も遠距離(笑)

今更書くのも照れくさいです^^;
2013/02/19(Tue) 02:30 | URL | spacesis | 【編集
日本の古いお話に
古事記というのがあるでしょう。あれも男神さまから声を掛けないとうまくいかなかったといいます。
だから訊いてみたの(^_^)やっぱり旦那様の方からでしたか~。夫婦が仲良く長持ちするのは男の方からプロポーズしないとだめなんですって。
バレンタインで女性の方から告白などもってのほか!とある方は仰っておられましたw
やっぱり私からの一目惚れではだめなのですねえ(爆)

ママ、奥ゆかしさが日本人(^_^)ですよね。
2013/02/22(Fri) 09:46 | URL | なみ | 【編集
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