2013年2月17日 

2月3日、7日の記事で18世紀のイタリア建築家ニコラウ・ナゾニのCasa
da Prelada邸宅を取り上げましたが、本日はもう少し、それについて。

訪れた日は邸宅内はおろか敷地内にもまだ入れず、外からの撮影でしたが、
実はその日1時間半も近辺をうろついていたのであります。

邸宅は長さ1キロメートルもあると言われる広大なQuinta(キンタ=別荘
地)の片隅にあり、現在はそのキンタの真ん中を自動車道路が突っ走るとい
う残念な状態になってしまっています。

かつては子供たちがいた頃学校へ迎えに行くとき、そして現在はポルトガル
語のDias先生のお宅へ伺うときと、しょっちゅうこの自動車道路を走ってき
たのですが、ある日遠く野原の向こうに一瞬、マグダラの塔のようなものを
垣間見た気がしたのです。

prelada
↑プレラーダ邸の背後はまだ整理されていない。この土地も写真左側に道路
が造られ、わたしはそこからこの画像を撮影


自動車道路ではみな時速100キロ以上のスピードで飛ばしており、今でこ
そわたしもそんな調子で突っ走っていますが、当時は「誰がなんと言おうと、
アタマにくるクラクションをどんなに鳴らされようと、80キロ以上は絶対
出さんぞ!」80キロなら万が一事故に遭遇してもまだ被害が大きくならず
に済むだろうと頑なにそれを守っており、後ろからクラクションが鳴っても
「ふん!Passa por cima!できるもんなら上を飛んで追い越せぃ、はは」
と悪態をつき、テコでも80キロをオーバーしなかったのであります。

塔とおぼしきものが見えるあたりに来ますと更に速度を緩め、チラと見る。
何度が確認した結果、あれは間違いなくマグダラの塔もどきだ、と結論。

14世紀から16世紀にかけて、メディチ家の保護によりフィレンツェルネ
サンスの黄金時代が築かれたわけですが、神秘主義の芸術家ミケランジェロ、
ダヴィンチ、ラファエロが、そして君主論を世に出したマキアヴェリが活躍
したイタリアのトスカーナ地方、そに生まれたナゾニがこの影響を受けない
はずはない。プレラーダ邸がナゾニの手によるのであるから、マグダラの塔
はさもありなん。

prelada
↑かつてのプレラーダ別荘地の一部は現在プレラーダ病院棟にもなってお
り、ご覧のように、手前には水道橋の遺跡が見られる。一時はどうしても
マグダラの塔見たさに、この病院から入れないものかと思案したこともあ
るが、土地が途中で切れていることが判明。無理。


恐らくあの位置からすると塔はプレラーダキャンプ場の中になる。なんとか
して一目見てみたいものだと長年思っていたのです。

が、かつてわたしがプレラーダ邸を探してプレラーダキャンプ場に行った
時と違い、キャンプ場は何年も閉鎖されたままで入場不可能。いくら入っ
て見たいと思っても無理なのでありました。

そこで、もしやもしやとプレラーダ邸の後ろを回り土手道に出て少し歩い
て見たところが、おーーー!
prelada

土手道は上りになっており、上り詰めたところから向こうに見えたのはかの
塔ではないか!しかし、小躍りして喜んだのも束の間、土手を降りると低い
石塀で囲まれた広い畑地になっており、畑と塔はやはり塀で仕切られておる
のでした。

我がデジカメでは遠すぎる・・・が、ぬかる道に苦心してやっと撮れたのが
これです。

prelada

聞けばこの塔は池の真ん中に建てられており、これから見られる塔の反対側
には美しい噴水が見られるのだそうな。そして、もうひとつ、最近調べて
分かったことに、この敷地内にはイベリア半島で最も大きなラビリントこと
迷宮があるのだそうだ。

マグダラの塔、池、そしてラビリントとくればプレラーダ別荘地全体が神秘
思想を盛り込んでいるのに外れはないはず。これはなんとしてでも見てみ
たいもの。もう少し暖かくなったら方法を探ってみないと!

ということで、プレラーダ邸についてはひとまず、置きますが、次回はわた
しが見つけたもうひとつのラビリントをご紹介したいと思います。

本日も拙ブログを読んでいただき、ありがとうございました。
にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ blogram投票ボタン
テーマ:ポルトガル
ジャンル:海外情報
コメント
Portugal estreita--vai onde assim em uma pressa
 Yahooの翻訳‥どこもエエ加減やわぁ

ポルトって「っ」が大文字になる‥びつくりするほど好い余地があります、よねぇ。塔よりも牧草地が訳解らん(p_-)その先にパンパスグラスの白い穂波‥無茶苦茶荒れている様には見えませんので、適度に人の手が入ってます、ねぇ。

2L100枚ほど紙焼きしました‥マイプリンターで(>_<)大事でした。安価な七色プリンターで‥なに事もた容易からずよ(=_=)町の写真屋のプリンターも古いので最近のカメラの画素数に対応出来ません。12色でインクタンクのドデカイやつが出ています、が、インク揃えるのに3万円‥まだ本体も高いです。はがきサイズを後5~60枚焼きます‥もぉ厭きた。
2013/02/22(Fri) 05:41 | URL | 強制帰宅令発令中 | 【編集
>強制帰宅令発令中殿

あははは。
自動翻訳はどれもダメですぞ。特に日本語が対象の場合、とんでもない訳がでてきます。

この広い畑ですが、キンタの一部のはずで、勝手に侵入して使ってる可能性もあいますね。

写真の整理はなかなか大変そうですね。
わたしも長い間、ほとんど整理をしていません^;
なんとかしなくっちゃ^^;

2013/02/22(Fri) 09:26 | URL | spacesis | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
Click for Porto, Portugal Forecast 
ポルトガル ポルトの口コミ
ポルトガル ポルトの口コミ にほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ
にほんブログ村