2013年3月2日 

海のものとも山のものともつかぬことだったので、書きたい気持ちを抑えて
来たこの数ヶ月間、今日は書きますぞ!(笑)

もぐりこめた!選んでもらった!入った!つまりです、モイケル娘、東京は
R大学大学院に合格しました!

そりゃspacesisさん、幼稚園から数えると12年間もBritish Schoolに
通ったのだもの、外国語科なら合格してあたりまえでしょ、との声が陰か
ら聞こえて来そうですが、おっと待った。外国語科ではないんですってば。

目指したのは日本人のわたしが、ウッ・・・とちょっと退きそうになる日本
文学(わたしは外国文学ファンで、アメリカ文学を覗いては著名な文学の
大半を高校時代に読破した)。その中でも近世文学です。
「これはモイちゃん、た、たいへんだよ」と内心思いはしたものの、本人が
テーマを設定し読書に読書を重ねて力んでいたもので、その言葉を出せ
なかったとは、今こそ言える正直。

高校1年まで週に一度のポルト補習校に通いはしたものの、日本文学
と言えるものは読んだことがない彼女です。せいぜい国語教科書に課
題として取り上げられる二つ三つの古典文学、現代文学の抜粋が関の
山でした。

今回はしかし、筆記試験はなんとか突破したものの、面接後はさすが
のモイケル娘もドーンと不安に陥っていたようです。なにしろ履歴を目
にした面接官から「古典読めるか」「研究したいテーマからすると選科
が違うような気がする」「モイケルさん、進路がちょこちょこ変わってます
な」と申されたりしたのだそうな(笑)

進路がちょこちょこ変わるのは若さの特権であるとわたしは思ってい
るのですが、腰を据えて研究する場ではこの子は大丈夫かと不安がら
れるのでしょうか。言われてみればそれらしきところがなきにしもあらず
です。

大学時代は、2年間生涯学習なるコースをとっていたせっかくの東京の
W大学をあっさりと中退して3、4年生は九州の大学へ編入しました。
しかも、英語科へと学部変更でした。この時もそれまでの単位を認めて
もらおうと、彼女は大胆な行動に出ています。(そのエピソードは本日の
記事最後①にて案内) 

そして、就職活動とやらで初めての日本社会の洗礼を受けました。
(エピソードは後記にて案内)
「石の上にも3年と言う。3年くらいは続けないと働くということがどんな
ことなのか分からないぞ」と親に言われ、3年間東京の某企業で勤めて
いたのが、かっきり3年目の昨春、「働きながら院の受験勉強はとても
できそうもない。2年間の大学院授業料は貯めたので仕事を辞める」と
来た時、わたしはさほど驚きませんでした。

そうして6年ぶりにポルト帰国を果たした昨春、その後日本へ帰ってから
はひたすら図書館を利用して院受験に必要な読書を重ねる独学の数ヶ
月でした。

面接の練習は、大して役に立たないわたしを面接官に例えてスカイプで
こんな突込みがあるかもしれない、などを想定して受験2週間ほど前か
ら、練習しましたが少しは役にたったのでしょうか。

さて、合格発表当日のこと、今回の受験は畑がまったく違うのですから、
かなり厳しかったはずです、こんな奇抜なアイディアをもってする奇抜な
研究テーマをおおらかに受け入れてもらえるかしらと、不安な気持ちで
朝起きてパソコンをつけました。

モイケル娘、スカイプにあがっていません。日本は既に夕方7時過ぎ、
もう大学まで合否を見に行って結果が出ているはずです。いないのは
変だな。あぁ、可哀相に、と慰めの言葉を頭の中で探り始めました。

前日、目一杯やったのだから合格しなくても後悔することはない。1年
間の独学は今すぐ役立たなくてもきっと人生のどこかで引用できるは
ずだよ。ほれ、亡くなった写真家の星野道夫さんが言ってるさ。
「人生はカラクリに満ちてる」って。この1年もそのカラクリのひとつに
なるのだ、と、あたかも落ちるのを想定したかのようなことを言っていた
わたしでした^^;)

さて、息子がスカイプにいました。その彼に「モイケル、いないの?」と
問うと、「通ったよ。」と言う。
「と、通った?あんた、こういうジョーダンはきついんだぞ!」

息子はこの手のジョーダンを度々やるヤツです。
日本での某大学の英語講師応募の面接があったときは、
母「どうだったの?」
息子「ダメだった」
母「そっか。別のチャンスがあるよ、また」と言いかけようとすると、
「えへへへへ。通ったよ」

こんな調子なもので、つい半信半疑になったのですが、「ほんとだよ」
と聞いたときは、思わず、やったー!えらい!と我が膝を叩いて喜んだ
のでした。

娘曰く、発表には友達と一緒に見に行った。自分の番号を見たときは
5回も見直して、ケータイで写真を撮った。可哀相に、そのくらい諦めの
気持ちが強かったのだろう。
曰く、入ってしまったという感じだ。でもせっかくチャンスをくれたのだか
ら挑戦してみようと思う。

モイケルよ、やってみるといい。もしかしたら、その研究がきっかけでま
た別の展開がないとも限らない。ひとつ道をひたすら走るのも生き方だ
が、本当に自分がしたいことを探りながら寄り道して歩むのも生き方で
す。全て自力でその生き方をするのは困難だが、学業を続けたかった
ができなかったおっかさんは、少しではあるけれど、応援したい。自分の
幸運に感謝して進んでください。

さぁ、これからはもしかしたら、今まででこんなに勉強したことはない、と
いうような時間になるかもしれない。けれど、それを楽しむ心の余裕も忘
れないで欲しいとおっかさんは思っています。

oyako
二人ともほんとに成長しました。

2年ぶりにわたしが日本を訪れるこの春は、晴れて院生だね。
合格、おめでとう!

下記、興味がありましたらお立ち寄りください。

帰国子女受験編:ガッツだぜ!」

②「ずっこけ親子の就職活動
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テーマ:受験
ジャンル:学校・教育
コメント
おめでとうございます!
1月の宴席で伺いましたが、興味深くかつ野心的なテーマで、挑戦しがいのあるものだと思いました。お嬢様の大学院生活が実り豊かなものになることを祈念しております。
2013/03/03(Sun) 09:27 | URL | pinheiro | 【編集
おめでとうね!
Rということは、池袋方面かな?
それにしても、モイちゃんの頑張りには敬服します。
とにかく良かった!良かった!v-314v-315
こちらのブログでの書き込みで「二人で食べたの?」の心は!?
『少なすぎる』または『多すぎる』のどちらを差しているのかしら?もちろん二人で仲良く分けて(私の方が少し多いが)完食でした。サービスのコーヒーも二人して、お替わりしました。
カミさん、えらく気に入ったとみえて、また、行きたいと言っます。
2013/03/04(Mon) 00:33 | URL | 徐々に回復ちゅう! | 【編集
合格おめでとうございます♪
もいちゃん、頑張り屋さんだなあ~。

ほんでも近代文学ってお金かかりそうだよ(^_^;浄瑠璃やら歌舞伎やら、見ないとわかんないのもあるから・・・。人形浄瑠璃は大阪だよ(^_^;

でも頑張れ~~日本の古典芸能にも通じると、ポルトに持ち帰るものも大きいかもしれませんねv-8
2013/03/04(Mon) 01:11 | URL | なみ | 【編集
>pinheiroさん

ありがとうございます。

>興味深くかつ野心的なテーマで、挑戦しがいのあるものだと思いました。

このお言葉、本人に伝えます。きっと喜ぶことでしょうv-291

>ちゅうさん

ありがとうございます。これからが大変そうです。
で、池袋方面です。

「二人で食べたの?」の心は、「二人で全部食べたの?」でありますよん。
多いと思ったのだけど・・・
わたしたちなら、一人ひとつにカフェで終わり~。
それでもしっかり身になるのよねv-408要らんのにw

>なみちゃん

テレビでしか知らない歌舞伎、わたしも一度は観てみたいと思ってたとこ。
丁度歌舞伎座が新築されたところでもあるしスケジュールがあえば、今回是非子供たちと
観劇したいと思ってます。

浄瑠璃はわたしは一度観た事があり、近松の本を夢中で読みましたよ。
東京の国立劇場で鑑賞できるかも知れません。

いずれにせよ、これからが大変な分野ではあります。どうなることやらわたしにはさっぱり見えまへん~。
2013/03/04(Mon) 09:23 | URL | spacesis | 【編集
遅ればせながら、モイちゃんの大学院合格、おめでとうございます。頑張りましたね。

実はときどき彼女のブログも拝見していて、読んでいる本が面白そうだなぁと思っていました。なんとなくわたしの興味とかぶるところがあって。どんな研究をなさるんでしょう?いつかお話を聞かせてもらいたいなぁと思いました。

しかし。
外国育ちであれだけの文章が書けるって、本当にすごい。補習校での勉強の賜物でもありましょうが、本人の頑張りがないとあそこまでは到底行き着けません。
頑張り屋さんは、やっぱりお母さん譲りですね!
2013/03/08(Fri) 02:02 | URL | 梨の木 | 【編集
>梨の木さん


あのようなブログを読んでいただいてるなんて、ありがとうございます。

彼女の日本語文章、どんどん上達しているように思います。(親ばかw)時々基本的な日本語の言い回しがおかしいところもあるのですが、それがまた愉快で(笑)

補習校のお陰もあるでしょうが9年間の欠かさなかった通信教育と、日本語教育を義務教育だけで終わらずにわずか1年少しと言えども日本の高校生用の教科書を勉強したこともよかったのではないかと思っています。

それと彼女の読書量がこの1、2年すごかったですね。もうわたしなど、量的に追い越されていました。

梨の木さんとこのお子さんたちの日本語教育はその後、どうなってますか?
お二人とも今はドンドンそちらの言葉を吸収していることでしょう。小学4年ともなると、わたしは英語、悔しいけれどもうお手上げでしたv-408

子がドンドン知識を身に着ける様を見るのは本当に楽しいもので親も負けられないと思わされる成長期でもありますね^^
2013/03/08(Fri) 07:41 | URL | spacesis | 【編集
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