2013年03月19日 (火)
2013年3月18日
クラシック音楽を聴くようになったのは20代も後半だったと思う。テレビ
を持たない主義だったのでアパートにいるときは専らラジオとステレオ
に耳を傾けて音楽に傾倒していた。
当時のわたしが擦り切れるほど聞いたクラシックレコードはショパンとモ
ーツアルトだけだった。コンサートに出かけたことはなく、モーツアルト
にいたっては、喫茶店で流されていた音楽に惹かれ、その美しい曲が
「Elvira Madigan」だと同席していたロシア人のお茶飲み友達に知らされ
たのがきっかけだった。そのロシア人男性は知人の恋人であったので
誤解なきようw
後に「Elvira Madigan」は映画「短くも美しく燃え(原題:Elvira
Madigan)」のヒロインの名前で劇中テーマ音楽として使われたのが、モー
ツアルトの「ピアノ協奏曲第21番」だと知り、その曲が入っているLPを手
に入れて聴いていたのである。
こんな風なのでわたしはクラシック音楽をあれこれ語ることはできないのだ
が、もうひとつには目に見えない音楽への感動を言葉に表そうとすればする
ほど、段々とお仕着せなものになり、どうもいけないと感じるところがある。
分相応、批評家じみたことはできないのである。音楽や絵画、映画はそれぞ
れ好き嫌いがあり、受け止め方も多様、娘とこれがいい、あれがよかったと
紹介しあうくらいにとどめている。
時代やジャンルを越えて我が心の琴線にふれる音楽が全てこれまでは自分が
知らなかった名曲であると後に判明するので、才能ある音楽家がもたらす音
は人類に共通の言葉だと例えられるように思う。
今日こんな話に触れるのは、実はこのところずっとセルゲイ・ラフマニノフ
の音楽に夢中になっているからだ。今まで気づかなかったその人の音楽の美
しさに心奪われて、こうして日がな一日聴いていると、我が拙文ブログに手
が向かないのであった。つまり、魂を奪われたかの如くぼけ~っとしている
のである。
ラフマニノフの音楽は、モイケル娘に紹介された「シンフォニーNo.2アダー
ジョ」を始めだが、自分で他のを探ってみると、全曲は知らなくともどれも
いつかどこかで耳にしたものが多いことに気づいた。きっとたくさんのドラ
マや映画に使用されているのだろう。
下記、興味のある方はどうぞ。
そんなわけで今朝もパソコンをつけながら仕事しがてら聞いていると、珍し
く所沢の妹が、スカイプで声をかけてきて、突然言うとには、
「昨日、○平(息子の名前)の名を騙って振り込め詐欺の電話がかか
って来た」!!!
わたし:ええーー!
妹:癌かも知れないて言ってね。
声が違うじゃないって言ったら耳の後ろにしこりが出来て喉まで
来て、だから声が変なんだって。(この辺り、赤頭巾ちゃんの狼
だw)電話は故障してて会社のを使ってるから番号が違うんだと。
わたし:ちょっと~~
妹:んで、わたし、どこの病院に行ったらいいか教えた後、アンタ
生年月日言ってごらん、って言ったの。そしたら、なんでお母
さんそんなこと聞くの、って
わたし:うんうん、それで?
妹:いいから生年月日言ってごらん、と言ったら、「死ね!」で
ガチャン。
わたし:ひゃー!@@
いや~、新聞とかテレビのニュースで耳にする話だけれど、実際に身内から
そんな体験談を聞かされると、ぞっとするものだ。妹曰く、
「開口一番○平だけど、って電話くるんだもの、おかしいとは思っても癌と
いうのに心は揺れる。これは年寄りは騙されるわ。
ちと、してやったり、の感だけどね、ハハハ」
それで、電話番号の記録が残ってあるので、警察が証拠写真を撮りに行った
のだそうな。
我が妹は粗忽者のわたしと違い、冷静な判断力を常々失わないタイプだ、病
院を教えて、即、生年月日を相手に尋ねるなどなかなか機転がきいている。
振込みしてくれというところまで行かず、被害に合うことなく笑って済ませ
られているからいいものの、こういう手合いに来られると、年に1、2度し
か会わないような息子や孫であったら、高齢者が騙されるのは分かる。
新聞等で被害が取り上げられてもなかなか減らない振込み詐欺だが、こう
いうことはある日突然やってくる「まさか」である。最初にまず親を心配さ
せるという手は、上手いものだ。普段から家族同士、こんな時の「合言葉」
を決めて置く必要があろうと本気で思った。
「それで、子供たちはどうしてるの?」とわたしなどはやり返そうかと思っ
ている。我が子たちは子供どころか、結婚もしていないのだからそれに乗っ
てきたら、「このーーー!」なのである。
聴いていたラフマニノフの音楽もいつのまにやらそっちのけで、妹の話に
驚き呆れていた今朝だが、まったく油断も隙もない世の中になったものだ。

が、本日もポルトの我が家は平穏なり。
クラシック音楽を聴くようになったのは20代も後半だったと思う。テレビ
を持たない主義だったのでアパートにいるときは専らラジオとステレオ
に耳を傾けて音楽に傾倒していた。
当時のわたしが擦り切れるほど聞いたクラシックレコードはショパンとモ
ーツアルトだけだった。コンサートに出かけたことはなく、モーツアルト
にいたっては、喫茶店で流されていた音楽に惹かれ、その美しい曲が
「Elvira Madigan」だと同席していたロシア人のお茶飲み友達に知らされ
たのがきっかけだった。そのロシア人男性は知人の恋人であったので
誤解なきようw
後に「Elvira Madigan」は映画「短くも美しく燃え(原題:Elvira
Madigan)」のヒロインの名前で劇中テーマ音楽として使われたのが、モー
ツアルトの「ピアノ協奏曲第21番」だと知り、その曲が入っているLPを手
に入れて聴いていたのである。
こんな風なのでわたしはクラシック音楽をあれこれ語ることはできないのだ
が、もうひとつには目に見えない音楽への感動を言葉に表そうとすればする
ほど、段々とお仕着せなものになり、どうもいけないと感じるところがある。
分相応、批評家じみたことはできないのである。音楽や絵画、映画はそれぞ
れ好き嫌いがあり、受け止め方も多様、娘とこれがいい、あれがよかったと
紹介しあうくらいにとどめている。
時代やジャンルを越えて我が心の琴線にふれる音楽が全てこれまでは自分が
知らなかった名曲であると後に判明するので、才能ある音楽家がもたらす音
は人類に共通の言葉だと例えられるように思う。
今日こんな話に触れるのは、実はこのところずっとセルゲイ・ラフマニノフ
の音楽に夢中になっているからだ。今まで気づかなかったその人の音楽の美
しさに心奪われて、こうして日がな一日聴いていると、我が拙文ブログに手
が向かないのであった。つまり、魂を奪われたかの如くぼけ~っとしている
のである。
ラフマニノフの音楽は、モイケル娘に紹介された「シンフォニーNo.2アダー
ジョ」を始めだが、自分で他のを探ってみると、全曲は知らなくともどれも
いつかどこかで耳にしたものが多いことに気づいた。きっとたくさんのドラ
マや映画に使用されているのだろう。
下記、興味のある方はどうぞ。
そんなわけで今朝もパソコンをつけながら仕事しがてら聞いていると、珍し
く所沢の妹が、スカイプで声をかけてきて、突然言うとには、
「昨日、○平(息子の名前)の名を騙って振り込め詐欺の電話がかか
って来た」!!!
わたし:ええーー!
妹:癌かも知れないて言ってね。
声が違うじゃないって言ったら耳の後ろにしこりが出来て喉まで
来て、だから声が変なんだって。(この辺り、赤頭巾ちゃんの狼
だw)電話は故障してて会社のを使ってるから番号が違うんだと。
わたし:ちょっと~~
妹:んで、わたし、どこの病院に行ったらいいか教えた後、アンタ
生年月日言ってごらん、って言ったの。そしたら、なんでお母
さんそんなこと聞くの、って
わたし:うんうん、それで?
妹:いいから生年月日言ってごらん、と言ったら、「死ね!」で
ガチャン。
わたし:ひゃー!@@
いや~、新聞とかテレビのニュースで耳にする話だけれど、実際に身内から
そんな体験談を聞かされると、ぞっとするものだ。妹曰く、
「開口一番○平だけど、って電話くるんだもの、おかしいとは思っても癌と
いうのに心は揺れる。これは年寄りは騙されるわ。
ちと、してやったり、の感だけどね、ハハハ」
それで、電話番号の記録が残ってあるので、警察が証拠写真を撮りに行った
のだそうな。
我が妹は粗忽者のわたしと違い、冷静な判断力を常々失わないタイプだ、病
院を教えて、即、生年月日を相手に尋ねるなどなかなか機転がきいている。
振込みしてくれというところまで行かず、被害に合うことなく笑って済ませ
られているからいいものの、こういう手合いに来られると、年に1、2度し
か会わないような息子や孫であったら、高齢者が騙されるのは分かる。
新聞等で被害が取り上げられてもなかなか減らない振込み詐欺だが、こう
いうことはある日突然やってくる「まさか」である。最初にまず親を心配さ
せるという手は、上手いものだ。普段から家族同士、こんな時の「合言葉」
を決めて置く必要があろうと本気で思った。
「それで、子供たちはどうしてるの?」とわたしなどはやり返そうかと思っ
ている。我が子たちは子供どころか、結婚もしていないのだからそれに乗っ
てきたら、「このーーー!」なのである。
聴いていたラフマニノフの音楽もいつのまにやらそっちのけで、妹の話に
驚き呆れていた今朝だが、まったく油断も隙もない世の中になったものだ。

が、本日もポルトの我が家は平穏なり。



私が紹介したのはピアノ協奏曲の第2番と3番だぞ~w
でも他のもいいね^^
でも他のもいいね^^
2013/03/19(Tue) 20:55 | URL | もいける | 【編集】
もともとピアノ好きには人気がありましたが、『のだめカンタービレ』(漫画・ドラマ・アニメ)で一気に有名になりましたね。
おれおれ詐欺は何千本も電話をかけて、判断力の低いお年寄り一人でも引っかかればもうけもの……。人の善意につけこむ詐欺は欲望を利用する詐欺よりも許しがたいですね。
おれおれ詐欺は何千本も電話をかけて、判断力の低いお年寄り一人でも引っかかればもうけもの……。人の善意につけこむ詐欺は欲望を利用する詐欺よりも許しがたいですね。
>もいちゃん
そ、そだったっけ
いやぁ、歳はとりたくないもんだw
何曲も聞いています。頭の中がラフマニノフだらけ~
そ、そだったっけ

いやぁ、歳はとりたくないもんだw
何曲も聞いています。頭の中がラフマニノフだらけ~
2013/03/21(Thu) 04:13 | URL | spacesis | 【編集】
> pinheiroさん
こんにちは!コメント、ありがとうございます。
「のだめカンタービレは」読んでおらず見ておらず^^;
いくつになってもこうして時折、美しい音楽に遭遇するのは至福の心地します。
振り込め詐欺、妹は引っかからなかったからよかったものの、お年寄りのなけなしのお金を横取りするのは本当にひどいですね。
こんにちは!コメント、ありがとうございます。
「のだめカンタービレは」読んでおらず見ておらず^^;
いくつになってもこうして時折、美しい音楽に遭遇するのは至福の心地します。
振り込め詐欺、妹は引っかからなかったからよかったものの、お年寄りのなけなしのお金を横取りするのは本当にひどいですね。
2013/03/21(Thu) 04:20 | URL | spacesis | 【編集】
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