2013年7月13日 
弘前
弘前でこんな懐かしい昔の映画看板を見た

今年の4月中旬から一ヶ月ほど日本に滞在した。
ちょうど桜の季節で、故郷弘前の桜を観ようと妹に誘われて彼ら夫婦と一
緒に東北自動車道路を行きは8時間、帰路は9時間をかけて往復してきた。

故郷の桜を最後に目にしたのはわたしが20歳ころのことで、以来ずっと
その季節になると見事な弘前公園のさくらを恋うことはあっても訪れる機会
がないままに、45年の歳月が過ぎていた。

弘前
若かりし日の裕ちゃん

公園一杯がさくらで埋まる光景を胸にいだき訪れた4月も中旬過ぎの弘前
は、思ったよりもグンと寒く、わたしが滞在した3日間ではついぞ固い蕾が
開くことはなかった。45年ぶりに見に行ったと言うのにつれないヤツめ、
と悔しがりながらも、これは「もう一度来ないとわたしの優雅華麗な姿は、
そう容易に見せてはやらぬぞ」と言っているのだろうと思い直した。

桜をみることができなかったのは残念だったが、4月に一時帰国するとのブ
ログ記事を目にした高校時代の同窓生タコ君、弘前関連の記事に時々ご登
場願っているのだが、その彼が「ソデが帰ってくるみたいだぞ」とニュース
を広めてくれ、嬉しいことに急遽、歓迎会をという段になった。
音頭を取ってくれたのは我が友シマを中心の女子たちだ。

そのシマがメールで言う。「サプライズがあるよ」
会場は何かのときに必ず同窓生が集まるという行きつけのスナック「あすな
ろ」だ。同窓生の一人が経営している。


小雨が降ったり止んだりのその日の夕方、わたしはポルトガルから持って
きたワインのVinho Verde「Alvalinho」を手にタコ君とシマと連れ立って
「あすなろ」へ。嬉しいことに恩師清水先生もおいでになり、一人二人と知
った顔が集まっておしゃべり飲み会は始まった。

清水先生、タコ君、シマを始め数人の同窓生たちとは卒業後初めてわたしが
わたしが出席した2004年の一期会同窓会で39年ぶりに再会している。


少し遅れて「あすなろ」のドアを開けて入ってきた男子(こう呼びたいw)、
近づくなりわたしに「俺を覚えてる?」。一瞬名前が出てこなかったが、
あ、小○君!

「次回ソデが来るときは是非連絡してくれ」と言っていたので声をかけたの
だとシマが言う。ふむふむ、これがサプライズだったのか^^
高校卒業以来の再会だ。

小○君とは色々懐かしい思い出がある。よく議論を闘わしたし、わたしは彼
から当時の恋人の相談を受けたりして時々彼の家を訪ねることもあった。
結局恋人は他に嫁ぎ彼と結ばれることはなかったが(小○君、もうバラシて
もいいよね?)

校内の文化祭では二人が中心になり喉自慢なるプログラムも作ってみた。
彼はトランペットができたのである。わたしはウクレレ、ビブラフォーンを
担当しそれにギターを加えての即席バンドを結成し、今からすればなんとも
不可思議なバンドではあった^^;
このバンド結成とプログラムを進める上でわたしたちの意見が合わず大いに
やりあったことを覚えている。

飲みながら食べながら、「二人で歌ったのを覚えてるか?」と小○君が言う。
「お前が歌詞を教えてくれてYou are my sunshineを歌ったんだぜ」
それを今でも覚えてる、歌えるぞ」騒がしいおしゃべりの中、二人でその歌
をハモってみた。

♪You are my sunshine, my only sunshine
You make me happy when skies are blue

学生時代の音楽ではいつもそうであったように、わたしはそのときも低音部
を歌っていたような気がする。歓迎会で市議員の顔を捨てた小○君と47年
ぶりにハミングするYou are my sunshineはお互い声の張りもすっかりな
くなったが懐かしい学生時代に我らを帰らせた一瞬ではあった。

10人ほども集まってくれた歓迎会がそろそろ興に入ろうかと言うころに、
「あすなろ」のドアがスーッと開き雨傘をたたんで入ってきた御仁に目を向
けた。その瞬間、「あっ!」と声にこそ出さなかったが内心はまさにそれで
あり、わたしは目を見張った。
弘前
弘前

痩せもせず太りもせず昔とたがわぬ姿のK君が「こんばんは」とメンバーの
中に入ってきた。これがシマの言ったサプライズだったのだ。


し、しかし、どうして彼ら、知ってるのだ?
何をかと言うと、半世紀も昔の古い話だからもう子供達にぶっちゃけても
よかろう。我ら、周囲に気づかれないよう密かに付き合っていたのであった。
付き合うといってもせいぜい当時は学校で禁じられていた喫茶店でお茶を飲
んだり、手紙の交換である。少し言い合いをしたこともある。

弘前
弘前

卒業後、北海道の大学に進学したK君と東京から大阪へ移動したわたしは、
しばらくして音信不通、自ずとそれぞれの道を歩むことに相成り、以後一
度も人生で交差することはなかった。

それで、彼ら、どうして知ってるのだ?なのである。
「なに言ってるのよ。知らぬは本人ばかりなり。みんな周囲は知ってたさ」
あららら、よくある話ではないか、と他人事のよう^^;

お久しぶり。とお互いに挨拶。
なんじゃいな、この挨拶は(笑)もう少し気の利いた挨拶の仕方はなかった
ものかと後で思ったのだが、懐かしい思いとは裏腹に、歓迎会に集まった
メンバーたちの中ではついつい遠慮も出てしまい、47年ぶりの再会だと言
うのに、小○君との様にワイワイとは行かず、なんというぎこちなさ。
却ってサプライズを用意してくれたシマには「悪かったかな」などといわれ
る始末であった。

いや、悪くはなかったよ、シマ。嬉しかったです。ただ気持ちの準備ができ
とらんかったのだ・・・^^;
だからこそサプライズなんだけどね。それにズルイよ。K君はわたしの歓迎会
と知ってきたのではないかいな?と愚痴るも後の祭り。

弘前
右端のおどけているのがタコ君。その隣の白いシャツが小○君。前列左から
二人目が恩師。K君はこの中にいないのであ~る。なんとならば、これを撮影
したからwみんな、写真、まずかったらすぐ連絡されるべし。即モザイクをかけ
るから。


後日、この日のことを振り返ってみると、自分のウブさがちょっとおかし
かったものだ。「やぁやぁ、お久しぶり!おげんこ?」くらいにK君に言って
やっても良かったのだ。

その後、小難しい文章をよく書いていた、理解するのが難しかったぞとK君
を含め男子数人の酒の肴にされたが、群れの中に簡単に入らなかった高校時
代のわたしを、今こうして同窓生の一員として今迎えてくれる彼らに感謝し
たい。

同窓会というのは面白い。忘れかけていた、もしくは忘れてしまっていた遠
い昔のエピソードが、同窓生の口からポロリポロリとこぼれる。
「お前が家出をするっていうから、俺と○○と二人で夜ラーメンのさしいれに
お前んちへ行ったのを覚えてるか?」と突然タコ君。

うげ!そんなことあったっけ?家出はしたが、差し入れのラーメンはさっぱ
り覚えていない^^; わたしの記憶もいい加減なものである。

別れ際、「もうこれで、死ぬまで会えないかもしれないね」と小○君。
おいおい、それはなしで行きましょう。また、来ます。また会います。
「お元気で」とK君と握手。また来ます。また会います。

6月には一期生が65歳の修学旅行を企画していると聞いていた。学生時代
のように雑魚寝で行くのだそうだ。みんな、行って来たの?様子が目に浮か
ぶようです。

シマ、報告を待っとるぞよ。

39年ぶりの同窓会エピソードはこちら → 「思い出のグリーングラス

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