2013年10月31日 

ダウンタウンへ行くたびに時間があれば必ず足を運ぶ店がある。
サン・ベント駅向かいから始まる細い通り、Rua das Floresも終わる辺り、
ミゼルコルディア教会の真向かいの小さな店「Memorias(メモーリアス=
思い出)」がそれだ。

ちょうど我がモイケル娘が日本へ旅立ったころに見つけて入ったから通い始
めてかれこれ10年近くになる。店の女主人、店員とも顔なじみになった。

Memorias

この店に通い始めたのには、かつてはたくさん見かけたいたのが、いつの間
にか姿を消し、今ではなかなか目にしなくなったポルトガル北部の珍しい伝
統刺繍が置かれているからだ。なかでも手織布のテーブルクロス等は、常に
あるわけではないが、わたしが好きなのを知っている店員さんは、入荷して
いると「今日はこんなのがありますよ」と言って出してくれる。

一旦手にすると、その素朴な暖かみと美しさの抗いきれなくなり、つい奮発
してしまうこともある。下のテーブルクロスはそんな類のひとつで、ここ数
年日本語を教えるので忙しくなり、自宅に人を呼ぶこともなくなったと言う
のに、迷った末に買ってしまったものだ。
Memorias

手織り布は厚みがあり、手ごたえのある重さを感じる。なに、自分が使わなか
ったら息子、娘のEnxoval(結婚準備用の大きな箱)に回すもよし。
Memorias

と言うので、本日はポルトガル伝統工芸ショップ「Memorias」の紹介です。

コルク地をそのまま生かした箱の上に乗るClaus Portoの石鹸。
Memorias

ポルトガルが昔から石鹸で知られるのをご存知だろうか。
Claus Portoはその中でも広く世界に名が知れ、ニコラス・ケージやオプ
ラショーの司会者だったアメリカの実業家兼女優のオプラ・ウインフリーも
愛用すると言われている。

Memorias

石鹸は香りも硬さも人の好みがあり、一概にこれがいいと勧めることはで
きないが、わたしもClaus Portoのゲストソープ「Favorito」は香りが好き
で見つけては買って置く。(ゲストソープは意外と見つからないのだ)

Memorias
↑こちらは北部Viana do Castelo地方の独特の刺繍が施されたリネンの
ハート型の箱。

言うまでもなく、マデイラ島、アソーレス島伝統刺繍も取り扱っている。
Memorias

手刺繍とは思えない繊細な刺繍を施したテープルクロスには必ず保証札が
つけられる。

Memoriasでわたしが気に入っているもうひとつのことは、どんな小さな
商品も店専用のコトンの袋に入れてもらえることだ。
Memorias
この心遣いが嬉しい。機会あらば、是非行って見てください。

Memorias

それでは本日はこれにて。
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テーマ:ポルトガル
ジャンル:海外情報
コメント
ご無沙汰しています。
ミラノのKANONです。

メモーリアスには、私もポルト訪問の際には必ず立ち寄っています。ポルトガル工芸への愛に満ちたお店ですよね。

通い始めた当初は別の場所にあって、もっと小さなスペースでしたが、そこに並べられた品々は、不思議な懐かしさを宿していて、一目で魅了されました。気取りのない品格、温かみある美、とでもいうのでしょうか。

フエルト地で作られたポーチや、土で作られた伝統人形、結婚の折に相手に送ったという刺繍の布地、木彫りの写真立て、ブリキのおもちゃ…、出向く度、旅の記念に少しずつ購入し、時折眺めてはポルトを思っています。



2013/11/02(Sat) 21:09 | URL | KANON | 【編集
KANONさん
こんにちは!さきほど、メールをお送りしたところでした。

もう何度か出かけてらっしゃるのですねv-290

今回はMemoriasを小雑誌の記事に取り上げてみました。お店の方、次回はわたしの名前を出してもらいますと、きっと話もはずむと思います。

日本を離れて、こんな風に自分が気軽に足を運べる店を見つけられたことが嬉しいです。

ポルトの思い出がまた増えますことを願って^^
2013/11/03(Sun) 03:12 | URL | spacesis | 【編集
ポルトの街について 教えていただきたいのですが。
初めまして かなと申します。初めてコメントさせて頂きます。
3月2日から ポルトガルに急に行くことになり 焦って検索しておりまして こちらのブログにお邪魔させて頂いております。私の趣味は 手工芸で 特に刺繍を好みます。そのようなわけで こちらの 手工芸のタグを拝見して大喜びしてしまいました。日本ではハーダンガーのお教室をしておりまして 最近ご紹介にある  ポルトガルの網目レースに出会い 是非勉強したいと 本だけ購入しました。ポルトガルでは後継者が少なくなっているとのことで では 私が頑張って勉強しようと張り切っています。
ポルトでは 1日 フリーの日があり 是非 マデイラ刺繍 網目レースの本物を 購入したいと思います。また 本の老舗としての本屋さんで 手工芸の教本は販売しておりますでしょうか?ポルトガルで 手芸の本は なんと 訳して話せばつうじるのでしょうか?不安です。金細工 クラウスポルト石鹸 スーパーも見学してみたいと 欲張っております。もう1つお伺いしたいのですが ポルトガルは」タクシーに乗ると ぼったくりにあうと いう方がいるのですが 現実はいかがなものでしょうか 私はポルトガルは 治安は良いと思い込んでおりました。ごめんなさい。ポルトの街の中で アンティーク通り 手芸やさん生地やさん通りが ありましたら 教えて頂ければ 嬉しいです。突然コメント刺せていただき 質問ばかりで大変申し訳ございません。宜しくお願い致します。
2014/02/23(Sun) 01:09 | URL | かな | 【編集
かなさん
初めまして。アクセスしていただきありがとうございます。

マデイラ刺繍、アソーレス刺繍、網目レース共にこのMemoriasというお店で購入できます。住所はサンベント駅向かいから始まるRua das Floresを下って、Misercordia(ミゼルコルディア)教会の真向かいです。

ポルトに住む日本人Yukoからの紹介と言えばおまけしてくれるかも知れませんよv-410

でも、網目レースは全部買い占めないでくださいねv-408わたしも近々、お土産のために手に入れにいきますから。はははは。

金銀細工のFiligrana(フィリグラーナ)もこの通りに2、3軒ある宝石店で手に入れられます。

手芸の本というのは書店へ行ってもあまり見かけないと思います。特に教本はありません。日本と違い手芸はこちらでは普通のレース編みを除いては、みなさん、あまりしないのです。

アート関係の「伝統工芸の写真本」は売っていると思いますが、かなりの重さですよ。「Livro de Artesanatos」と言いますが簡単に手に入るかどうか分かりません。

タクシーについて。
リスボンは分かりませんがポルトでしたら心配ないように思います。

ポルトはこのMemoriasも本屋さんも旧市街は全て足で歩ける範囲内ですから、タクシー利用の必要性はないんじゃないかな?。

手芸店生地屋さん、アンティーク店の集まる通りはありません。日本で言うような手芸専門店はこちらではないのです。

お天気に恵まれるといいですね。
それでは、どうぞ良い旅行になりますように!
2014/02/24(Mon) 01:24 | URL | spacesis | 【編集
助かりました。
こんばんは。ご丁寧にご親切に 教えて下さって心から お礼申し上げます。
ポルトに住んでいらっしゃる方の お話は とても安心でき 間違いのないお買い物が出来そうで 何より安心出来ます。あの 網目レースの本は 日本には1冊だけ 日本橋の手芸やさんに 入りました。たまたま去年私が購入したんです。それが出会いでした。
了解です。全部は買い占めないで帰ってきますね。とにかくポルトガルは 他のヨーロッパと違って エキゾチックさは 世界一という方が いらっしゃるので 楽しみで楽しみで 今から胸がときめいております。帰国しましたら また メール送信させて頂きますね。ご親切に感謝致します。有難うございました。
2014/02/24(Mon) 02:38 | URL | かな | 【編集
かなさん
網目レースの本が日本で入手できたとはすごいですね。

ポルトガルのは目が大きくて大胆です。大きなものもあり、質素でわたしはとても好きです。

よい旅行になりますよう、願っております。
2014/02/26(Wed) 00:13 | URL | spacesis | 【編集
そうなんです。たまたま 行きつけの 日本橋の手芸やさんで 見つけました。1冊しか 入荷してないとのことで 早速購入しました。ポルトガルは美味しそうなものが沢山あり そちらも楽しみです。戻りましたら お話させてくださいね。
2014/02/26(Wed) 23:35 | URL | かな | 【編集
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