2006年7月26日

早期に子供の日本語教育に取り組んだのは、正解だったと思います。
        
海外にいる子供達は、どうしても母親と過ごす時間が多いわけですから、
幼児期から母親が意識的に日本語で話しかけることによって、子供の「
日本語の畑」は耕されていくのではないでしょうか。

「母国語」とはよく言ったもので、幼児期に母親を通して耳にする言語の影響は大変大きいと思います。

これまでのわたしの知っているケースをあげますと、父親が日本人で母親が
外国籍の夫婦の場合、子供が就学年齢に達して日本人学校、もしくは日本語補習校に
入学して来ても、学習上困難が見られ、多くは途中で国語の授業について行くことが
できなくなり、去っていきます。

また、こういうケースもあります。
母親が日本人であっても、現地の言葉を家庭語としている場合、「国語」を
理解していくのは、就学年齢に達してからでは、非常に難しく子供に大きな負担を
強いることになります。
なぜなら、例えば補習校の場合、外国語を習うような一週間に一度の
「楽しいお授業」
では終わらず、必ずや宿題が出され、テストなども行われるからです。

               
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ー続きはここからー

日本人学校、日本語補習校は、日本語を第二外国語として教える場ではありません。
日本の学校と同じカリキュラムを、年間40数回の90分授業でこなしていく
のですから、かなりきついスケジュールです。
        
そして、世界中の小さな補習校は恐らくいずこも同様に、例えば、ひとつの教室で
2年と3年を同時にそれぞれの違った授業を進めると言う、「複式授業」を抱えて
いるのが現実です。
こういう現状で、小学1年生になってから「さぁ、それでは補習校で日本語を教えて
もらいましょう」などと考えるのは非常に甘いことだというのが、わたしの
経験から言えることです。
その時期になって慌てる親御さんが多いのです。
        
こちらにいて、子供の「アイデンティティ」と言う言葉を一時期よく耳にしました。
子供に幼児期から二つの言葉で話しかけることは、その子の「アイデンティティ」が
確立しない、という話なのです。
つまり、わたしの住むポルトガルで言いますと、「ポルトガル人にも日本人にも
なれない」ことになります。

そこで、わたしは少し考えて見ました。
日本人として、ポルトガル人としての一般的な国民性というのはあるかも知れない。
しかし、ポルトガル人の中にも、日本人のわたしからみて、遥かに日本人的な考え方
を持っている人はいます。
逆に、あら?日本人にしては珍しい、と思われるような日本人もいます。

すると、「これだからポルトガル人だ、日本人だ」の「アイデンティティ」はない。
生まれた国が国籍であれば、それが「アイデンティティ」である。
勿論この段階では、わたしは我が子の言語確立について、またそれが及ぼすで
あろう子供のジレンマについては、まだ考えていなかったのですが。

この点は追い追い書いてまいります。

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