2014年9月11日 

名月

中秋の名月もこちらではスーパームーンの名を冠し、ポルトでは闇雲の合間に顔を出してはまた隠れ、それでも美しい姿を見せてくれました。写真は9日午前4時頃の空に見えた月です。わたしのデジカメは夜景や
空を撮影するのに機能がよくないのですが、時に面白い写真ができたりします。

名月

2階になる我がフラットの嬉しいところは、向かいに並ぶ4、5階建てのフラットの最上階の後ろから月が昇ってくるのが眺められることです。満月が向かいから昇りきった夜は、ベランダの窓のカーテンを全開しておくと、かすかに月光が差し込んできます。それを発見した時はちょっと興奮しました。

かすかに、と言うのは表通りの街灯がやたら多く明るいので、その灯りの影響で月光がとらえにくいからです。が、ある夜、偶然暗い部屋の窓から差し込んでいる青白い光を見つけ、それが月光だと分かるには数秒とかかりませんでした。引越しする前の古い家でもそうだったからです。

満月が眺められる夜は、時間があればベランダに座り込んでしばし月の美しさに見とれるのですが、時々、我がネコもやってきます。月を眺めるネコはなかなかに哲学的であります。
時々夫にも「今夜の月はきれいだよ」と声をかけるのですが、「あ、そう。」で終わり(笑) 周囲を見回してみると、どうも月が美しいだの、紅葉がきれいだの、吸い込まれそうな真っ青な空だのと言うのはどうもこちらの人の一般的な感覚ではないようです。

それは、8月最後の日曜日に近所で催される花火の打ち上げについてもいえるのですが、華やかに花火が空にあがっても、ベランダや窓から顔を出して眺めるのはご近所にはわたし以外いません。いくぞ!と大きな音とともに打ち上げられ、夜空に瞬間に散る花火をみては思わず「きれいやなぁ・・・」といつも独りつぶやいています。

さて、話は中秋の名月こと「十五夜」です。この季節、満月を見る毎に思い出されるのが、もう60年位も遡らなければならない、父が地方競馬の騎手で家にいたことがなく、母子3人で弘前下町の祖母の家に大家族の一員として住んでいた子供のころの「十五夜」です。

十五夜なると、毎年決まって祖母が「おはぎ」を作り、季節の果物の梨やりんご、すすきを縁側に置いて、お月様にお供えをしていました。あの頃の記憶をたどり、似たような祖母の家の縁側の画像をネットでさがしてみたら、ありました!

名月
Wikiより

祖母の家もこういう感じで、縁側の前には庭がありそこには小さな池があったと思います。縁側の右手前の建物は台所で、そこには水ポンプ、釜戸がありました。

名月
水ポンプ 
kamado2.jpg
釜戸 (Wikiより)

祖母の家は玄関口を入ると裏の畑まで土間が続き、庭のトイレの、当時は便所と言いましたが、側にはドクダミが植えてありました。ドクダミの強烈な臭いは今でも覚えています。
縁側の画像を探している最中にこんなイラストに出会い、思わず吹き出しました。

名月
Wikiより
服装、方法こそ違え、わたしと妹もおはぎが待ちきれずに、こっそり縁側に行ってつまみ食いせんとするところを、毎度祖母に見つかり、「お月様が先だよ」と言われたことだろうか。チョコレートやケーキなどお目にかかれず、おやつといえば握り飯はいいほう、たいては畑のトマトやキュウリー。そのキューリを縦半分に切って種の部分を取りのぞき、そこに味噌を少しつけたのが、これまた美味しかったのであります。昔ながらの田舎のこの食べ方は我が東京息子が子供の頃好きで、大人になった今でも、わたしが日本に帰国したときは、たまに食卓にのります。

スーパームーンなる名称に比べて、なんとまぁ、かけ離れた、月見にまつわる遠い昔の話でございました。

水ポンプにまつわる子供時代のこんな話があります。よろしかったらどうぞ。
鬼さんこちら、手のなる方へ

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コメント
解体工事を横目で見ながら
隣なのですよ!解体工事。壊すのは早いね。敷地が広いので小型のマンションになるのか?数件の建て売りが建つのか?
子供の頃、汽車で二駅のところにおばあさんの家があり、夏の真っ盛りに「おはぎ」を作るということを聞きつけ、親に内緒で子供用自転車を必死に漕いで食べにいった思い出あります。後で、両親にこっぴどくしかられました。と、喰いじの張った胃袋は今も健在です。
2014/09/12(Fri) 11:08 | URL | セッセとと仕事ちゅう! | 【編集
さすれば、ちゅうさん、
その頃、既に食道楽が芽生えてたってことですねぇv-290

おはぎ、わたしも大すきです。
帰国すれば必ずといっていいくらい、1、2度は買って食べます。

この頃の祖母のおはぎは母が引きつぎ、本当においしかったです。

そう言えば、妹とわたしも多分小学1、2年の頃かな?2人で一里以上もあり田舎の道のりを歩いて、親戚の家へりんごを食べに行ったことを覚えています。

よほど、食べたかったんでしょうね。
子供の足で片道4キロ以上です、砂埃の道をテクテクと(笑)
懐かしい思い出のひとつです。
2014/09/12(Fri) 16:01 | URL | spacesis | 【編集
ワッハッハッ!
食道楽!?姐様と同じくらい、食べることが好きなのですよ。
おはぎ、ちゅうも大好き!和菓子全般大好きです。
田舎のおはぎは、重箱に3個だけと大きな物でした。
それを丸まる1個、平らげたい欲望に借られました。
母も、おばあちゃんも食べさしてはくれなかったけど。
次回は、おはぎのうまい和菓子屋からどっさりと!

2014/09/12(Fri) 16:44 | URL | 忙中一休みちゅう! | 【編集
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