2006年2月28日
コインブラファド

リスボンから特急で北へ2時間、ポルトからだと反対方向の南へ1時間ののところに
あるのが、学生の町コインブラ(Coimbra)です。
人口8万のうちの2割がコインブラ大学の学生だと言われます。
わが亭主の母校でもあります^^

コインブラ大学は13世紀に創立され後世に造られたバロック様式の図書館、チャペル、
セレモニーホールなど、現在もその頃をそのまま目にすることができ、
校舎内に
入ると一瞬中世に迷い込んだかのような錯覚に陥ります。
5月に2週間催される学生祭は,黒マントを身にまとった学生のその独特な趣からして
毎年ニュースになるのです。
そして、このときに聞くことができるのが「学生ファド」であります。

学生ファドはコインブラでしか聞くことができず、またリスボンファドとちがい、
学生祭の時をのぞいてはかなかな聞くことができません。
コインブラのファドは男子学生によってのみ歌われます。
伴奏は前回のリスボンファドと同じく、ギターと12弦のポルトガルギターとで演奏され、
歌い手の男子学生は中世の吟遊詩人のごとく、黒いマントを身にまとって歌います。

この黒いマント、ポルトガル語ではcapa=カパと呼び、実は日本の時代劇に出てくる
渡世人さんがまとった「かっぱからげて三度笠」の「かっぱ」は、これが発祥であります!

わたしはかつて亭主のお供をしてお招きで、コインブラにある古いサンタクルス
教会にてこの学生ファドを聞く機会がありました。
遅い夕食後のほぼ真夜中、煌々と月が照る教会の中庭。
聴衆はみな思い思いの場所に腰をおろして聴いた学生ファドは、静寂さの中、
しんしんと降り注ぐ月光とあいまって、それは素晴らしい歌でありました。
これこそ正にセレナーデ!と思ったものです。

と、ところがです、この学生ファド、一曲が終わっても誰も拍手をしないの!
拍手するすんでのところをわたしは亭主に止められて・・・
拍手どころか、一曲終わるごとにみんないっせいに「せきばらい」をするのです・・・
然り、コインブラの学生ファドには拍手はご法度なのだそうです^^;
拍手のかわりに「せきばらい」すんねんでぇ~。
もしもいつか、機会があってコインブラ・ファドを聴くことがあったら、拍手はしないで
コホンコホンの咳払い
!間違えないでね^^

と、言うことでコインブラの学生ファドでした!

★本日の写真、白黒でなんちゅうレトロw でも、雰囲気出てますヨン^^
 セレナーデが聴こえてきそうです

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