2015年4月18日 

さて、前回の混雑したダウンタウンの話に続きます。

ひと際目立つポルトの象徴、クレリゴス塔を毎水曜日の夕方に通って帰宅するのですが、直ぐ側には近頃、観光客が富に訪れ、その足が絶えない、「Livraria Lello=リブラリア・レロ」こと、レロ書店があります。

何年か前にも拙ブログで案内していますが、今回は新情報を加え、写真満載で再度紹介したいと思います。

レロ書店

レロ書店は「世界で最も美しい本屋」とポルトガルが誇る世界遺産指定になっています。写真のような建物の正面デザインはポルトガル語で「Fachada=ファシャーダ」と呼ばれますが、これが遺産なのです。

1906年にレロ書店として現在地、Rua das Carmalitasに開店。ネオゴチック・スタイルのレロ書店は現在も文学作品や古書など、10万冊の書籍をそろえて営業しています。Carmelitasと言うのはカトリックの一派で18世紀に女子カルメル修道会がこの辺りにあった名残です。

近年、イギリスのガーディアン紙を始め、タイム誌やオーストラリアのロンリー・プラネット出版社などで美しい書店として取り上げています。ファシャーダの上部、両脇にはアール・ヌーボーのイラストが描かれています。向かって右が科学を、左が芸術を象徴しています↓

レロ書店

何度か撮影に足を運んでいるのですが、先ごろ、久しぶりに覗いてみたところ、以前は自由に写真が撮れたのに、今回は店内の撮影時間が制限されていました。フラッシュはもちろん禁止です。

レロ書店

そして、あらら、と思ったのは、「天国への階段」と呼ばれる、一階中央にある赤い階段のところどころが、多くの訪問者に踏まれるため、色ハゲが激しくなっていることです。上の写真を撮るのも人が多くて難儀しました。

レロ書店

この階段、なんとかする必要があります。

長年店で働いている老店員さんいわく、「ツーリストがたくさん来てくれるのだが、誰も本を買ってくれないのだよ」(笑) 時折、日本語でのポルトガル写真集なども置いてありますので、もし、お出かけする機会があるときは、是非一冊、お求めくださるといいですね。とは言うものの、ポルトガルの本は写真集に限らず、重いのが玉にキズ^^; 旅行者には負担になるかもしれませんね。わたしも写真を撮るばかりでは気がひけますので、本を買うようにしています。

赤い階段もさることながら、店内の書棚から天井一面の木彫細工には圧倒されます。
レロ書店

レロ書店

一階書棚のところどころには、ポルトガルを代表する文豪たち、エッサ・デ・ケイロス、カステロ・ブランコなどのモチーフも見られます。

レロ書店
一階子供用書籍コーナー。どことなくノスタルジックな雰囲気がある。

ハリー・ポッターの著者J.K.ローリングが著書を発表する前は、ポルトで英語教師をしていたことは意外と知られていませんが、彼女は、老舗のカフェ「カフェ・マジェスティック(Café Majestic)やこの本屋にも来ていたそうです。著書のホグワーツ魔法学校の一部はレロ書店からインスピレーションを得たとも言われています。

レロ書店

エキセントリックな雰囲気があるレロ書店ならば、なるほどと頷けます。

レロ書店、Pt.2に続きます。

にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ blogram投票ボタン
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
Click for Porto, Portugal Forecast 
ポルトガル ポルトの口コミ
ポルトガル ポルトの口コミ にほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ
にほんブログ村