2015年5月28日 

今朝やっと、目が覚めるのが5時台になった。
これまで毎日、3時、3時半、4時に目覚め、一度目覚めたが最後、もう寝付くことができないタイプなので起床してしまい、このところ仕事がきつかったのだが、ようやく体の時計が日本時間からポルトガル時間にもどったというところだ。

日本滞在から帰って10日ほどの間に悩まされるのは、時差ボケだけではない。食の移行、気分の移行も実は意外と大変で、この間は、がんばって旅行カバンに入れて持ち込んだ日本食を胃に詰め込む。そして、日本をまだ引きずりポルトガルに足をつっこんでいる期間中は、あれこれの思考をしばらく停止するように努める。この期間をわたしは勝手に「空間の落差」と名づけている。

二人の子供たちと共に、2、3年ごとに帰国していた時分は、ポルトに帰るなり、することが山積みだったので、それらをこなすことに追われて「気分の移行」など思いつく暇もなかった。が、これが結構やっかいなことに気づいたのはここ数年のことだ。

子供たちにレンタル携帯でメッセージを送り、池袋の宝くじ売り場前で待ち合わせしよう~、とか、台所に立つ妹が、包丁を持ってまな板の上でトントン野菜を刻む音とか、食卓に並ぶ和食器の優雅さ、舌鼓するうまい酒、など等、これら身近だったものが、わずか22時間で自分の生活から消失してしまう現実を迎える気分は、今、結構堪えたりするのである。

この5月で異国在住37年目に入り、わたしの生活は日本でのよりずっと長くなったが、郷愁の思いはなんだか年々深くなっている。 そして、ポルトを後に日本へ帰国する前より、こちらへ帰ってきてからの方がその思いは後を引いたりしているのだ。

マナコ(ナマコじゃないぞ)、つぶればなぁ・・・・・と言うこの感傷に負けまいぞ!負けん気を起こすのに10日ほどかかるのであった。 spacesis、そろそろポルトで正気にもどりつつあります。

dawn1.jpg
朝方5時の空はほんのりと幻色である。
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