2015年6月14日 

開校から21年間、全力投球して取り組んだ補習校を退いて6年になる。
下記に退職時の記事がある。
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-722.html

途中から同僚になったI氏も2年前に補習校から身を引いたのだが、その彼が、この春、奉仕として向こう1年間、高校生のクラスを持つことになった。 高校生は一人で、その中に父母、一般の日本人の聴講生を受け入れるのをボランティアの条件にしてもらったという。聴講生は結局3人に集まったそうだ。

孫も行くので、と断りを入れるが、孫とは同居しているわけでなし、孫との住まいの距離も片や隣町のガイア市、片やポルトなので、おいそれとは行かないはずだ。 それは彼の周囲への配慮であろうとわたしは思っている。偉い!とこの話を人づてに聞いて思わずわたしは膝をたたき、「がんばってね」と電話を入れたのが3月のことだ。

さて、そのたった一人の高校生が、6月半ばで日本へ一時帰国することになり、二学期が始まる9月まで、補習校での正規の授業がない。そこで、I氏、その時間を父母や一般の日本人に参加してもらい、勉強会に当てようではないかと考え、昨日の土曜日が第一回の勉強会だった。

1時限目は歴史の勉強で、参加者を補習校の父母限定でとの条件を示され、補習校の一室をなんとか貸してもらったようである。2時限目は、一般者も参加できるようにと、11時から学校の近くにあるカフェでの勉強会にしたと言う。初回の議題は「第9条」を中心とする「日本国憲法」だ。

普段はこのような政治的な話をする日本人の知り合いがほとんどわたしの周囲にいない。この手の話題を取り上げるとすれば、友人であり、長年の日本語の生徒でもあるポルトガル人のマリアさんを始め、いずれもポルトガル人の人たちと、夕食時の夫が相手になる。

日本国内でも常々話題になって来、今も国会を賑わせている「憲法」の勉強会である。大いに興味をそそられたのと、I氏を少し応援したいのとで、毎土曜日は10時から1時まで日本語塾の2クラスがあるのだが、「わたしも勉強したい」と、生徒たちと話し合い、3回ほど、スケジュールを変更することにしてもらった。

10時からの授業を9時半から(生徒たちが、げ~~~と言っていたw)。11時からわたしの勉強会出席になるので、塾の2時限目は各クラス交代で休講にしてもらったのである。学生たちは今、学年末試験の時期で、タイピングもちょうど良かった気がする。

興味がないのか、場所移行がよくなかったのかは分からないが、勉強会に集まったのはわたしも含め3人だけであった。その一人が、なんと、補習校時代、長年わたしが受け持ったTちゃんである。現在は二児の母になり、その一人を現在補習校の幼稚園部に送っている。

文藝春秋の対談記事をTちゃんに読んでもらいながら、各章ごとに話し合い意見交換をする。Tちゃんの補習校歴は、当時、高後部の設立を希望したものの、なされなかったので、中学3年を修了しただけですが、文藝春秋を読めるのは立派なものです。

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この勉強会に臨んで、わが子たちの昔の教科書巻末にある「日本国憲法」の全文を今回初めてゆっくり読んでみた。特に「第9条」に関しては、今後国民投票にこぎつける可能性もなきにしもあらずであるから、自分の考えをしかと持っておく必要もあろうかと思う。そのためには、このような勉強の場に足を運び、人の意見にも耳を傾けることは大切なことだ。

1時間半足らずの勉強会では、記事全てを読み、意見交換することはできなかったので、議題は引き続き次回に持ち越されることになった。

このカフェは、わたしの補習校時代には、月に一度、授業が終わった後の3時から6時まで、職員会議として先生たちが集まり、どのようにしたらいい補習校が作れるか、子供たちをどのように指導し教育すべきか、など等、大いに意見を闘わせた場所でもあった。そのような切磋琢磨は人を成長させる。補習校に、それがなくなったのは非常に残念なことである。

かつての生徒と一緒にこんな風に勉強するとは、これまた嬉しいものだ。

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2015/06/28(Sun) 15:13 |  |  | 【編集
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