2015年7月19日 

レロ書店(1)をエントリーに取り上げたのは4月中旬のことでした。↓  
ハリポタのモデルにもなったレロ書店 

レロ書店については、何度か書いているので、ついそのままになっていたのですが、先だってのこと、テレビでその書店のニュースが流され、やはりこうなったかと、頷いたのでした。

ニュースでは、この8月から、レロ書店内部見学には3ユーロの入場料を設定するとのこと。わたしは昔から何度も訪れて写真を撮ってきたのですが、この頃の観光客の多さと店内の傷みが気になっていたのです。 特に「天国への階段」と呼ばれてきた二階ギャラリーに続く赤い階段ですが、今年2月に訪れた時には、ひどい状態になっていました。 ちょっと見比べてみましょう。

これが昔の「天国への階段」
レロ書店

こちらは今年2月に階上ギャラリーから撮ってきたものです。
レロ書店

レロ書店

階段には厚手の真っ赤なリノリウム(かな?)がしっかり敷き詰められているのですが、ご覧のようにあまりの激しい人の出入りで、かなり擦り切れています。人事ながら、これはまずいなぁと思っていました。

日に4000人のツーリストが訪れることもあり、店内は騒然となります。わたしが行ったシーズンオフの2月ですら、カメラアングルに人物が入らないように写真を撮るのが難しいくらいひっきりなしの人でした。

わたしは行くたびに、本や絵葉書を買うようにしてきたのですが、多くのツーリストは観てカメラを向けてそのまま出て行きます。加えて、常に人がいっぱいなので、いつの間にかこれまで本を買い求めてきた固定客が離れていくという深刻な問題が起きてきました。

世界遺産指定とは言え、現在も本屋として営業しているレロ書店です。指定を受けてもユネスコからの補助金、助成金は出ないとあります。では、市、国からはどうなのかというと、その辺は調べているのですが、はっきりしません。

一旦指定を受けると、建物内外の変更はできないと、かつて別件の市遺産指定を受けたお店を訪ねた時に耳にしました。国や地方公共団体に属するものは援助を受けることができるのでしょうが、保有者が個人の場合はどうなるのでしょう。今回の入場料設定を通して、個人物件の文化遺産指定後に起こる問題点も浮き上がってくることを、考えさせられました。

多くの人にその存在を知ってほしいという思いと、レロ書店のように多勢が押し寄せて商売あがったり、では、困ったものです。

それで、前回のエントリー(1)では、訪問時にはガイドブック一冊、絵葉書1セットでも、購入していただきたい、と書いたのですが。

店内で本購入時には書籍代から入場料3ユーロを差し引くようです。また、従来の顧客には1年間有効の10ユーロパスが利用できるとのこと。こちらからも書籍購入した場合には割引になるそうです。

レロ書店
写真は2006年当事にわたしが撮影したもの。二階ギャラリー。

レロ書店 レロ書店

↑一時期にはギャラリーでコーヒー、ポルトワインを注文して一休み、などもできたのですが、今はそれどころではないでしょう^^;

レロ書店
レロ書店のハイライトでもある、天井の明かり取り窓ステンドグラス

レロ書店
「労働の誉れ」とラテン語が見られる書店のロゴ

入場料3ユーロを払ってでも店内を見る価値があるかどうかは、その人次第ですが、パリのギャラリー・ラファイエット百貨店をモデルにしているという建築構造と、J.K.ローリングがホグワーツ魔法学校の着想を得たと言われる物語の世界に迷い込んだような雰囲気のレロ書店、ハリポタファンには興味深いと思います。

わたしも、観光シーズンが落ち着いたら、また、入ってみようと思っています。もちろん、3ユーロ払って^^その価値はあると思っているのです。
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コメント
1494年 トルデシリヤス条約締結の栄光のポルトガル
素晴らしい図書館ですね^_^

ボルトガルが大航海時代の先頭を走っていた時代、1494年、トルデシリヤス条約締結のころ、英華を極めたころが彷彿と脳裏にイメージが湧き上がります。

マルコポーロの「東方見聞録」に記載された黄金の国「Zipang」に憧れ、トスカネリの地球球体説に鼓舞され、
ローマ教皇の後押しもえて、

スペインとポルトガルはバスコ ダ ガマ
、コロンブス、マゼランのジェノバ人たちのスポンサーになり帆船で世界中をかけ巡らせ、領土拡張を重ね、対価としての財貨も掌中にしました^_^
ちなみに、日本の種子島には、1543
年にポルトガル船が漂着、鉄砲の伝来となりましたね。これで、日本の合戦のしかたが長篠、関ヶ原などなど、変わりました。
このころ、ブラジル、ペルーなど中南米が
植民地化されました。つづく^_^
2015/07/20(Mon) 07:43 | URL | やまひろ | 【編集
やまひろさん
エジプトもギリシャもローマもポルトガルスペインも、いずこも「盛者必衰の理」に逆らうことはできないのですね。

大航海時代とは打って変わって、現在のポルトガルは経済危うしです。
でも、ラテン系の性格なのでしょう、慌てふためくことなく^^;

そこがいいところであり、同時に難点なのです(笑)
2015/07/21(Tue) 23:50 | URL | spacesis | 【編集
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