2015年9月6日 

子供に勧めるためにと、子供向けの本はまず自分が手にとって読んでみます。そして、読後、いつの間にか自分の愛読書となり、買い足して手元に置いてある児童文学が何冊かあります。

ざっとあげると、「王さま でかけましょう」「手ぶくろを買いに」「チロヌップのきつね」「100万回生きたねこ」「片足ダチョウのエルフ」「椋鳩十さんの本」など。洋書では「戦火の馬」「Giving Tee」「はっぱのフレディ」「クオレ物語」等がそれです。

数年前まで、日本人の子供たちが土曜日だけ通う補習校で20年ほど講師をしていましたが、「今の子供たちはマンガは読むが、本を読まない。何とか子供たちに読書をして欲しいものだ」と言うのは、いつも先生たちの間で上った話題でした。
しかし、考えてみると、児童文学書と名の付く本は図書室の本棚にたくさん置かれてあるものの、この本は面白いからどう?子供たちにと勧めるには、まず、大人が読む必要があるとわたしは考えました。そこで、自分が読んでみておもしろかった本は、教室で数ページ、朗読してあげ、続きは翌週に、という方法を取り入れました。

子供たちが興味を示す本は、2週目になると、続きが聞ける翌週まで、もう待てないと言いだす子供が出てきます。ここまで来るとシメたものです。本当は漢字にルビが振られていない本をと、大人は欲を出しがちですが、物語がどうなるのか先を早く知りたいという子供には、結局、読めない漢字で興ざめし、放り出すことが多い。ルビつきでいいのです。

そうして教室で朗読した児童文学の中に、「ルドルフとイッパイアッテナ」があります。ルドルフとイッパイアッテナというネコたちの物語なのですが、斉藤洋さんの文章が歯切れよく、物語の展開がはやいのとで、本嫌いな子供が一気に読んでしまい、わたしも親御さんも驚いたという数例がある一冊です。この本は、わたしのお気に入りの一冊でもあります。

book

かつて飼っていた白猫にはこの「イッパイアッテナ」という長たらしい名前をつけたくらいで、我がモイケル娘の気に入りのニャンコでもありました。ただし、物語のイッパイアッテナは白猫ではありません。

mariana
幼いころのモイケル娘とイッパイアッテナ

とある事情で飼い猫から野良猫になったルドルフが一匹の先輩ノラネコに出会います。名前を尋ねると、「オレの名前はいっぱいあってな」とあちこちで呼ばれる名前が違うのだとのを聞いて、「イッパイアッテナ」が名前だとルドルフが勘違いするのです。

さて、前置きが長くなりましたが、人間同様、犬やネコにも、人生、色々あってな、が、本題です。既に当ブログで取り上げた、近所にあるジョアキンおじさんの畑の新顔ネコなのですが、母ネコと4匹の子猫は、毎朝毎晩、エサを運んでるうちに、子猫が2匹になってしまいました。誰かが持って行ったか・・・
こちらのブログ記事→http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-1616.html

ところが、クロネコちゃんが見る間にやせほそり、目ヤニがたくさん出ています。何かの病気を抱えていると思われ、考えたあげく、思い切って有志でノラ犬ノラネコを保護しているボランティア協会へネコちゃんの写真を送り、治療費は手伝えることを付け加え、メールで相談してみました。

neko
新顔のノラちゃん一家。黄色のねこちゃんは可愛いくオスなので、誰かが持っていった可能性大です。

すると、この周囲を担当するボランティアが受け取りに行くので、立ち会ってくれ、との返事です。ネコちゃんを保護するのに、畑の戸を開ける必要があるのです。その日の夕方、ジョアキンおいさんの畑の前で待ち合わせて会ってみると、あら!そのボランティア女性は、去年だったか、偶然、同じ場所で車を止めて、わたしに「やっと、あなたに会うことができた。通りかかるたびに、いったい誰がいつもエサを運んでいるのかと、いつも気になり、会いたいと思っていたのです。」と、話しかけてきた若い女性でした。

黒ネコちゃんを保護し、その後、避妊手術をするために母ネコも保護していきました。この協会は避妊手術は30ユーロ、オスネコは15ユーロで、ボランティア活動の一環として、動物病院と提携して格安で手術を施しているので、常に寄付金を募っています。わたしもいくらか手伝わせていただきました。その後、猫たちの安否をメールで問い合わせると、こんな写真が送られてきました。

neko

母ネコは間もなく避妊手術、子猫はもう少し体力がついてからタイミングを見て避妊手術。母ネコは、引き取り手が現れるのが難しいので、その後、もとのテリトリ、つまりジョアキンおいさんの畑に戻されます。子猫は、そのまま、保護されて人懐っこいので貰い手が現れるのを待つことになります。

保護した猫たちの避難所は、ボランティアの自宅で待機するのだそうです。保護した女性は、ごく普通の勤め人で、ご両親の家が広いので、何個もケージを用意し、こうして一時的に預かっているとのこと。

さて、今、畑には、以前からの住人7、8匹の成猫に混じって、残された一匹のこねこが、写真左のまだら猫ちゃんです。一人残され、母猫といっしょの時にはみられなかったのですが、保身のためでしょう、エサを食べるとき、いっちょまえに先輩の成猫たちに少しうなるようになりました。慣れるまでだとは思うのですが、本能で一人で生きていくことを、目下、学習しているのでしょう。

abrigo_do_gato
保護される前のクロネコちゃんと一緒に。

今、わたしが考えていることは、これから段々雨も降り、寒くなってきますので、畑に避難場所を作れないかな?です。

先日マーケットで見つけた発砲スティールの小さい箱を買ってきて、避難場所としてこんな風にしてみました。これだと、雨が入りませんし、中もあったかいようです。果たして入ってくれるでしょうか?
neko

人同様、ねこ、犬の人生も、いっぱいあってなぁ、と思うのでした。

ついでに、ジョアキンおじさんの畑で、ある日、おじさんが、「ドナ・ユーコ、見せたいものがある。ちょっとこっちへ来てごらん」と招かれて行くと、

neko

か、かわいい!Piupiuだ!(ひよこのこと)子供の時以来、見ていませんでした。喜んで帰ってきたものの、「あれ、もしかして、わたしが猫たちに持っていくエサを、結局食べることになるんでは?」と、なんだか気になったのではありますっけ(笑)
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コメント
ネコにもイッパイアッテナ、ひとにもいろいろアッテナ(^o^)
斎藤洋さんの掲題の絵本のあらすじ、ならびに、貴ブログ2011.3.12《かぁあちゃん、地震起きました》拝読致しました。

読後感想→ 感動した!

最近、「感動した!」の小泉さんの原発廃絶コールが沙汰止みですね。

小泉さんの好きなうたのひとつ「人生いろいろ」は島倉千代子さんがイヤイヤ歌ったにもかかわらず、結果的には大ヒットしました。
作曲 濱口庫之助さん、作詞 中山大三郎さん。

たまたま、小生(^o^)濱口さんからは、大昔 ギリシア船ーマルガリータ号の船上でguitarの弾き語りで「バラが咲いた」を有難く拝聴し、中山さんとは、昔 伊豆の神津島の漁港でたまたま帆船、ヨットが隣りどうしになり、イカのバター焼きをつまみに🍻ビールでエールの交換をした思い出が(^o^)

ある夏の日の思い出でした(^o^)

またまた、関係無さそうな独りよがりな連想が(^o^)
どうも失礼しました(^o^)
2015/09/09(Wed) 16:10 | URL | やまひろ | 【編集
やまひろさん
こんにちは!
「かあちゃん、地震起きました」は、本当に気をもみ心配しました。日本にとって、特に福島の人々にとり、大変な事故でしたね。なかなか復活の兆しが見えてきませんでしたが、今はどうなのでしょうか。
先日は、立ち入り禁止だった地域が開放されたとのニュースをこちらでも読みましたが・・・

やまひろさんのこのコメントで、思い出し、「気をひきしめよ、地震避難用のリュックを再度チェックせよ。枕元に置けよ」と今日、改めて、子供たちに注意を促した次第です。このところ、言うのをわすれていました。

のどもと過ぎれば熱さをわすれるとは、言ったものですね。

あのようなことはもう起きて欲しくないです。

「バラが咲いた」は昔わたしもギター片手によく歌いました^^

「人生いろいろ」は、我が娘も好きだったようで(笑)、それについて、思い出したことがありますので、ブログにて、とりあげてみます。
面白い娘なのですよW
2015/09/10(Thu) 04:23 | URL | spacesis | 【編集
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