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2006年9月4日
風車
★ドン・キホーテを生み出したラ・マンチャにだけこの手の風車はあるのでは
ありません^^ポルトガル・アレンテージュ地方ベージャで見かけました。


日本語のテレビ漫画があるわけでなし、周囲の遊び友達はみなポルトガル人か
英語圏の子供の環境で、日本語の話し言葉が少し頼りないところはあるが、
小学校1年生にあがる頃には、息子は、ひらがな、カタカナ、1年生の漢字、簡単な
足し算引き算は、すでにできるようになっていた。

まさか、日本人子女のための補習校ができるなど予想だにしていなかったので、
わたしは毎日20分ずつ息子とテーブルについて、着々日本語での勉強進めて
きたのである。

補習校に通い始めた息子、注意してみると、どうやら読み書き、日本語での
人の話の理解はできるらしいのだが、自分から日本語で日本の子供たちと同じ
ように話せないことをもてあまし気味になっているようだった。
男の子、女の子の言葉を初めて意識し、戸惑っていたのかも知れない。

元来が陽気で物怖じしない子である、言いたいことが自由に口から出て来ない
そのストレスは日本の子供が海外に来たとき、始めに感じるあの気持ちと似て
いないこともないであろう。     
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ー続きはここからー

しかし、こればかりは慌てても仕方のないこと。
その言葉を話す国での生活経験でもない限り、時間がかかるのだ。
わたしたちはこの難関を、翌年小学校2年生の時に、日本の学校より早めに
始まるポルトガルの学校の夏休みを利用して、日本の小学校に体験入学を
させることで、解決しようと試みた。

この時の経験は別の章で述べるとして、こうして息子は日本語の話言葉、
またイッチョ前の男言葉をある程度クリアできたと思う。
が、完璧を望むのは無理というもの(笑)

父親を おやじと呼んで 15の夏
と言う誰かの俳句を覚えているが、中学生ともなると、日本の男子は母親を
「おふくろ」父親を「おやじ」、「かあさん、とうさん」と呼び始めるものである。
しかし、息子は幼児期からずっと、今でもわたしを「ママ」父親を「パパ」と日本語
では呼んでいる。

補習校、息子15歳、中学3年の時である。
校内では、極力わたしのところへは来ないこと、母親がいるという意識は捨てる
ことを長年言い聞かしてきたのだが、校門外でのことであり、うっかり
「ママ」と大きな声で話しかけて来たその瞬間、
大の仲良しの一歳下の日本人の男子から、
「あ~っはははは。中3になって、ママだとよ~」と笑われたのである^^;

もとより、細かいことは気にしない息子である。
さらりと流し、今もってわたしを「ママ」と呼び続けているのだが、いやいや、
こうした言葉遣いの機微というものは、なかなか難しいところで、教えてやれば
使えるものではない。

ポルトガル語も英語も日本語の「わたし、わたくし、ぼく、おれ、わし」にあたる
一人称の呼び方はただひとつ、「Eu」「I」である。
息子と6歳離れている我が「モイケル娘」、生まれたときから耳にしてきたのは、「ボクの~」「ボクねぇ」の、息子が頻繁に使っていた一人称「ボク」。
補習校小学1年にあがるまで、モイケル娘は当然自分を「ボク」と呼んでいた(笑)

母親のわたしはと言えば、彼女の左利きを矯正しようとして、頑固に反抗された
時のことを踏まえ、日本人の知り合いたちには、
お宅のモイケルちゃん、ボクって言ってるわよ(笑)」と、ご報告いただいても、 
「そうなのよねぇ。面白いでしょ~、あははは」と放って置いた。

普段耳にしない、「わたし」をしつこく子供に強請することは、下手をすると自分の話す言葉に自信を失い、日本語を話さなくなりかねない。
こちらの思惑通り、補習校に入るや、モイケル娘の「ボク」は自然消滅し、
今ではわたしたち家族の懐かしい思い出話になってしまった。

男女同権を振りかざして、公共トイレの男女マークまで変更させられるような
昨今の日本、ひょっとすると、こういう人権同権を叫ぶ声が嵩じて、「ぼく、おれ、おいら」などは、差別用語にならないとも限らない・・・
文章を読んで一目、男性、女性と分かる日本語の機微、女性言葉は
女性本来の持つ美しさや奥ゆかしさ、優しさが伺えてわたしは好きです。

こんなことを書くと、「あなた、認識不足です!」とでも言われるのかしらん^^

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コメント
言葉を言葉で教えるのが、
これほど歯がゆい物かと思う
この頃(^^ゞ

くっつきの「は、を、へ」
ココに落とし穴が・・・ガクッ(-_-;)

夏休みはココに重点を置き、段々と理解してはいるわが子であります。

そして
カッチーーンとする言い回し、
すなわち私の言い回し・・・
反省、ただ反省であります。
忍耐力強化でいきまする(^^ゞ
2006/09/04(Mon) 23:35 | URL | マー | 【編集
助詞ですね。

日本にいるのであれば自然に覚えますよ。
大丈夫大丈夫^^
我が息子など、未だに助詞の使い方を
間違っていたり
しますが、
あまりしつこく注意すると、日本語を使わなくなりそう
なので、注意はたまに、です。

ものの言い方って、不思議と自分では
気がつきませんね。
他人には気を使うのに、家族、特に子供の対しては
ついついゾンザイな言い方になってしまいがち^^;

人が傷つくようなきつい言い回しは罪でもある、と
日ごろ思いながらも、たまにわたしも、特に
娘相手にやってしまったことが何度か
あります^^;

アキ君、それをお父さんにちゃんと教えてくれてるの
でしょう(笑)
かしこいかしこい!

マーさん、これから先、しっかりしないと
そのうち、ギャフン!ですよ~^^
2006/09/05(Tue) 17:23 | URL | spacesis | 【編集
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