2016年2月25日 ジェラ城:ポルトガル版・兵どもが夢の跡

夏の昼下がり、Vez(ヴェス)川を渡り山中に古城を求めて行きました。
10分ほど、田舎の小道を小山の頂上を目指して車で上った目の前に「Paço da Giela(ジェラ城)」が
現れました。

paço da giela

車を手前の広場に駐車し、門をくぐって横手に城の一部を見ながら坂道を少しのぼります。

paço da giela

ジェラ城はゴチック建築マヌエル建築様式で、中世期に建てられた塔のある部分と、17世紀に同じ敷地に増築された貴族の住居の部分とがあります。

paço da giela
ポルトガル北部ではあまり見られない「マヌエル建築の窓」

実は、古城を想像して訪ねたもので、城を見た時は石の色の白さにちょっと面食らったのでした。

paço da giela

城中の写真をご覧の通りまだまだ修繕は続きます。長い間放置されていたのが2009年から修繕建築に入り、少しツーリストに見学させられるところまで来たのが2015年の夏です。

paço da giela

 
一説のよると、この城の前身はポルトガル建国前に既に存在していたとのこと。サンベント駅アズレージュ絵にある「Torneio de Arcos de Valdevez(アルコス・デ・ヴァルデヴェスの戦)は、この山中であろうかと推測されます。

見学はガイド付きですので、その戦はどの辺りであったのか、と質問してみましたら、「はっきりした場所は調査中で未だ不明だが、この周辺であろうと言われる」とのことでした。

paço da giela

城のあたりをグルリ巡ると、視線の向こうにはVez川の流れが見えます。山中のどこかで、建国を巡り馬上の騎士たちの激戦があったと言う思いで眺めわたせば、

夏草や つわものどもが 夢のあと

と、芭蕉の一句を思い浮かべたのでありました。

それにしても修繕されて白過ぎるジェラ城には、その面影もない。下はネットで見つけた廃墟ジェラ城ですが、このままで補強できなかったのかなぁ、と残念な思いです。

城は現在国内の文化財指定を受けています。見学の最後に騎士たちの激戦を描いた3Dが見られます。

サンベント駅のアズレージュ絵ひとつが5パートまで来てしまいました。お付き合いいただき、ありがとうございます。ランキングに参加していますので、よろしかったらどれでもポチッと押していただけたら嬉しいです。


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