2016年2月28日

ポルトガルはイタリアに継ぐ世界第二位の大理石産出国です。
大理石には、白、クリーム色、ピンク、黒、模様入りと模様に種類がありますが、特にエストレモスはエストレモス・ピンクと呼ばれるピンク・マーブルが採掘されることで知られます。国内の大理石の80%がエストレモス近辺で採掘されるとのこと。

大理石

ポルトガル南部アルガルヴェ地方、エストレモスからヴィラ・ヴィソーザへ向かう途中、車内からこんなもの見えました。何かと思い、どんどん近づいて行くと↓

大理石

採掘された大理石が積み上げられた山です。

大理石

下は大理石採掘現場です。(↓写真は本から)

大理石

大理石

ヴィラ・ヴィソーザやエストレモスは小さな町ですがよく気をつけて見ると、どの家のドアの枠、窓枠も、果てはベランダまで大理石仕込みです。

石畳の道も、こんな具合に黒、白、ピンクがかったのと色々な大理石が敷き詰められています。↓
          
大理石

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こちらはヴィラ・ヴィソーザの町の中央の公園ですが、広場の石畳も、置いてある椅子もふんだんに大理石が使われています。

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アレンテージュ地方に限らず、ポルトガルの家庭の台所では、大理石がよく使われています。これまでわたしが住んだ古い二軒の家の台所もそうでした。下は我が家の台所の敷居と調理台ですが、やはり模様入りの大理石になっています。

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昔、わが義母が言っておりましたが、直接、大理石台の上でケーキやパンの生地を練ったり伸ばしたりすると美味しくできるのだそうで、義母はよくしていました。
ポルトガルはその昔、アフリカやインド、ブラジルにも大理石を輸出していました。また、リスボンの川沿いに並ぶジェロニモス修道院やべレンの塔、バターリャやアルコバッサの修道院等に使われた大理石もここから運ばれています。
   
大理石は温かみがあります。その輝きは、大理石の内部で反射を繰り返す光の一部が表面に出るからだそうです。
さて、アレンテージュ地方エストレモスの大理石について、ちょっと興味のあるお話を。あまり自慢のできることでもないのですが、しかし、人物とその人が建てたものとを切り離して考えていただくとして。

ハンムラビ王が制覇したユーフラテス川に栄えたバビロン(現在のイラク)は、メソポタミアの古代都市として知られます。ネブカドネザル王が、2500年の昔に后のために建てたのが、バビロンの空中庭園を持つバビロニア宮殿ですが、現在は遺跡の残るのみ。

1982年、600もの部屋を持っていたこのバビロニア宮殿に似せて遺跡の横に大統領宮殿を建築しようとしたのが、サダム・フセインでした。宮殿に使われた大理石は、アレンテージュ地方エストレモスから運ばれたと言われます。

それではまた。

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