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2006年9月10日
ブックレット
★写真は古い日記帳とかれこれ40年ほど前のものになる、押し葉。

今日は息抜きに過去話を引っ張りだして来ました。

自身はそれに染まりませんでしたが、20歳の頃の大阪京橋時代、まわりには
上に素人と名のつく、演出家、役者、シナリオライター、作家志望と、演劇関係の
知り合いがたくさんいました。
そしてわたしはその中で、いつのまにか、これまた上にへんちくりんなものが
ついて「自由人yuちゃん」で呼ばれていたのです(笑)
どこが自由人か、と問いますと、常識の枠にとらわれないで行動するからだそうで、
褒められているのか呆れられているのか。複雑なとこではありました^^;

わたしは素人劇団の何のお役目も担っていないのに、その仲間からはあちこちと
引っ張りまわされ、出来上がったばかりのシナリオを読まされたり。
団長はかつて「劇団四季」に籍を置いたことがあるという人で、彼ら、サマセット・
モームの作品のみ手がける劇団だったのですが、そのお芝居を観にいったりして、
一応仲間に入っていました。
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ー続きはここからー

その中に、ただ一人、プロダクションには属していないものの、中川君という素人では
ない役者(!)がおりまして、これが顔がデカイもので、現代劇より時代劇で
よく映えるのですね。

案の定、彼は京都四条にある南座で、よく歌舞伎公演での役回りをしていたのでして。
なに、役回りといってもはしっぱの役(笑)

これが、ある日浮かぬ顔をして現れまして、
「舞台でドジッた。トップの役者さんにこってりしぼられてん」
何をしたかと言いますと、
出番の寸前にどうにも我慢ができなくなってトイレに行った。
そしたら、出番の合図が聞こえたので慌てて舞台に飛び出して行ったのだ。

出てしまってからハッと気がついたのが、足に履いてる「便所」と書いてある
スリッパ!(爆)
おまけに、手に持ってなきゃならないはずの十手をトイレに置いてきてしまって、
御用だ!御用だ! 」と突き出す手には、十手なし・・・
周りの小役人の役を演じている人らの後ろに後ろにと隠れて誤魔化そうとしたが、
そんなもん、ロケじゃあるまいし本番なんやから、どうやって誤魔化すのよ(笑)

これを聞いたときには、気の毒よりも大爆笑が起こってしまって、我らは抱腹絶倒。

役者さんの世界って、NGがたくさんあるでしょ?あれ、爆笑ものが多いですね。
ただし、劇場での本番は、やり直しがきかない。
困りますよね。
中川君によると、立派な役者さんも時には失敗するのだそうで、そういうときは、
舞台が終わった後に、役者さんからはちゃんと陳謝として、全員に何がしかが
配られるのだそうです(笑)

あれから30年ほども経つというのに、今思い出しても、「便所」と書かれた
スリッパを履いて、「御用だ、御用だ!」と空の手を突き出し、にっちもさっちも
行かなくなっている彼の姿を思い浮かべると、あっはっはと笑わずには
いられないわたしです。

中川君、どうしているでしょう^^
中川君からもらったヅラをつけたサイン入りのブロマイド、どこへ行って
しまったかなぁ^^

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