2016年7月6日 

一ヶ月になろうとしている。 千葉に住む我がモイケル娘が、道端に倒れている瀕死の猫を見捨てることができず、獣医に運び、家に連れ帰ってから。

モイケル娘とは週に2、3度スカイプを通じて話しているのが、その話を聞いて正直なところ、「アチャー、またか」と思ってしまった。何しろ、もちろんペット可のアパートではあるが、娘にはすでに3匹も愛猫がいるところに、である。(5匹ではありません、それはポルトの我が家のことで^^;)

これが、ある意味、自ら厄介を背負うことにあるのでありまして。ま、そういうことに出くわしたら、わたしも同じことをしたであろうから、「放っておけばよかったのに」とは、とても言えないところである。

獣医によると、このネコちゃん、推定年齢4、5歳、他の病気もあるだろうが、脱水状態、餓死寸前だったとのことだ。ガリガリにやせ細り、四肢を動かすこともできず、横になったままなのだそうな。なんとかエサをあげようとすると、「シャッ、シャッ!」と威嚇だけは根性出してするようで、このことからしてノラ猫ちゃんであろうと判断。

しかし、まだ入浴させるわけには行かず、ポルトのように何部屋かあるわけじゃなし、先住猫にノミ、ダニがうつらないように、しばらくは隔離する必要がある。が、2部屋しかない、同居者がいるアパートである。3週間ほど、ケージに入れてベランダに置くことになったのだが・・・・

保護したい気持ちは分かりすぎるくらい分かるものの、手足がまったく動かない状態なので、世話がいる。
が、本人は日中仕事で家を空けるのである。更に、しょっちゅう残業があり、帰宅時間も遅くなったりする。その点が気になる上に、もうひとつ、6月も半ばを過ぎると暑くなり、ベランダに置くのは、例え日陰を作ってあげたとしても、病気の猫にとっては、それも命取りになったりするのである。

帰宅して、自分の3匹猫の面倒を見、ノラ猫ちゃんを獣医まで点滴に連れて行き、云々の環境では猫ちゃんの回復も娘の生活もしんどいものになろう。そこで、お金はかかるが入院させる方を勧めてみた。その方が猫にとっても娘にとってもいいはずだ。

ボランティアや動物愛護協会など、あちこちにあたってみたが、健常体の猫ならいざ知らず、この手のノラ猫には、どこも手を貸してはくれないようだ。挙句にひどい人となると、「一度拾ったんだから、最後まで面倒をみるべき。それができないなら、最初から拾うな」なんてことをのたまうのもいたりするらしいので、わたしもそんな話を読んだり聞いたりすると、怒り顔になり、
「そんなら、ボランティア、愛護協会などの名前を返上してくれぃ。自分の環境では非常に難しいと知っていながら、何とか助けたいという気持ちが、ノラ猫ちゃんを拾うのだよ。アメリカの動物愛護協会のボランティアたちを見よ、ポルトガルのボランティアもすごいぞ。」
と、ついつい悪たれ口を叩きたくなるのである。

となると、自分がするしかない。結果が目に見えているから、保健所へは連れて行かない。紙おむつや、シートを用意して世話をしていたモイケル娘だったが、「これは回復するかどうか分からないよ。するとしても何ヶ月もかかる」との獣医の診断で、一週間ほど前に、とうとうノラ猫ちゃんを入院させた。「おっかさんからのお祝い金が、飛んでいくかも・・・」と言いながら。

実は娘がノラ猫ちゃんを連れて行った獣医さん、年配でクリニックそのものはパッとしないらしいのだが、「入院費はいらない。治療費と食費だけでいい。」と言ってくれたそうな。
貧乏娘がなんとか助けたいとの必死な姿に、同情してくれたのだろうか。こんな同情なら、何はともあれ、猫ちゃんのためになるのだから、いくらでも欲しいところで、本当にあり難い。

アメリカやポルトガルの動物保護ボランティアは、獣医と連携しているので、それがかなりのサポートになっており、ひいてはノラ猫、ノラ犬たちの救助につながっているのだが、日本の現状はどうなのだろうか。

下はモイケル娘が保護したノラちゃん。保護して一週間、やっと前足だけ少し動かせるようになったころ。

norachan1-2.jpg
がんばって元気になるんだよ。

というので、今日のエントリー「子猫を抱いて Pt.2」とあるからには、Pt.1があるのであって。以下、その過去記事です。


小猫を抱いてPt.1

この春先の帰国時に(2007年5月)、東京から下関へ引っ越したモイケル娘のアパートを訪ねた二日目のことです。

まだ時差ボケが残っていたのと、新幹線と言えども東京から下関までの長旅で疲れていたのがあって、娘の携帯電話が鳴るまで、二人ともぐっすり寝入っていました。見ると朝9時をすっかり回っていました。

携帯電話で話していたモイケル、「はい、じゃ、すぐ行きます。」と切るではないか。
「どこから?」とわたし。
「保健所から。小猫ちゃんが入ったんだって。10時まで行かないとすぐ処分されるって」

そう言うなり顔も洗わずジーンズに足を突っ込み、セーターをひっかけ、小猫を入れる布袋を引っさげて自転車で保健所を目指し慌てて出て行きました。なんだか胸騒ぎがするおっかさん・・・

彼女のブログでは、捨て猫ちゃんがいないかと探して神社まで行ったら、猫はおらず、代わりに神社にはたくさんの雄鶏が捨てられてた、と書いてあったの思い出し、前日の久しぶりの親子の話題でも、ネットで里親を探している
人にも連絡をとったことがある、保健所にも出向いたけど、その時にはネコはいなかったと話していたモイケル娘です。 あぁぁ、とうとうネコちゃんを・・・と気をもみながら帰ってくるのを待っていました。

そして、ただいまとドアが開き、見ると、なんとまぁ~~、彼女の抱いてる布袋の中身、ひゃ~~~!か、かわゆい小猫が二匹も!

tamemikan2007_1.jpg
連れてきたばかりの二匹。

おい!ど、どないするのよ、二匹も^^;聞くと、
「おっかさん、二匹も持ってくるとは自分でも思ってみなかった。けど、保健所に着いてみると三匹いたんだ・・・・それで、一匹だけ選ぶのはとてもできなくて、結局自分ができる範囲内の二匹を連れてきた。わたしの後に男性が一人いたから、もしかしてその人が残りの一匹をもらってくれるかもしれないと期待して・・・」

モイケルよ、よくぞやった!とこれがポルトなら誉めてつかわす。けど、大丈夫? えさ代もかかるし、予防接種とか、トイレの砂とか色々物要りになるのだよ?少ない仕送りからそれを捻出しなければならないのだぞ・・・

あ!そういえば、アパートに入った時にすぐ目についた、床から6、70cmの部屋中の壁、水色のナイロンシートで覆われていたのでしたっけ・・・あれはネコの爪とぎ防御の準備か~~~!

呆れながらも今更返して来いとも言えず・・・見ると、おいおいモイちゃん、こりゃツガイではないか^^;知らんぞぉ~~!

しかし、小猫を抱いてしまったが最後、おっかさんももうダメです^^;可愛いったらないのです。

保健所では一ヶ月未満の小猫は、まだ母ネコの乳で育てるのだ持って行ってはいけないのだそうですが、その二匹はどう見ても一ヶ月はたっていない、目がろくに開いていないからです。

下関に着いて二日目は、モイケル娘のアパート整理云々より、まず小猫の粉ミルクと毛布を探して走ること始まったのでした。

neko
   
さて、元来が動物好きなわたし、モイケル娘と同じことに遭遇したら二匹どころか、おそらく後先も考えずに三匹とも連れてきたことでしょう。そうやって、結果的には、一時の感情で行動を起こし自分を後で窮地に追い込むようなことになるのですが、ことネコに関してはいくつになっても冷静に見る大人になりきれないところがあります。

そのDNAをしっかり受け継いでいると思われるモイケル娘とおっかさん、子猫用の高い粉ミルクを買い、まだ自分で器から飲むことも知らない小猫たちに、人間の赤ちゃん用の哺乳瓶で3時間置きに授乳する羽目になったのでありました。

これがなかなか大変な作業でした^^;小猫たちが哺乳瓶の乳首を受け入れようとしないのです。下関の娘のアパートに滞在した10日間は、こんなこともずっとし続けていたのでした。

わたしが下関を去るころには「みかんちゃん」「ためごろー」とようやく名前も付けられ、

neko

2007mikan_1.jpg
こんなあどけない顔をどうして無視できましょう。

今では元気いっぱいにアパートを走り回り、こんな風になりました。

2007tame-1.jpg
タメことタメゴロー

neko
手前がみかんちゃん、ひっついているのが後の養子のチビ。(2011年)


neko
タメの現在。だらけすぎだ・・・・

今日はひたすらネコの話でございました。 ではまた!
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コメント
前半はイーブン
バングラの悲劇、英ーEU離脱、小池の乱
、色々ございますが只今は無心で2016ユーロサッカー後半観戦中(^O^)ネコロンデ(^O^)
2016/07/07(Thu) 05:00 | URL | ポルトガルvsアイルランド、UEFA EU 2016. | 【編集
ポルトガルー勝利(^O^)
試合終了(^O^)なるほど、ロナウド(^O^)
2016/07/07(Thu) 05:54 | URL | やまひろ | 【編集
Re: ポルトガルー勝利(^O^)
対ウエールズ戦、先ほどまで、我が家もみていました。
いよいよ決勝戦進出です。

街のあちこちで国旗がはためいていますよ^^
2016/07/07(Thu) 06:52 | URL | spacesis | 【編集
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