2016年7月10日 

日本は参院選、こちらは夜8時からポルトガル対フランスUEFA決勝戦の今日です。
当方は6月下旬にリスボン日本大使館にて、既に投票を済ませていますが、みなさまはいかに。

さて、今日はしばらく前に入ってきたポルトの新しいカフェと併せてポルトガルのコーヒーの話です。

カフェと言えばポルトガルでは「エスプレッソ」である。
かつてのポルトガルの植民地、ブラジル、アフリカのアンゴラ、モサンビークなどは有数のコーヒー豆の産地であり、現在でもこれらの国から多くのコーヒー豆が輸入されているのだが、ポルトガルのコーヒー文化は意外と知られていない。

ポルトガルで知られるコーヒー豆は、SICAL, Cristina, Delta, Buondi, Nicolaなどがあるが、中でも40年以上の創業歴を持つDelta社はNo.1と思われる。Delta社はコーヒー販売と同時にカフェも展開している。そのひとつがポルト、ブリャォン市場側の「Cafe Delta Q」。

Cafe_Deltaq

コーヒーマシーンやパックされたコーヒーの粉、カプセルコーヒーも売られている。
Cafe_Deltaq

店内

Cafe_Deltaq

Cafe_Deltaq

Cafe Delta Qのカフェことエスプレッソ。
Cafe_Deltaq

カフェを飲む目的で入ったので気づかなかったのだが、ふと手に取ったドリンクスのメニューに少なからず驚いた。
Cafe_Deltaq
なんと、普通のポルトガルのカフェでは見かけない飲み物がたくさんあるではないか。ポルトガル人にはあまり人気がないであろうが、エスプレッソが苦手な人もこれなら入れるというもの。次回はわたしもこれらメニューにある飲み物を試してみようと思っている。

もう少し、ポルトガルのカフェの話、お付き合いいただきたい。

同じポルトガルでもリスボンとポルトではエスプレッソの呼び名が違う。リスボンではBICA=ビカ、ポルトではsimbalino=スィンバリーノ、もしくは単にCAFEと注文する。

ポルトのsimbalinoはイタリアのエスプレッソを作るコーヒーマシーンのメーカー名、「La Cimbali」から来る。
また、リスボンのBICAもエスプレッソを作る機械の蛇口を言う。
   
しかし、BICAには面白い説がある。昔、リスボンの街のダウンタウンにあるカフェで、エスプレッソが出始め
たころ、その苦さに慣れていなかった客は、これまで親しんできたコーヒーの味と違うため、文句を言い出した。

そこで店主は言った。
「Beba isso com açucar!=砂糖をいれてそれを飲め」。
(ベバ イッソ コン アスーカル)

以後、BICAと呼ばれるようになったと言うホンマかいなと思われる冗談のような説ではある。

上記写真にあるようにエスプレッソは普通カップ半分くらいで出される。なみなみと欲しい場合は、「cafe cheio=カップいっぱい」と頼めばいい。値段は同じである。

ポルトガルのカフェはエスプレッソだけではない。 例をあげると次のようなものがある。

Pingo(ピンゴ。ポルトを含む北部での呼び名) ミルクが少し入った甘いコーヒー。

garoto.jpg

リスボンではPingoをGaroto(ガロート)と呼ぶ。garotoはポルトガル語で小僧、子どもの意味で、強いエスプレッソを飲むのにまだ時期尚早であるからして、小僧はこれを飲んどけ、というのでできたらしい。デミタスカップで出される。

Meia de Leite(メイア・デ・レイテ。半分ミルクの意味) コーヒーとミルクの比率が同じ。カップはエスプレッソのより大き目。

meialeite.jpg

Galão(ガラォン) 
galao.jpg

エスプレッソとあわ立てたミルクで作られる。ミルクの割合が多い。量も多く通常はガラスコップで出される。熱いので写真のように取っ手が付いてくるが、そうでない場合もある。

これがポルトガルのコーヒー類の主な種類だが、ポルトガルでは一般家庭でも食後のコーヒーはエスプレッソ。わざわざカフェまで出かけず、エスプレッソマシーンを買い、カプセルで楽しむ人も多おい。

maquina_cafe1.jpg

しょっちゅう使うわけではないが、我が家のエスプレッソ・マシーン。
下は気に入っているデミタスカップ。
cafe2_2016.jpg

また、下のようなクラシックなコーヒー沸かし器もよく使われる。
コーヒー薀蓄

上下二つの部分に分かれている。下は水が入り、上部には挽いたコーヒーの粉を入れるサイフォンがついている。このまま火にかけると、沸騰したお湯が下から上に上り、コーヒーが溜まる。我が東京息子はこれをポルトからもって行った。

こんなおしゃれなコーヒーマシンもある。
cafemachine_2016.jpg
これに興味ある方はご一報を。

余談だが、コーヒーの呼び名からもお分かりかと思うが、リスボンとポルトで呼び名が違うものは他にもいくつかある。生ビールもそのひとつ。

ポルトではCerveja pressao=セヴェージャ・プレサォン(pressaoは圧縮の意)、あるいはfino=フィーノ(細い、上品な、の意味がある)、リスボンではimperial=インペリアル(ビール工場の名前)と注文する。

ものの名前からして分かるように、ポルトとリスボンはなにかとライバル意識がちらつくのが面白い。

では、本日はこれにて!

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コメント
ユーロ2016
ポルトガル強い(^O^)
2016/07/11(Mon) 06:33 | URL | やまひろ | 【編集
ビールにワインにコーヒーに、おっとデザートもね。
仕事として現場の人たちの日常的な昼食、時に夕食を過ごせたのは、ある意味、観光目的では味わえない有意義なモノでした。

あーーーーー!
現実逃避して飛んでいきたい(笑)

初めての昼食でのコーヒーは衝撃的でした(@_@
2016/07/12(Tue) 00:37 | URL | マー | 【編集
やまひろさん
ヨーロッパ選手権で初優勝です!
国民が喜んで舞い上がっていますよ^^

これが何かの活力になるといいですね。
2016/07/12(Tue) 19:48 | URL | spacesis | 【編集
マーさん
こちらへのコメント、ありがとうございます!

現実逃避して飛んでらっしゃい^^
今は昔と違い、格安切符が600€以下で出てますよ^^
2016/07/12(Tue) 19:54 | URL | spacesis | 【編集
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