2016年10月22日 

歩くことが好きなわたしですが、日本語教室が忙しくて、ポルトの街を散策する機会がめっきり減ったこの2年ほどです。

しかし、このまま忙しいだけではいけないと思い、今年度、この秋からは思い切ってスケジュールを変えてみました。これまで、金曜日は時に三つの日本語授業に加え、Dias先生とのポルトガル語レッスンがありました。夜は翌日土曜日の図書館での授業準備と、キリキリ舞いする毎金曜日でした。

これをポルトガル語レッスンを火曜日の午後に移し、金曜日は午前中に二つの日本語のみにしてみました。こうすることで、金曜日の午後が自由に使えるというわけです。

本当を言うと、これまでのようにメトロ駅の側に車が駐車できたら、まだ街の散策にも出やすかったのですが、2年ほど前から、いつ行っても場所が空いておらず、一度などはうっかり停めたところが、メトロ職員の駐車するところだったというので、罰金を払わされる羽目になったのです。

我が家の近くからバス路線もあるのですが、忙しい身、とてもバスで行き来するわけには行かない、というのも、ついつい街を散策する機会が減ったことの理由でもあります。

それで、いつも利用していたメトロ駅をまず変えて、車も駅の近くの有料パーキング場に入れることにしました。駐車する場所を苦労して探すのや罰金を科せられるのよりも気が楽です。

さて、図書館での授業の準備も前日に終わらせた昨日の午後、車はサン・ジュアン病院駅の側に乗り捨て、久しぶりに街を歩いてきました。

サン・ベント駅で降り、地上へ出たところが、まぁ、旅行シーズンは終わったはずなのにツーリストのなんと多いこと!そして、しばらく来ないうちに、ツーリスト相手のオープンカフェがやたら増えていました。

ポルト
 
数年前までは、こんな時期にはほとんどなかった光景です。それと、いつのまにやら、昔11月の寒いときに訪れたコペンハーゲンでよく見かけたことがある野外暖房器具、パテオヒーターと言うのでしょうか、それがあちこちで出ているのに気づきました。

う~む、と思いながら、サン・ベント駅から続く「花通り」こと「Rua das Flores」を通り、サン・ドミンゴス広場(Laogo de São Domingos)に出ると、あらら?この辺りも様子が随分変わっていました。

おいおい、これじゃオープンカフェが多すぎで、ポルトの趣が失われてるではないかいな?市長を呼べ市長を!なぁんてことは勿論申しませんが、昔のポルトの街を知っているわたしとしては、あまりの様変わりに、正直言って違和感を覚えたのであります。

ポルト

上のブティックができたあたりまでは、この区域もまだよかったのだが。
(ブティックはこちらにて案内→ 「ベルエポックスタイルのカフェ

そして、広場の角っこにある肉屋さん~、と思ってあるべき場所に目を向けると、あれ?ない?@@ 肉屋は跡形もなく消え、そこに陣取っているのはモダンなカフェ。

ポルト

この広場を中心とするかなり拾い一帯は13世紀頃にゴチック建築の「サン・ドミンゴス修道院」があった所です。広場の名前もそれから来ています。故に広場には修道院の建物の痕跡や石の紋章(ポルトガル語でbrasão=ブラザォンと言う)が今でも見られるのです。ここにあった肉屋が気に入っていたのは、入り口の上部にその紋章の一つがあったからで、ミスマッチがなんとも面白いなぁと思っていたのでした。

ポルト

紋章が取り払われなかったというだけでも、満足だと捉えるべきか。してみると、広場に面した興味深いアズレージュで覆われた文具店も、外装はそのままにしてはいるが、いつの間にかホテルと化していました。ガビ~ン、ではあります。

ポルト
サン・ドミンゴス広場

数年でのこの様変わりを目の当たりにした昨日、幾度となく写真に撮ってきた街並みではあるが、ポルトの魅力をこれまで伝えてきた古い物たちが消し去られる前にと、わたしはもう一度この周辺をゆっくり歩いてデジカメを向けることにしたのでした。

次回は、変わり行くポルトのシリーズの一編として、この周辺を案内したいと思います。

上述の文具店についてはこちらの記事にてどぞ→「サン・ドミンス広場の面白い文具屋さん

本日はこれにて。

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