2016年10月26日 

年に少なくとも一度は夫と二人して血液検査を受けています。

出されたデータを見てもわたしはちんぷんかんぷんですが、夫は数値を見ては、血圧が上がってるだのカルシウムやビタミンDが足りないだのと言っては、補給の錠剤を用意してくれます。

これが有難いんだかシチめんどくさいんだか。薬を飲むことにかけては怠け者のわたしです。ポルトガルのお年寄りたちを観察して、実に多くの人が色々な錠剤を食前食事中に飲むのを見ては、「あれじゃ、薬でお腹一杯になるわい。自分はあんな風にはしたくない。体調が悪いときは、できれば薬を服用せず自然治癒に頼りたい」との考えも影響するのだろうと思います。

しかし、もしかしたら、これは日本にいたときの自分がお年寄りを観察したことがなく気づかなかっただけで、日本でも同じことが言えるのかも知れません。

さて、夫が気にして「これは、朝食前に、これは夕食中に、こっちは月に一度に」と出してくれても、いつの間にその言に従わず飲んだり飲まなかったりして、叱られているのが現状です。

「最近、全く飲んでないだろ?病気があるからではなくて予防のためなんだ」と言うので、午前中の日本語教室がなかった今朝は、夫に引っ張られてダウンタウンの血液検査クリニックへ今年2度目の検査にいってきました。

12時からは日本語授業があるので、朝8時半頃に車でダウンタウンに向かいました。ラッシュ時も終わる頃だとは言え、道はまだまだ込んでいましたが、店舗が10時から始まるダウンタウンはこれから迎える賑やかな時間前の静かなひと時を装っており、ダウンタウンの通りも秋たけなわの感深く。

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検査のため朝食抜きで行きましたから、終わってからいつものカフェでカフェオレとバタートーストを注文。「二人とも完全に仕事を退いたら、こうしてのんびりカフェでの朝食もいいねぇ」などと、話しながら、座った窓際の席から向かいのカペラに目が行きました。

ず~っと昔から見慣れてきたカペラなのに、実は一度も入ったことがなかったのです。見ると、入り口は開いており日課としているのでしょうか何人かが入っては出て行きます。検査は思ったよりもずっと早く終わったことだし、昼までには十分な余裕があり、「ちょっと入ってみようか」と、今日は仕事が午後しか入れていない夫が言います。

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ダウンタウンのフラデロス礼拝堂(Capela de Fradelos)。後ろに見える緑の建物は、円形の立体駐車場です。ファサードに見られる青タイルのアズレージュ絵は、ジョルジュ・コラソ(サン・ベント駅構内の青タイル壁画の作者の手によるものです。

名の由来は礼拝堂が建築された19世紀終わりに、近辺を流れていたフラデロス川からくるとのこと。内装のアズレージュ模様「山に三つの星」を一目見て、「カルメリタ(カトリックのカルメル修道会)のシンボルだと分かりました。

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当時の古い写真

1887年、ローマ教皇レオ13世に謁見しカルメル会入会の特別許可を懇請する14歳のテレーザ。この時の願いは若すぎるということで諭されますが、2年後にカルメル会に入会し24歳で他界し、後に聖人とされます。マザーテレサはこのリジューのテレサから洗礼名を選んだと言われます。

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壁一面の青タイルが美しい。

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礼拝堂出掛けて入り口のシンプルなステンドグラスの色彩が壁に美しく影を落としているのに、ハッとさせられました。格別宗教に属さないわたしですが、血液検査時のチクリとした痛みも忘れ、礼拝堂で朝の小さな喜びを手にした清々しい思いを抱いて我が家へと帰ったのでした。

なんか今朝は得した気分だったな^^

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