2017年7月27日 

眠りにつく前の30分ほどは読書するのが習慣です。活字に目を落とさずに寝入るなど、めったにないことで、下手をすると本に引き込まれて30分ほどが1、2時間に及んでしまい、翌日しんどい思いをする羽目に陥ることもままあります。

が、目下手元に、夢中になるほどの本がないもので、ちょっと趣味じゃないかもなぁ、と思いながらも友人が貸してくれた本などを読んでいるのですが、その中の一冊が斉藤茂太さんの「老いは楽しい」。

こうタイトルを書いて、やっぱり自分の趣味じゃないぞと確信した(笑) 例え期待したような結果が出なかったとしても自分で考えて物事を決め進むわたしは、 「~なあなたに贈る」などのようなアドヴァイス的な読み物は、どうも性に合わないのであります。

が、どんな本にも学ぶことはあるものです。惰性で読んでいくうち(モタ先生、まことに失礼!)、「ぬぬ?」と思う箇所にぶつかりました。「妻のお陰で自分がどれだけ助けられいるか」の箇所なのです。

モタ先生は、「家内のきつい言葉をメモし、家内の名前を冠した美智子語録なるものを編纂している。読み返してみるともっともだと納得したり自分のために言っているのだ。助けられたと感謝することがしばしばである。」と書いておられます。

例えば、「字は楷書で書いてください。他の人が読めないわ」
「何度お願いしても切手を乱暴に貼るのね。私なら手紙を捨ててしまうわ」など、第三者が読んだら他愛ないことに思われるのですが、この美智子語録の中に、こんな一文がありました。

「冬去りにけり、は、冬が来た、という意味です」

え?え?ちょっと待って!「去る」って「よそへ行く」とか「時間が過ぎる」とか「なくなる」とかの意味でありましょう?これじゃ、まるきり反対の意味ではないの?そろそろ本を閉じて眠ろうかと思い始めていた矢先のこの一文にすっかり目が覚めてしまいやんした。

こうなると、わたしの場合、よし、明日調べてみようと言う事にはならず、気になって眠ろうと思っても眠れないのであります。やおら起き出して、辞書を引くことに相成りました。

「去りにけり」は古文ですが、現代も遣われる思うので、まず2冊の現代国語辞典で確認します。対義語は「来る」とあり、意味は上にわたしが書いものです。

わたしは一年ほど前から日本語の生徒の一人と「ねずさんの日本の心で読み解く百人一首」という本を読んでいるのですが、教えるなどトンでもないことで、授業の準備をすることで生徒と一緒に学んでいると言うほうが正しい。

歌の意味も去ることながら歴史背景が分かる解説が面白い上に、見たこともない漢字や語彙にたくさん出会い、近頃は古語辞典を引くこと度々なのです。

そこで、いざ、古語辞典を!と引いてみますと、「離れる、退く」の他に、なんと「その季節や時期になる」と見つけた!がーーーん!こ、これはまた意外な・・・

古典を学んだ人は知っているのだろうけれど、わたしにして見れば、眠っている夫をこんな意味があったんよ!と揺さぶり起こしてつたえたい衝動にかられた大発見なのでした。

と言うので、本日は「夏去りにけり」と早速新知識を遣わしていただき、ポルトを写真でご紹介いたします。

ポルト
ドン・ルイス1世橋を渡るメトロ。

旧市街を走るCarmo(カルモ)教会行きの路電22番。後ろに見えるのはイルデフォンソ教会
ポルト

アズレージュ絵で被われたニコラウ・ナゾニ作のIldefonso(イルデフォンソ)教会
ポルト


本日も読んでいただきありがとうございました。
よろしかったらランキングクリックをお願いいたします。

にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ blogram投票ボタン
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
Click for Porto, Portugal Forecast 
ポルトガル ポルトの口コミ
ポルトガル ポルトの口コミ にほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ
にほんブログ村