FC2ブログ
2017年8月23日 

息子が帰った。

夕べのうちに小さな旅行カバンは準備が終わっており、今朝7時に起きて、自分で朝食のベーコンエッグを作っていた。

我が家からは空港まで車で30分足らず。時間に余裕があり、朝食後、最後の最後までお気に入りのネコのゴローをからかって、なんと言うか、そういうところは幾つになっても変わらず、今では呆れを通り越してプッと噴き出してますが、見送って帰宅後、抜け殻のようになっております。

こういう寂しさは、わたしの場合、じわ~っとやって参り、言葉で表現するのはなかなかに大変なのです。

古い日記にこんなことを書いています。

―それにしても家の中の静かなこと・・・
モイケル娘(息子)がいる、寝ていると分かっての静寂と、もうおらんのだ、帰ったのだ、の静寂は
大違い。

「お~い、いつまで寝とんのよ~」「ちょっとくらい部屋整理して!」
「整理のコツ!使ったものはすぐもとあった場所に戻す!」
「テーブルセッティング、早よ、せ~」
「パソコン、まだか~」

こんな取るに足らない小言を言う相手がいないというのは、ほんま、わびし^^;この寂しさは、4匹の愛猫相手で間に合うもんではありません。

夕べから「あ~あ、つまんない」を連発して、夫に「だから言わんこっちゃない。日本に送り出すからだ」と言われては、表面は「フン!」、内面は「しゅん・・・」

お掃除のおばさんが来て、もぬけの殻になった娘や息子の部屋を見て、「あらら、もう日本へ行ってしまったのですね」の言葉には、おっかさん、うかつにも落涙するとこだったぜ^^;―



モイケル娘が一時帰国した2006年の日記にこうあります。ポルトの我が家を離れて娘は13年、息子は8年になりますが、子どもたちが日本へ帰った後の抜け殻感にはどんなに月日が経っても慣れるものではありません。

が、愚痴はこれにて終わりでござんす。

さて、この時に帰省したモイケル娘の言った言葉で、印象深い言葉がひとつありました。

「おっかさんと親父、性格の違いじゃなくて、文化の違いもあるんだねぇ。一緒に住んでいた時は気づかなかったけれど、2年ぶりに来て見て分かった。」

うほほほほ。あんた、ちょっとは大人になったじゃない(笑)惚れたはれたの間は見えないのだけれど、これが一緒に暮らすとなると、国籍の違う者同士、どうしても文化の衝突はある。

いえね、わたしたち、派手なやりあいはしないけれども、個人的な些細なことがきっかけで終いには、

「日本のこんなところは、よく目にしたよ。そういうところは、ああだらこうだら」
「なによ、ポルトガルだってこういうところがあるじゃない!」
と、日本対ポルトガルの国同士の言い合いに高じることは、時々ある(笑)

個人の趣向の違いももちろん、出てきます。例えば、音楽を聴くとき。わたしはボリュームを大きくして、音楽を満喫したい方。片や、夫は、かなり低いボリュームを好みます。わたしから言わせると、「そんなんじゃ、その音楽のよさがわからんじゃん!」です。

息子や娘があきれる「バター戦争」もそうです。夫は固いバターを、うす~くナイフで抉り取り、パンにつける。片やわたしは、「それなら、冷蔵庫の外に出しておけばいいじゃない。固いバターは、バターそのものを食ってるみたいでイヤ!」(もちろん、夏は別です)

それで、どさくさにまぎれて外に出して置くと、「バターを冷蔵庫に入れておくべし」と、夫。
毎日食べるバターです、冷蔵庫外に置いたとて、夏は別にしてイタンデしまうところまで行く以前に食べてなくなってしまうのです。(←わたしの言い分)

要は、彼は固バタ党、わたしはソフトバタ党。んじゃ、今日からバターは二つにすれば?こっちの箱にはyukoと書いて外、冷蔵庫に入れるなよ~。そっちの箱にはCarlos!これでどうよ!」とまぁ、こんな具合で(笑)

子供たちはそういう親のヘンチクリンなやりあいを見てきており、恐らく「なんでこうなるのか?」と思っていたことでしょう^^;

ま、二人が、それも育った国柄が違う人間がひとつ屋根の下で生活するとなれば、多かれ少なかれ大げさな文化の衝突はあるわけで、その環境の違いというバックグラウンドを越えて、ある程度譲り合わないとうまくできない。

モイケル娘がそういうところに目が届くようになったのは、やは、日本の生活を通して自分も少なからず経験するところがあったからに違いありません。

息子も娘もちっとは大人になったと思うのであります。

本日も読んでいただきありがとうございます。
ランキングクリックで応援をお願いできますか?



関連記事
にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村
コメント
三つ子の魂百まで、なんて言いますが、小さい時の習慣というのは いつまでも残っていますね。で国が違ったら習慣の違いも大きいです。

相方は若い頃にマクロビオティックに興味を持ってたり 日本に滞在したこともあるから日本食が好きですが、それでも「豆腐には味がない。」なんて言います。!5522
あの微妙な味がわからないんですよね。

気になるのが家の内と外の感覚が違うことです。
一応 家の中では室内は気に履き替えるけど、そのままテラスに出たり、靴を履いたまま忘れ物を取りに居間に行ったり、、、私としては ギャー!と叫びたくなることが よくあります。笑

まぁ 仕方ないのかな?ですね。
2017/08/26(Sat) 05:44 | URL | TOMOEDA Keiko | 【編集
Keikoさん
あはは。確かに豆腐にははっきりした味がないように思います。それで、色々薬味を使うことになるのでしょうね。

うちはテラスは室内の一部と考えて、履物をはきかえることはありませんよ。

息子が子どもの時に日本の妹宅に滞在したとき、いったい何度、外から帰ったときにそのまま土足であがったことか!

今では笑い話ですが。
9年前に娘と共同生活を東京でするために日本へ行った時にも、娘いわく、始めは、うっかり土足で部屋にあがってたと言ってました。

ついた習慣はなかなかぬけないのでしょうね^^

いつもコメントをありがとうございます。
2017/08/26(Sat) 22:15 | URL | spacesis | 【編集
お久しぶり(^。^)
サイギ サイギに全く関係ないコメント致しました(^。^)(^。^)(^。^)ユウチュウブご覧あれ(^。^)(^。^)
2017/08/27(Sun) 09:03 | URL | やまひろ | 【編集
やまひろさん
お久しぶりです。

みてみます^^
2017/08/27(Sun) 15:06 | URL | spacesis | 【編集
現在、更新ができない状態ですので、下記までどうぞ。

http://blog.goo.ne.jp/spacesisporto
2017/08/27(Sun) 19:21 | URL | お知らせ | 【編集
解雇 蚕 回顧 懐古
だいじょんぶだぁ

神仏が呆けさせてくれます。

心臓の塩梅が不調で度々
死にかけて御座候。

時々ポチだけに参上!
おちばりやんせぇ m(__)m あん
2017/09/01(Fri) 03:14 | URL | sukatan serenade | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
Click for Porto, Portugal Forecast 
ポルトガル ポルトの口コミ
ポルトガル ポルトの口コミ