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2017年12月25日 

拙ブログで何度か取り上げてきた「世界でもっとも美しい本屋」とポルトが誇るレロ書店、一時期ポルトに住んで英語教師をしていたハリー・ポッターの著者J.K.ローリングが通った書店でもあり、ホグワーツ魔法学校の着想をレロ書店の内装から得たと言われます。

今でこそ入場料を払いますが、わたしがちょこちょこ覗きに行ってブログや雑誌で紹介し始めた2005年頃は人も少なく、もちろん入場料など必要ありませんでした。ゆっくり店内の彫刻模様を楽しみ、思うように写真を撮ることも許可されました。階上には小さなテーブルと椅子がさりげなく置かれて、注文すればそこでコーヒーを飲むことができた落ち着いた雰囲気でした。

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2017年12月23日撮影

今は連日おせよおせよの人の列で、とても入る気にならないのが正直なところです。いい噂が広まり観光客が押し寄せるということは、もともとあった雰囲気が損なわれる面もあるので、シントラのレガレイラの森も含め、穴場であったところをこうしてブログ等で紹介していながら、実は複雑な気持ちになるのも事実です。

わたしのそういう気持ちはさて置き、このレロ書店、2018年1月13日で創立112年になるのを記念して、12月24日から店頭で宝くじを販売し始めました。

一枚5ユーロの宝くじ販売については、レロ書店のこんなストーリーがあるのです
Fachada(ファシャーダ=建物の正面入り口のこと)の説明についてはブログ最後で案内するレロ書店の記事を読んでいただくとして、入り口の上には建物の番地144の数字が書かれてあり、そのすぐ下には「Livraria Chardron(リブラリア シャルドゥロン」とあるのが見えます。

19世紀半ば、まだ、レロ書店が無かったころですが、フランス人アーネスト・シャルドゥロン(Ernesto Chardron)は、いつかは自分の店を持ちたいという夢を持つモレ書店(Livraria Moré)の店員でした。

1869年のこと、シャルドゥロンは宝くじに当たるのです。この賞金で彼は、クレリゴス通りに自分の名前を冠したシャルドゥロン書店を建て、出版者ともなり、ポルトガル北部出身の著名な小説家、カミ―ロ・カステロ・ブランコ(Camilo Castelo Branco)やエッサ・デ・ケイロス(Eça de Queiroz)の初版作品を取り扱いました。

しかし、シャルドゥロンが45歳で亡くなった後、レロ兄弟が書店を買い取り、1919年に現在の場所にレロ書店として建築しました。シャルドゥロンに敬意を表してレロ書店はファシャーダにその名前を刻んだのです。

このようなシャルドゥロンと宝くじのいきさつがあり、今回レロ書店はリスボンサンタ・カーザ慈善団体と協力して、宝くじを店頭で販売するにいたりました。

抽選は2018年1月29日、一等は6万ユーロ(約780万円)!先週土曜日に夫と出かけ、買ってきましたぞ!

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当ったらどうしよう~~。もしも当たったら、シャルドゥロン氏に倣い、わたしも書店を建てようか!日本語に関する本や、日本の小説、雑誌、辞書、そして、もちろん日本語でのマンガなど日本専門書店がいい!そして、二階は日本語教室にしよう。もちろん、今同様、格安です^^ 

と、取らぬたぬきの皮算用(笑) いいではないですか。年末新年の期間、しばしの夢でございますれば。

下記では、レロ書店を案内しています。
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-1610.html

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コメント
NHKと宝くじ
spacesisさん

前回更新されたNHK=Nihongo wo Hanasu Kai
お・も・し・ろーーい

spacesisさんの宝くじ
祈!2等当選!
(気の弱いとまとは←ほんまかいな!?)
1等が当たるに越したことはないとは思うんだけど
なんだかこ・わ・い・・ので2等がいいと
思います
社長より副社長、部長より副部長 へんな例えですがどんなジャンルでも
1番より2番の方がいいと思ってる
気が強そうであれれ本当はちょっと情けないとまとさんなのです
兎に角
spacesisさんに2等が当たってYUKOの本屋さんができますよーーに!

私はサマージャンボと年末ジャンボを買っています
買うときはいつも売り子さんに『当たり券ください』って言うのですが
スルーされてばかりですwww
2等が当たったら少しを私に 残りを均等に弟、息子たち、義兄(夫の兄)にプレゼントしたいと思っています

ほげとま

2017/12/29(Fri) 02:21 | URL | ほげほげとまと | 【編集
ほげとまさん
Livraria YUKO(Livraria=書店)ですねv-290

それだけの資金があったら、若い日本語の生徒たちに日本での勉強が、あるいはなにか研修ができるように、奨学金制度も作りたいです。

と、見る夢は大きく。

人を使う立場より使われる立場の方が性に合っているわたしは、ほげとまさんの社長より副社長がいい、と言うの、分かります。

高い地位には必ず大きな社会的責任が伴い、それを考えると胃が痛くなり出世ができないタイプです。

年末ジャンボの幸運を祈ってます!
2017/12/29(Fri) 05:52 | URL | spacesis | 【編集
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