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2018年1月15日

海外に住むようになって気づいたことのひとつに、日本人の臭覚は敏感だというのがある。

日本では街を歩いていても、はっきりと気づかないような香水、オーデコロンのつけ方をするように思う。ところが、ポルトガルではすれ違いざまに強烈な香りを放つのに何度も出会っている。

わたしの香水に対する持論は、病院、レストラン、学校、混雑する電車を利用する場合はつけないこと、である。が、こちらにはそんなことに構わない人がたくさんいて、閉口することに度々で出会っているのである。

もっと身近な例を取り上げると、わたしの住むフラットは4階建てで8世帯のコンドミニアムなのだが、週に一度、建物内の階段を掃除する人がいる。2年前までは、我が家に通っていたお掃除のベルミラおばさんがこの仕事も請け負っていて、清掃には爽やかな香りのする洗剤を使用していた。

ところが、ベルミラおばさんが事情で来られなくなり、新しく若い人に頼むことになった。これが甘い強い香りの洗剤を使い始め、わたしは室内にいてもその匂いがするもので、それには辟易。

そんなときに一歩自分の家のドアを開けるや、階段から匂いが立ち上がっているような錯覚すらして、自分の髪にその匂いが染み付くもので、「掃除係の人に洗剤を替えてもらえないか」と夫に苦情を言ったことがある。

夫は、少し強いが自分はあまり気にならないというのであった。しかし、匂いが気になり始めると限界がある。係りにそれとなく話してもしばらくは洗剤を替えてくれないので、わたしはこっそり掃除用具置いてある納戸の洗剤を替えて置いたものだ。

そんなことが何度か続き、近頃はやっとなんとかわたしが我慢できるくらいの匂いの洗剤が階段掃除に使われている。
さて、今どうしたものかと思案しているのだが、これも匂いに関すること。わたしはヘアケア類にPantene(パンテーン)を長年使用してきたのだが、昨年夏あたりから、新製品としてPRO-Vシリーズが売り出され、旧製品は全てマーケットの棚から引き払われた。
ところが、この新製品の甘くてかなり強い匂いがどうもいけない。何度か使ってみた結果、洗髪中も髪をドライした後も匂いが鼻についてダメなのである。

そこで、他社のものを色々試してみたが、匂いは気にならないが髪はゴワゴワだというのがほとんどで、パンテーンには他社のは太刀打ちできないのだということを知った次第。

そんな訳でわたしの髪はボロボロ状態が現状である。

強い匂いにはわたしだけでなく他のアレルギーを持つ人もいるだろうに、新製品一色にせず、旧製品、もしくは無臭に近い製品も製造して消費者が選択できるようにして欲しいものだと思い、今回生まれて初めて「クレームメール」如きを書いたのであります。

「長年使用した来たのに、新製品の匂いが気になりもう使えません。残念です。将来、あまり強い匂いがしない旧製品のような洗髪類が売り出されるプランはないのでしょうか。」というようなメールです。すぐ来た返信には「そのようなプランは今のところない。アレルギーを引き起こしたりしませんでしたか」とあった。

ネットで検索してみると、他にもわたしのように匂いが強すぎるとの意見はあるようだが、すぐに変革は望めそうもない。

困ったなぁ。じゃ、いっそのこと、洗髪時は洗濯ばさみで鼻をつまんでやるか。いやいや、それだって、洗った後、髪に匂いがつかないわけではないので、同じじゃないか。他社の製品とミックスしてみるか・・・色々思案中なのであります。

モイケル娘曰く、日本から送ってあげようか?嬉しいんだけど、シャンプーは日用品だからねぇ、そんな訳にも行かないよ。というので、以前あげた香りに関する過去記事もこちらに再掲いたします。以下。

2009年2月20日「使わないのに捨てられないもの」

この2月で母の7回忌を迎えたのだが、若い頃から親の気持ちも思わずに、あっちへふらふら、こっちへふらふらさすらってきた親不孝のわたしは、今回も7回忌に帰国できなかった。

戒名もお経も要らないからといっていた母、最後は棺をたくさんの花で囲み、好きだったタンゴ音楽を流した葬儀になったが、それなら仏教式の7回忌とやらも、きっと「まぁ、いいから」と許してもらえるだろうと、これはわたしの勝手解釈、帰国できなかった言い訳ではある。

中学時代に1年間同居して大阪の学校に通わせてもらった(この時のエピソードはこちら→「急行日本海」)母の妹、横浜の叔母も4年ほど前に亡くなったのだが、彼女は遺言で樹木葬を望み、今は岩手県一関の山奥に眠っている。

その叔母には娘がいなかったので遺品の整理と後始末を叔父に頼まれたのだが、わたしと妹が遺品整理ができたのは、叔母が亡くなって2年後であった。何しろ当時は教育費が大きくておいそれとすぐには帰国できなかったわたしである。

専業主婦だった叔母は、身の回りにあるものはいつも整然と整理しており、一つ買ったら一つ捨てる、もしくは人にあげるというような事を実行した人で、遺品を整理しにいったわたしと妹は正直、舌を巻いたものである。叔母の遺品整理は1日で終わった。

それに比べると我が母ときたら(笑)、特に衣類があるわあるわ。「おばあちゃん、いつのまにこんなのを買ってたのよ?」と同居していた妹が首をかしげるような、まだ一度も袖を通したことがないと思われる着物や新品の帯までが何枚か箪笥の中からでてきたのだった。

着物を着る人がめっきり少なくなり、特に母のような年寄り柄のものは貰い手に困り、紋付を除いては泣く泣く捨てることになったのだが、それ以外にもガラクタまがいのものがたくさんあって、もちろん、見
覚えのある品々は「あ、これ!」と言いながら、姉妹二人、思い出話に花を咲かせながらの遺品整理は随分と時間がかかった。

その時わたしは思ったものである。
叔母のように遺品整理があっさり終わるのも楽だけれどなんだか少し寂しい気がする、物足りない気がする。かといって母のようでは、残されたものが、例えば遠い外国から整理にかけつけなければならないなどとなると、これはかなり困るのではないか?

かくして近頃のわたしは、衣類、食器類、布類など、今持っているもので使わないものは、ふんぎりをつけて少しずつ人にあげるなり捨てるなりしようと時間をみては整理しているだが、中に、もう決して使うことはないと知りながら、どうしても人に譲れない、捨てられないものがいくつかある。

そのひとつがこれだ↓

石の花
=キャロンの香水「石の花」(Fleul de Rocaille)とオーデコロン

石の花

お金もないのに大人の女性の香りに憧れて、20代に初めて身にまとった香水はゲランの「ミツコ」の香りだった。香水「ミツコ」を知ったのは、当時読んだ「クーデンホーフ・光子伝」がきっかけである。

クーデンホーフ光子とは、明治時代に日本に赴任していたオーストリアの外交員クーデンホーフ伯爵と結婚しヨーロッパに渡り、夫の死後もオーストリアに残り7人の子を育てながら、当時のヨーロッパ社交界で「黒髪の伯爵夫人」として知られた日本女性だ。ゲラン社の香水「ミツコ」は彼女の名前からとの由来もある。

しかし、「ミツコ」の香りは若かったわたしには強すぎた。それは成熟した女性の香りで20代やそこらの女が身に付ける香りではないと知った。背伸びはいけない(笑)

「石の花」もロシア民話の同名の物語を知って香水の存在を知ったのだが、この香りは気に入り、以来わたしのコロンも香水もこれ一本で来た。が、ポルトガルに住んでから気がついたことがあり、香水に対するわたしの考えは変わった。

何がというと、香水はつける人は気にならないのだが、周囲の人には意外と気になったりすることがあるということだ。込んだ電車の中、レストラン、スーパーマーケット内、はたまた病院と、香水もT.P.O.を考えないと、時にははた迷惑になる。

ポルトガルでわたしが驚いたことのひとつは、病院へ見舞いに行く人が香水をつけていったりすることである。また、匂いに敏感なわたしは、スーパーマーケットですれ違い際に嗅ぐ強い香りが、いつまでも鼻について、しきりに気になることがよくある。

ポルトガルの女性は、老いも若きも香りを思い切り使うのが好きな人が多いようだ。

こういう訳で、わたしはコロンも香水も使うのを止めて久しい。香水の寿命は開封もので約1年、保存状態がいいと3年、未開封でうまく保存すると10年持つという人もいる。

が、写真にあるわたしの「石の花」は、ポルト近郊に住むブラジル人の友人がパリ旅行をした折に買ってきてもらったもので、10年どころか実は20数年になる代物で、この間、ずっとわたしの下着類が入っている箪笥の奥に眠ってきた。

箪笥を整理するたびに、取り出しては眺め、「今年は捨てようか?」と思いながらも、箱と香水びんの持つ素朴な可愛らしさに負けて、結局また箱に戻し箪笥にしまいこむ。

「石の花」はポルトガルの市場ではなかなか見つからないということも手伝って、賞味期限がすっかり切れてしまい、使うことはないのに、その名の響きに魅惑され捨てられないのである。

本日もありがとうございます。
では、また。
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コメント
ブルガリ(^_-)
小生は、歯科や外出の前にブルガリホワメン、をshirtにひと吹き(^_-)
移り香が付着した方々、御免やっしゃ〜(^_-)、加齢臭よりはましかな(^_-)かな(^_-)どうかな(^_-)
2018/01/16(Tue) 08:41 | URL | やまひろ | 【編集
やまひろさん
まぁまぁ、シュ~ッと一吹きならいいのではないですか?v-290
2018/01/17(Wed) 03:59 | URL | spacesis | 【編集
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