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2018年3月16日 

今日は日本語教室の話です。

今年1月末の土曜日に実施された漢字検定試験に同僚のOちゃんとわたしの日本語教室からは11人の受験生を送りましたが、結果が出ました。

10級と9級ですが、ほぼ全員が95%正解で合格しました。学業とバイトで自宅学習の時間がとれないと言う生徒が一人いましたが、こちらもかなりしつこく受験の指導をしました。彼の合否が気になっていたのですが、合格通知にこちらも一安心しました。

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10、9級は日本で言う小学校1、2年の漢字ですが、週に一回、80分の授業で文法と漢字も指導しますので、会社勤めをする生徒にとっては家での学習も望まれ、決して楽なことではありません。それでも日本語を習うからには10、9級の漢字240字を、できれば440字の8級を合格して欲しいと思っています。

8級の漢字習得には個人レッスン、グループレッスン共に週に一回の授業で2年はかけますが、漢字に余り興味をもたない生徒にとっては苦しみとなりますから、8級受験は義務付けません。

わたしの日本語教室からは過去に漢検2級を90%台の正解で合格した優秀な生徒がいましたが、8級以上となると、講師の指導云々より本人の学習次第だと思っています。現在、8級と7級の学習に挑戦している60代後半の生徒が二人いますが、時に若い人たちにその話を聞かせてはハッパをかけたりします。

いずれにしろ、合格通知というのは何にしろ嬉しく、またモチベーションも上がるというものですね。

さて、Oちゃんの教室は除き、わたしのはグループ、個人とをあわせて30人ほどのちいさな日本語教室になりますが、この春から二人の特待生を受け入れました。 もともと、図書館の日本語コースは「時間はあるけれどお金がない」と言う若い人たちのために開講したゆえ、授業料は安く設定しているのですが、仕事に就きたくても就けずにいる若者もいます。そこで、特待生となりました。

一人は元Oちゃんの、もう一人は元わたしの生徒でした。諸事情があってどうしても日本語学習を続けられなかったOちゃんの生徒さんは、最近勉強できそうな環境になったと判断し招待しました。

元わたしの生徒はこちらでの仕事を辞めて、ワーキングホリデイ・ビザで1年間静岡の工場でバイトをし、日本に滞在していました。日本で働きたいと切望したのですが、就労ビザ取得ができず、がっかりしてポルトに帰ってきました。

大卒でない彼が日本で就労ビザを得るのはとても難しいようです。国が定めてあることなので文句の言いようがありませんが、それじゃぁ、日本で職に就いているたくさんの外国人、特にアジア系外国人はみんな大卒なのかと彼が問いたくなる気持ちも理解できます。

こちらでワーキングホリデイ・ビザ取得のために、わたしは少し手助けをしましたが、彼が新たに別進路を見つけるまで、日本語学習を続けてみて欲しいという思いで、今、わたしができることはコースへの招待であろうと。

特待生とは優秀な生徒への待遇のようですが、我が教室は、日本語を勉強したいという意欲に重点を置き、優秀うんぬんはあまりいといません。経済的困難で進学を諦めざるをえなかった自分の体験を思うと、できる範囲内で手助けできないかと考えた結果がこれなのです。

そんな訳で、ただ今の中級クラスは総勢14人の賑やかな授業になり、教えるわたしも楽しんでいるのです。

本日も読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。
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