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2018年6月14日 

今日から一ヶ月にかけてロシアで開催される第21回FIFA ワールドカップ、東ヨーロッパではロシアが始めての開催地だそうです。

ポルトガルはグループBでまずはスペイン、モロッコ、イランと、日本はグループHで、ガルコロンビアポーランド、セネガルと対戦することになります。

ポルトガルは明日15日にスペインとぶつかりますが、激しい試合が予想されます。日本の初試合は24日、相手はセネガルです。

そこで、今日は国の象徴であるポルトガル国旗を紹介します。

bandeira-de-portugal.jpg
2018年ワールドカップ、ポルトガルチーム。Wikiより

ポルトガル語で国旗はBandeira(=バンデイラ)と言います。現在の国旗は、ポルトガルが王政から共和国になった後の、1911年6月に制定されました。

濃い緑と赤の比率は緑が五分の二、赤が残り五分の三を占めます。赤は、ポルトガル民族に流れる血、勇気、頑張り、喜びを表し、緑は海と希望の色、また、戦いに於いてポルトガルに勝利を与えた栄誉ある色として選ばれました。

中央には、ドン・マヌエル一世がポルトガルの大航海時代の象徴として選んだ大きな地球儀を据えてあります。真ん中の五つの盾は、「オウリッケの戦い」で破った5人のイスラム王を表し、この印を「quinas(キーナス)」と呼びます。ポルトガルサッカーチームの名前「equipa das quinas(キーナスチーム)」は、これに由来します。

背景の白は平和を、五つの青い盾は、ドン・アフォンソ・エンリッケによるオーリッケでの戦いの戦果、五人のムール人(アラブ人)王を表します。(註:イベリア半島の大半はアラブ人によって占領されていた)
   
盾に中の五つの白い星は、この戦いに勝利するためにドン・アフォンソ・エンリッケを加護するキリストの五つの苦痛(十字架刑に処せられた時に受けた五箇所の傷)を表します。

キーナスの周りの七つの黄色いcastelo=城は、ドン・アフォンソ三世によってアラブ人から取り戻された七つの城です。

ポルトガル国旗には、遠い昔のイスラム教徒から国土を奪回(reconquista=レコンキスタ)し、世界に誇る華やかな大航海時代の栄華を経て王政から共和国成立という壮大な歴史を垣間見ることができます。
   
いずこの国もそうであるように、ポルトガルもこれらの歴史はきれいごとであるはずはなく、共和国になった時点で王家の紋章であるquinas盾など取り払ってしまうこともできたことでしょう。それをしなかったところに、ポルトガル人の国民性をわたしは感じます。

一国の歴史は、遥か古代からの積上げがあり延々と鎖のように繋がっているのです。民族はそれらの歴史を受け継ぎ、連綿とつながったところに民族があると思います。

どこの国にも負の歴史があり、国旗を変え、国歌を変えたところで、それらの歴史が帳消しになることはあり得ません。国の歴史を厳かに受け止め未来に進んで行くべきだと言うのが、国旗国歌に対するわたしの考えです。

海外にいると、自分の国の国旗、国歌、「日本」に対して国内に住んでいた時以上に、「わたしの国」「わたしが生まれ育った国」と言う思いをわたしは抱きます。因みにわたしは両国の国旗を持っています。

worldcup1.jpg
最後にポルトガル・チームのユニフォームをば。Wikiより

右にあるのが、キーナス、左には金色のナイキのロゴ。ユニフォームはナイキの製作。7はもちろんロナウドです。

2016年のUEFAヨーロッパカップではフランスを破り、見事優勝したポルトガルチーム、ロシアの空に国旗が掲げられ、国歌が会場に流れることを期待している人は多いでしょう。ポルトガルチームも日本チームも健闘せよ!

Portugal-Hero.jpg
Wikiより

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